IRBパシフィック・ネーションズカップ
●6月14日(土) 宮城・仙台

日本代表チームより、今朝発生しました岩手・宮城内陸地震により被害を受けられました皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早く復旧されますようお祈り申し上げます。

トンガ戦直前合宿6日目。日本代表チームは、明日ユアテックスタジアム仙台で行われる「IRBパシフィック・ネーションズカップ2008 TOSHIBAジャパンラウンド日本代表対トンガ代表」戦に向けた最後の練習を行いました。

代表チームも今朝の地震の影響で宿舎内のエレベーターが停まるなどのトラブルに見舞われましたが、練習は定刻どおりに実施しました。
試合を意識したウォーミングアップから、ディフェンスコミュニケーションを行い、キャプテンランを実施しました。
キャプテンランでは、ユアテックスタジアム仙台の芝生の感触を確かめるように、そして、明日のトンガ戦をイメージして短い時間でしたが、集中してトレーニングを行うことができました。
練習後も、ユニットごとにセットプレーやラインアタックを確認するなど準備に余念がありません。

明日のトンガ戦では、先週のオーストラリアA戦からさらに進化した日本代表の姿を宮城県民・仙台市民の皆様にお見せできると思います。
明日は、ぜひともユアテックスタジアム仙台にご来場くださいますようお願い申し上げます。

本日、夕刻にはカンタベリーショップ仙台にてサイン会を開催しました。参加したのは、PR池谷選手、HO猪口選手、FL/No.8ホラニ選手、CTB今村選手、FB有賀選手の5名。途中、小野澤選手も飛び入り参加し、お越しいただいたファンの皆さんと楽しい時間を過ごしました。

昨年サモアとの激闘を演じたユアテックスタジアム仙台に今年も戻ってきた   流れるように動くアタックライン   ボールキャリアーに素早くサポートに入るFW陣   今年初先発の平選手も気合十分
昨年サモアとの激闘を演じたユアテックスタジアム仙台に今年も戻ってきた   流れるように動くアタックライン   ボールキャリアーに素早くサポートに入るFW陣   今年初先発の平選手も気合十分

より精度が増してきたラインアウト   小野澤選手も飛び入り参加したカンタベリーショップ仙台でのサイン会   中には青森から駆けつけてくれたファンもいらっしゃいました
より精度が増してきたラインアウト   小野澤選手も飛び入り参加したカンタベリーショップ仙台でのサイン会   中には青森から駆けつけてくれたファンもいらっしゃいました
●6月13日(金)宮城・仙台

トンガ戦直前合宿5日目。日本代表チーム一同は、福岡を後にし、トンガ戦が行われる宮城県仙台市に入りました。
到着後、すぐにプールに直行。移動のリカバリーを直ちに行いました。
明日、試合会場となるユアテックスタジアム仙台でキャプテンランを行い、日曜日のトンガ戦に備えます。

また、本日、午前中には太田GMと今村雄太選手が、東日本放送の生番組、「突撃!ナマイキTV」に出演。日曜日のトンガ戦を宮城県民、仙台市民の皆様へアピールしました。

いよいよ明日、トンガ戦に向けた最後の練習を行います。2年連続のトンガ撃破に向け、チーム一丸となって戦って行きたいと思います。
ぜひとも、ご声援をお願いいたします。

●6月12日(木) 福岡

トンガ戦直前合宿4日目。今日で福岡滞在も最後。昨日までの大雨が嘘のように晴れ渡り、汗ばむような晴天の中、トンガ戦前の実質最後の練習が行われました。

午前中は、FW/BKに分かれてウエイトトレーニングを実施し、筋力強化に努めました。ヒューメコンサルタントは、常々、選手たちに「試合に臨むために準備を万全にしよう。その一つが、このウエイトトレーニング。ここでの努力の成果は必ずグラウンドで証明してくれる」と語ります。試合期でもしっかりとウエイト、フィットネストレーニングに取り組んでいるせいか、試合後半も息切れすることなく戦っていくことができています。入念なプログラムと選手たちの地道な努力によって培われています。本日のトレーニングも、トンガ戦での激しい戦いに向けてしっかりと準備しました。

午後は、さわやかスポーツ広場にて、コカ・コーラウエストレッドスパークスとの合同練習を行いました。
ビジョンドリル、キックキャッチなどのウォーミングアップの後、ディシジョンメーキング、ラックテクニック、ディフェンスラインドリルの3つを順に回るスキルローテーションを行いました。

そして、CCWRSとの合同練習が開始されました。前回同様、試合形式のアタック・ディフェンスを実施しました。まずは、日本代表のキックオフからスタート。6分間日本代表がアタックを繰り返しました。ラックのボールをきちんとプレゼンテーションし、次の攻撃に仕掛けていくことや、停滞した際の攻撃の再構築等を確認しました。
1分間のインターバルを経て、ユニットに分かれ、FWはラインアウト、BKはディシジョンメーキングを行いました。
その後、再び試合形式のAT&DFを実施。続いては、CCWRSがアタックを6分間行いました。相手のアタックに対してのギャップを作らず、いかに攻撃的に守るかを念頭に激しいディフェンスを繰り返しました。激しい中にもしっかりとコミュニケーションが図れるようになり、統制の取れたラインになってきました。

さらに1分間のインターバルを経て、再度ユニットトレーニングを行い、最後に6分間のAT&DFを行って練習を締めくくりました。

トンガ戦を戦う日本代表のために、CCWRSは密集周辺での激しさ、一人一人がチャレンジして我々に胸を貸してくれました。この日の練習を無駄にしないためにも、トンガ戦でしっかりと結果を残したいと思っています。

チームは、明日福岡を離れ、トンガ戦が行われます宮城県・仙台市に向かいます。

最後に、この長期間に渡る福岡滞在中に素晴らしいグラウンド、ジムをご提供いただきお世話になりましたコカ・コーラウエストレッドスパークス向井監督はじめ、選手・スタッフの皆様、そして、我々をサポートいただきましたすべての関係者の皆様にこの場を借りて御礼申し上げたいと思います。本当にありがとうござました。

体幹を鍛えながら体を温める   4対3でディシジョンメーキングを行う   ジャッカルをしっかりスイープする   相手ボールのラインアウトも攻撃的に
体幹を鍛えながら体を温める   4対3でディシジョンメーキングを行う   ジャッカルをしっかりスイープする   相手ボールのラインアウトも攻撃的に

日本代表の攻撃を組み立てるSOアレジ選手   ギャップを作らず1ラインで前へ   ラックサイドに素早くディフェンスに立つ
日本代表の攻撃を組み立てるSOアレジ選手   ギャップを作らず1ラインで前へ   ラックサイドに素早くディフェンスに立つ

倒されながらもボールを生かす平選手   G前のモールも8人で押さえる   力強いスクラムがリズムを生む
倒されながらもボールを生かす平選手   G前のモールも8人で押さえる   力強いスクラムがリズムを生む
●6月11日(水) 福岡

トンガ戦直前合宿3日目。今日の福岡は大雨。非常に強い雨が降りしきる中、午後トレーニングを行いました。
本日は、九州電力キューデンヴォルテクスのグラウンドをお借りしての練習となりました。
ディシジョンメーキングや、雨の中でもハンドリングスキルを養うためのキックキャッチなどに加え、肩のアップも兼ねたタックルドリルなどのウォーミングアップの後、チームランを実施。

チームを2チーム分け、一方を仮想トンガとしてアタック・ディフェンスを行いました。ディフェンスにおいては、きちんとラインコントロールをしていくこと。ディフェンスのギャップを作らないことに注意し、トレーニングが行われました。プレーの合間には、ドゥーリーコーチが選手を集め、細かな点の修正を図りました。
セットプレーを中心に、練習のほとんどの時間を使っての内容となりました。

その後は、FWがスクラム、BKがキックドリルを実施しました。FWは、スクラムマシンを中心に、ヒットスピード、センターラインを超えることを意識して集中して組まれました。8人1対となって低く激しいスクラムが何本も組まれました。
BKは、キックゲームを制するために、しっかりと各ポジションごとに必要なキックスキル向上を目指しました。

雨の中で約2時間。激しい練習を行って今日一日を終えました。厳しい試合が続きますが、立ち止まっている時間はありません。その日の練習を大切にし、さらなるレベルアップを目指します。

トンガ戦まで、残り4日。きちんと準備をしていきたいと思います。チームは、明日再び、さわやかスポーツ広場に戻り、コカ・コーラウエストレッドスパークスとの合同練習を行い実戦感覚を養います。

スキルトレーニングを入れたウォーミングアップ   肩のアップを加えたタックルドリル   相手をしっかりとスイープする   ディフェンスラインを確認
スキルトレーニングを入れたウォーミングアップ   肩のアップを加えたタックルドリル   相手をしっかりとスイープする   ディフェンスラインを確認

トンガを想定したディフェンストレーニング   さらなる進化を目指すスクラム   キックスキルを養うSOアレジ選手
トンガを想定したディフェンストレーニング   さらなる進化を目指すスクラム   キックスキルを養うSOアレジ選手
●6月10日(火) 福岡

トンガ戦直前合宿2日目。今日の日本代表は、午前中にウエイトトレーニング、午後にグラウンドでのトレーニングを行いました。
午前のウエイトトレーニングの合間には、1オン1ミーティングも行われ、個人のターゲット、修正点などをコーチ陣と確認しました。
午後は、さわやかスポーツ広場でトレーニングを実施。試合後初練習ということで、入念なウォーミングアップを行いトレーニングに入りました。

練習は、FW/BKに分かれてのユニットトレーニングが行われました。FWはラインアウトとキックオフ、BKはアタック・ディフェンスを繰り返し行いました。

FWは、体格的に上回る相手との対戦を鑑み、コンビネーションを再確認すると共に、これまで取り組んできた早く・正確なラインアウトを目指して、かなりの時間を費やして行われました。ゲーム形式のトレーニング中には、篠塚選手や大野選手が仮想トンガ代表としてラインアウトに入るなど、次戦を見据えた練習にも余念がありません。また、キックオフに関しても、誰がボールをキャッチするのか、そしてサポートには誰が入るのかといった細かい部分を重視して行われました。

BKは、ラインディフェンスの修正と、アタックオプションの確認のため、メンバーを2チームに分けアタック・ディフェンス形式での練習となりました。アタックはディフェンスラインを見て、攻撃の方向性を確認し、ディフェンスは、アタックラインを判断して、一気にラインを押し上げるのか、待つのかといったコミュニケーションをとりながら行われました。

FW/BKともに、オーストラリアA戦での課題を修正し、次なるトンガ戦に向け、非常に良い練習が行われました。
明日は、日程を一部変更し、午後に九州電力キューデンヴォルテクスのホームグラウンド九州電力香椎競技場でトレーニングを開始します。
いよいよ、スタートした世界との真剣勝負。わずかなミスが命取りとなる厳しい戦いを制するために、チーム一丸となって戦っていきます。仙台では、また一つレベルアップした日本代表の姿を皆様にお見せできるよう頑張っていきますので、応援のほどよろしくお願いします。

入念なストレッチで体を温める   ウォーミングアップの一環でタッチフットを実施。軽快な動きを見せた   BKのラインアタック。パンチパスで一気に外へ   トンガ戦も見据えて行われたラインアウト
入念なストレッチで体を温める   ウォーミングアップの一環でタッチフットを実施。軽快な動きを見せた   BKのラインアタック。パンチパスで一気に外へ   トンガ戦も見据えて行われたラインアウト

仕掛けて崩す   キックオフもしっかりと確認
仕掛けて崩す   キックオフもしっかりと確認
●6月9日(月) 福岡

8日にオーストラリアA代表戦を終えた日本代表チームは、試合が行われた福岡にそのまま滞在し、今日は終日オフとして体を休めました。

それでも昼食前にミーティングを行い、昨日の試合のレビューを行い、修正点を洗い出し、次戦のトンガ戦への課題を明確にしました。

また、今日の昼食には、福岡に滞在中の選手の家族も同席し、非常に和やかな雰囲気の昼食となりました。今後も、選手を支えてくれる家族を昼食に招待していきたいと考えています。

明日からは気持ちを切り替え、15日のトンガ戦に向けてのトレーニングが開始されます。トンガ代表は、昨年のワールドカップ時の好調を維持している強敵です。昨日の後半のようなしつこいディフェンスで活路を見出し、ホームで勝ち星を挙げたいと思っています。
引き続き、応援のほどよろしくお願いします。