ラグビーファミリーの皆様へ
~東京2020への参加に際して~
日本ラグビーフットボール協会は、本年3月に公表したJAPAN RUGBY中期戦略計画2021-2024にある通り、第32回オリンピック競技大会(東京2020)でのメダル獲得を目標としております。
男女セブンズ日本代表チームは、コロナ禍で1年延期になった東京2020に向けて、制約の厳しい中で合宿を重ね、日々強化に努めてまいりました。セブンズ日本代表チームは、いつも応援いただいている皆さまの声援を胸に、今回のオリンピックに臨みます。
メダルを目指す男女セブンズ日本代表チームへ、TV中継やLIVE配信を通じて応援を賜りましたら幸いです。
また、このたびの東京2020への参加に際して、日本ラグビーフットボール協会はラグビーファミリーの皆様へ下記2点を宣言し、誰もが生きやすい共生社会の実現に向け、一層の努力をしていくことを誓います。
- 私たち、日本ラグビーフットボール協会は、「品位-Integrity-」「情熱-Passion-」「結束-Solidarity-」「規律-Discipline-」「尊重-Respect-」という精神を掲げる「ラグビー憲章」を広く発信することで、共生社会への理解を促進し、その実現に寄与します。
- 私たち、日本ラグビーフットボール協会は、出身国や人種、言葉や文化が異なり、また、体の大きさや身体特性も様々な選手達が、ラグビー日本代表として‘One Team’となり活躍する姿を皆さんに示すことで、ダイバーシティ&インクルージョンを体現し、共生社会の理解を促進し、その実現に寄与します。
誰もが自分らしく輝き、お互いを尊重する社会の実現に向けて、ラグビーを通じ貢献できますことに感謝し、皆様のご賛同を謹んでお願い申し上げます。
2021年7月23日
(公財)日本ラグビーフットボール協会
会長 森 重隆
<選手からのメッセージ>
●リーチマイケル選手 (ラグビー男子日本代表キャプテン、東芝ブレイブルーパス所属)
「スポーツは世界と未来を変えられる力があります。
私たちはラグビーを通して、誰もが自分らしく生きられる社会の実現に貢献できると強く思っています。
私がキャプテンを務めるラグビー日本代表には、身体の大きさや様々な特徴を持っている選手がたくさんいます。その中でお互いを尊重し合ってONE TEAMを目指しています。
自分らしく誰でもが生きられる社会を現実にするために、何ができるか。
考えてみて行動してみてください」
●村上愛梨選手(ラグビー女子日本代表(2019年度)、 横河武蔵野アルテミ・スターズ所属)
「私は昔、自分の性的指向を受け入れてもらえず、辛い経験をしてきました。
今のチームはとても自分を受け入れてくれて、自分らしくいられる場所になっています。
差別のない社会を実現するために、人として思いやりがとても大切だと思っています。
誰もが自分らしく平等に輝ける場所を作れるように、ラグビーと共に頑張っていきたいと思います。
GO FORWARD!」
以上