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1月24日(第2回)


12月の第1回に続き、第2回のオンラインユースキャンプを実施いたしました。


第1部ではMIE WOMENS RUGBY FOOTBALL CLUB PEARLSのチームマネージャーを務める伊藤絵美さん、小学校教員で世田谷レディースの選手の安田栄基さん、BRAVE LOUVE 所属・日本協会公認女子A級レフリーの高橋真弓さんをパネリストにお迎えし、パネルトークを行いました。


3名とも選手・スタッフ・レフリーと様々に立場を変えながらも長くラグビーに携わる女性たちです。大学卒業後にラグビーと運命の出会いを果たした伊藤さん、唯一の女子部員としてラグビー部で頑張っていた安田さん、中学・高校はバスケットボール部に所属しながらクラブチームでラグビーも続けた高橋さん、様々な角度からお話を伺うことができました。参加する選手たちが共感できる話が多く、終了後のフリートークの際は、選手からたくさんの質問が寄せらせていました。


第2部は日本体育大学の須永美歌子先生による『女性アスリートなら知っておきたい体のこと』の講義でした。月経を中心とした女性アスリートのコンディションに関する内容を学びました。12月開催の第1回より参加人数が少なかったこともあり、参加者と講師で意見交換をする場面もありました。選手、指導者がそれぞれの考えを知ることができる、貴重な機会となりました。


第3部では、選手はパネリストと須永先生が待つブレイクアウトルーム(オンライン上の小部屋)を訪れ、パネルトークや講義に関する質問などを中心にフリートークを行いました。現在の活動環境のこと、将来の進路について、様々な質問に対し、パネリストはもちろん、他の選手がアドバイスを送る場面もあり、とても盛り上がっていました。


別のグループでは、指導者が集まり宮崎善幸さん(女子15人制パフォーマンスディレクター)を中心に「女子選手へのコーチング」について講義を行いました。「女子選手特有の指導方法はあるのか?」という議題からディスカッションがスタートし、「トレーニング方法の違い」「接し方の違い」など、様々な切り口で意見交換を行いました。


参加者の皆様、ありがとうございました。オンラインキャンプの開催はあと2回です。基本的には同じ内容で実施しますが、パネリストは変更になる可能性もあります。オンラインだからこそ、地域を超えて新たな仲間とつながるチャンスです。現在も参加者を募集しておりますので、興味のある方は、次回以降、ぜひご参加ください。




12月19日(第1回)


毎年、女子ユース世代におけるラグビーの普及育成を目的とし、全国各地で実施しているユースキャンプですが、本年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、初めてオンラインで開催いたしました。


「ラグビーの魅力」と「女子選手に特有の課題」をテーマに、

①ラグビーに携わる女性たちによるトークセッション

②全国の女子選手同士が意見交換するグループトーク

③女子アスリートのコンディショニングに関する専門家による講義

と、盛りだくさんの内容で行いました。


はじめのトークセッションでは、現在女子ラグビーチームMIE WOMENS RUGBY FOOTBALL CLUB PEARLSで運営に携わる伊藤絵美さん、トップレフリーとして活躍する高橋真弓さん、3人のお子さんを育てながら現在も選手としてプレーし続ける三好はるえさん、それぞれ異なる立場でラグビーに携わり続けている3名の女性たちから熱いお話を聞くことができました。


続くグループトークでは、選手のみで3、4名の小グループに分かれ、ラグビーに関する情報交換、悩みの共有、お互いへのアドバイスをしました。トークセッションに登場したパネリストやセブンズ女子ユースアカデミーのコーチたちもグループを訪問し、選手たちの意見に耳を傾けました。


同じタイミングで、ご参加くださった指導者の皆さんを対象に「女子選手のコーチング」の講義を行いました。講師は2011年から長く女子代表の指導にあたっている宮﨑善幸(女子15人制代表パフォーマンスディレクター)が務めました。


その後休憩を挟み、最後に早稲田大学の亀本佳世子先生から「女子選手なら知っておきたい体のこと」のご講義をいただきました。月経をはじめとする女性の体について、スポーツをする中でどのように付き合っていくと良いか、保護者、指導者は何に気をつける必要があるのか、正しい理解を得る良い機会となりました。


2時間の長いセッションとなりましたが、約60名の方にご参加いただき、充実した時間となりました。第2回は1月24日の開催です。次回も女子高校生選手とその保護者、女子に関わる指導者であればどなたでもご参加いただけます。今回日程などが合わず参加できなかった方も、次回ぜひご参加ください。