公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長:土田雅人、東京都港区)は、「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2025」の実施概要について、お知らせいたします。
今大会では、競争力の高い試合数を増やし、よりエキサイティングな大会とするために、総合順位の決定方法が前大会までの決定方法から変更となります。前大会までは、各大会での最終順位に基づいたポイント合計数によってシリーズの総合順位を決定しておりましたが、今大会からは、第3戦までのポイント合計数上位8チームによる総合順位決定トーナメントを最終戦で実施して、シリーズのチャンピオンを決定いたします。また本大会に出場しないチームの試合数および昇格可能性の幅を広げるために、最終戦では翌年の大会への昇格・降格を決定する入替戦を実施いたします。
「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2025」は、まず5月5日(月・祝)~6日(火・祝)にJAPAN BASE(福岡県)にてチャレンジャートーナメントを実施し、来年の昇格をかけて入替戦に出場する4チームを決定します。その後に開幕する本戦は、6月21日(土)~22日(日)の第1戦熊谷大会(埼玉県)に始まり、第2戦の北九州大会(福岡県)、第3戦の花園大会(大阪府)と続き、最終戦はグランドファイナル札幌大会(北海道)として8月17日(日)の1日で開催いたします。
各大会の試合スケジュールは決定次第お知らせいたしますが、夏季の屋外開催となる第2戦北九州大会と第3戦花園大会は、試合実施時間の設定を含め、各種の暑熱対策を講じたうえで開催いたします。グランドファイナル札幌大会は、大和ハウス プレミストドーム(※)で開催され、大和ハウス プレミストドームでの本大会開催は今回が初めてとなります。(※札幌ドームの名称は2024年8月1日から大和ハウス プレミストドームに変更されました。)
本大会はすべて入場無料で開催いたします。
「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2025」実施概要
大会名称: | 太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2025 |
主催: | 公益財団法人日本ラグビーフットボール協会 |
主管: | チャレンジャートーナメント:九州ラグビーフットボール協会、福岡県ラグビーフットボール協会 第1戦熊谷大会:関東ラグビーフットボール協会、埼玉県ラグビーフットボール協会 第2戦北九州大会:九州ラグビーフットボール協会、福岡県ラグビーフットボール協会 第3戦花園大会:関西ラグビーフットボール協会、大阪府ラグビーフットボール協会 グランドファイナル札幌大会:関東ラグビーフットボール協会、北海道ラグビーフットボール協会 |
特別協賛: | 太陽生命保険株式会社 |
実施大会: | チャレンジャートーナメント 日程:2025年5月5日(月・祝)~6日(火・祝) 場所:JAPAN BASE(福岡県福岡市東区香椎浜ふ頭1-2-8) 第1戦熊谷大会 日程:2025年6月21日(土)~22日(日) 場所:熊谷スポーツ文化公園ラグビー場Aグラウンド(埼玉県熊谷市上川上300) 第2戦北九州大会 日程:2025年7月20日(日)~21日(月・祝) 場所:ミクニワールドスタジアム北九州(福岡県北九州市小倉北区浅野3-9-33) 第3戦花園大会 日程:2025年8月2日(土)~3日(日) 場所:東大阪市花園ラグビー場(大阪府東大阪市松原南1-1-1) グランドファイナル札幌大会 日程:2025年8月17日(日) ※1日開催 場所:大和ハウス プレミストドーム(北海道札幌市豊平区羊ケ丘1) |
参加チーム: | ※チャレンジャートーナメント参加チームは追ってお知らせいたします。 第1戦~第3戦およびグランドファイナルには、昨年上位11チームと昨年の昇格大会の優勝チー ムの12チームが参加。 ・PEARLS(2024総合2位) ・東京山九フェニックス(2024総合3位) ・YOKOHAMA TKM(2024総合4位) ・日本体育大学ラグビー部女子(2024総合5位) ・ナナイロプリズム福岡(2024総合6位) ・ARUKAS QUEEN KUMAGAYA WOMEN’S RUGBY FOOTBALL CLUB(2024総合7位) ・自衛隊体育学校PTS(2024総合8位) ・追手門学院大学女子ラグビー部VENUS(2024総合9位) ・チャレンジチーム(2024総合10位) ・横河武蔵野Artemi-Stars(2024総合11位) ・北海道バーバリアンズ ディアナ(2024昇格大会優勝) |
「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2025」大会フォーマット
【チャレンジャートーナメント】
上位4チームは、グランドファイナル札幌大会で行われる入替戦への出場権を獲得する。
※チャレンジャートーナメントの出場チーム数および大会フォーマットは、決まり次第お知らせいたします。
【第1戦熊谷大会・第2戦北九州大会・第3戦花園大会】
- 1日目(プール戦)
(1)4チーム×3プール制(A/B/C)
(2)各プールで総当たり戦を行い、試合結果によって以下の勝点が与えられる。
①勝利:3点 引き分け:2点 敗戦:1点 棄権:0
②棄権の対戦チームは勝利 3点とし、得失点差は 0-0 として扱う。
③双方のチームが棄権した場合は、双方のチームに勝点は付与されず、得失点差は 0-0 として扱う。
④ペナルティートライは7点とし、コンバージョンキックは実施しない。また、トライ数、及びトライ後のゴール数の算出が必要な場合は、1ペナルティートライにつき、トライ数1、ゴール数1の扱いとする。
(3)勝点の多い順番に、プール戦1~12位を決定する。
※プール内での順位に関係なく、勝点が多い方を上位とする。
(4)勝点が2 チーム以上同一の場合は下記の順番で順位を確定する。
①プール戦全試合の得失点差が多いチームが上位となる。
②プール戦全試合のトライ数と被トライ数の差が多いチームが上位となる。
③プール戦全試合での得点数が多いチームが上位となる。
④プール戦全試合でのトライ数が多いチームが上位となる。
⑤上記基準でも順位が付けられない場合、抽選で順位を決定する。
- 2日目(順位決定トーナメント)
(1)1日目の結果に応じて、上位8チームで1~8位トーナメントを、下位4チームで9位~12位トーナメントを実施する。(下図参照)
(2)前後半終了時点で同点の場合は、ゴールデンスコア方式*の延長戦により勝者を決定する。
①延長戦に入る前に、レフリーは試合前と同じようにトスを行う。
②1分間の中断後、プレーを再開し、各ハーフは5分を超えない。
③各ハーフ後、チームは休憩時間なしでサイドを交換する。
④延長戦では、先に得点したチームがただちに勝者となり、試合は終了する。
*ゴールデンスコア方式:延長戦では、先に得点したチームがただちに勝者となり、試合は終了する。
- ポイント
(1)第1戦~第3戦では順位に基づき各チームに、下記のポイントが付与される。
1位:20ポイント、2位:18ポイント、3位:16ポイント、4位:14ポイント、5位:12ポイント、6位:10ポイント、
7位:8ポイント、8位:6ポイント、9位:4ポイント、10位:3ポイント、11位:2ポイント、12位1ポイント
(2)第3戦までのポイントの合計数により1位~12位を順位付けし、グランドファイナルの組み合わせを決定する。
(3)第3戦までのポイントが2 チーム以上同一の場合は下記の順番で順位を確定する。
①第3戦までの総得失点差が大きいチームを上位とする。
②第3戦までの総得失トライ差が大きいチームを上位とする。
③抽選により決定をする。
(4)各大会が中断した場合のポイント
①既に最終順位が確定していたチームに対しては、該当のポイントが付与される。
②最終順位が確定していないチームに対し、可能性のあった順位のポイントの平均値を、対象チームに付与する。
- プール組分け
(1)第1戦熊谷大会は、2024シリーズの最終順位に応じたプール組分けとする。
POOL A | POOL B | POOL C |
---|---|---|
ながとブルーエンジェルス | PEARLS | 東京山九フェニックス |
2024総合1位 | 2024総合2位 | 2024総合3位 |
ナナイロプリズム福岡 | 日本体育大学ラグビー部女子 | YOKOHAMA TKM |
2024総合6位 | 2024総合5位 | 2024総合4位 |
ARUKAS QUEEN KUMAGAYA WOMEN’S RUGBY FOOTBALL CLUB | 自衛隊体育学校PTS | 追手門学院大学女子ラグビー部VENUS |
2024総合7位 | 2024総合8位 | 2024総合9位 |
北海道バーバリアンズ ディアナ | 横河武蔵野Artemi-Stars | チャレンジチーム |
2024昇格大会優勝 | 2024総合11位 | 2024総合10位 |
(2)第2戦北九州大会・第3戦花園大会のプール組分けは前回大会の成績に応じたプール組分けとする。
POOL A | POOL B | POOL C |
---|---|---|
前回大会1位 | 前回大会2位 | 前回大会3位 |
前回大会6位 | 前回大会5位 | 前回大会4位 |
前回大会7位 | 前回大会8位 | 前回大会9位 |
前回大会12位 | 前回大会11位 | 前回大会10位 |
【グランドファイナル札幌大会】
- 総合順位決定トーナメント
(1)第3戦までのポイントの合計数の1~8位チームで総合順位決定トーナメントを実施する。(下図参照)
(2)前後半終了時点で同点の場合は、ゴールデンスコア方式*の延長戦により勝者を決定する。
①延長戦に入る前に、レフリーは試合前と同じようにトスを行う。
②1分間の中断後、プレーを再開し、各ハーフは5分を超えない。
③各ハーフ後、チームは休憩時間なしでサイドを交換する。
④延長戦では、先に得点したチームがただちに勝者となり、試合は終了する。
*ゴールデンスコア方式:延長戦では 、先に得点したチームが直ちに勝者となり、試合は終了する。
(3)翌年のプール組分けに今シーズンの順位を用いる場合、総合順位決定トーナメントの順位を用いる。
- 入替戦
(1)第3戦までのシリーズポイントの合計数の9~12位チームとチャレンジャートーナメントの1~4位チームの計8チームが入替戦に出場、以下のチーム間において2試合を行う。各対戦で上位となったチームが2026シーズンのコアチームとしての出場権を獲得する。(下図参照)
・第1戦~第3戦の9位 と チャレンジャートーナメントの4位
・第1戦~第3戦の10位 と チャレンジャートーナメントの3位
・第1戦~第3戦の11位 と チャレンジャートーナメントの2位
・第1戦~第3戦の12位 と チャレンジャートーナメントの1位
(2)試合結果によって以下の勝点が与えられる。
①勝利:3点 引き分け:2点 敗戦:1点 棄権:0
②棄権の対戦チームは勝利 3点とし、得失点差は 0-0 として扱う。
③双方のチームが棄権した場合は、双方のチームに勝点は付与されず、得失点差は 0-0 として扱う。
(3)各対戦での上位は、①勝ち点、②得失点差、③トライ数によって決定する(①が同数の場合②によって決定、②が同数の場合③によって決定)。前項により順位が決しない場合、第1戦~第3戦に出場していたチームが残留する。
(4)昇格した4チームの翌年のプール組分けに今シーズンの順位を用いる場合、第1戦~第3戦の順位にチャレンジャートーナメントの順位が次ぐものとする。
※チャレンジチームは降格の対象とはならないため、チャレンジチームが第3戦までのシリーズポイント合計数9~12位チームとなった場合の入替戦の対戦は以下の通りとし、チャレンジチームを除いた上位3チームとチャレンジャートーナメントの上位3チームの各対戦で上位となったチームが、2026シーズンのコアチームとしての出場権を獲得する。(下図参照)
・第1戦~第3戦のチャレンジチームを除いた下から3番目とチャレンジャートーナメントの3位
・第1戦~第3戦のチャレンジチームを除いた下から2番目とチャレンジャートーナメントの2位
・第1戦~第3戦のチャレンジチームを除いた最下位とチャレンジャートーナメントの1位
・チャレンジチームとチャレンジャートーナメントの4位 ※本対戦は昇降格に影響しない。
<チャレンジチームとは>
世界と戦える可能性を秘めた高校生で構成されるセブンズユースアカデミーや、大会に出場できないチームの若手を中心に、将来有望な選手たちで構成されるチーム
以上