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12月25日(土)

充実した合宿もあっという間に時間は過ぎて、もう最終日のスタートを迎えました。今日のヘッドスタートトレーニングも里コーチからのセッションです。

 

シャフトを担いでのスクワットでは姿勢について細かく指示があります。プッシュアップ、チンアップと続きます。選手たちは朝からハードなトレーニングに汗を流します。

 


ウォークスルーは人工芝グラウンドにて。ゆっくりとした動きでステップやタックルの姿勢を確認します。

 


最後の朝食を済ませ練習前ミーティング。高橋監督・菊谷コーチより今日の練習内容について確認です。

 


合宿前には天候が心配されていましたが3日間とも好天に恵まれました。今日も風こそ強かったもののスッキリとした晴天となりました。

 


スタートは菊谷コーチのセッションから。ウォークでのタッチフットです。タッチフットの中でこの合宿で取り組んできたディフェンスについて丁寧に確認をしていきます。

 

 

続いて里コーチのスピードトレーニング。ディフェンスラインが綺麗に仕上がってきました。タックルの姿勢についても昨日から継続して取り組みます。

 

 

この3日間取り組んできたディフェンスの総まとめ、高橋監督、菊谷コーチの檄が飛びます。コーチングスタッフも全員が参加して最後の仕上げです。素晴らしいディフェンスが出来上がってきました。



ユニットトレーニングでは高橋監督はスクラム姿勢にこだわります。

 


菊谷コーチは自分で実演しながらのジャッカルの指導です。

 


BKには里コーチからステップワークのトレーニングです。

 


3日間の最後の練習は里コーチからのフィットネストレーニングです。選手たちは最後の力を振り絞って走り抜きます。そして力を出し切った選手達はお互いに健闘を称えあいます。

 


閉校式になります。監督・コーチから話があり、また選手達一人一人からもこの合宿でのレビューがありました。

 


約2年ぶりに開催された高校日本代表候補合宿、第7回TIDユースキャンプは大きな怪我もなく無事に終わることができました。コロナ禍での開催ということもあり、多くの皆様のご尽力ご協力のお陰でこの合宿を開催できたことに心から感謝いたします。選手たちはこの感謝を胸に、この合宿で得たものを更に向上をさせ、今後も継続して高校日本代表を目指して努力してほしいと思います。

 



12月24日(金)

しっかりと睡眠・休養を取った選手達。2日目は、早朝6時から恒例のヘッドスタートです。

ジムへ移動して里コーチからウェイトトレーニングの基礎を学びます。



後半には実際にウェイトシャフトを持ってのトレーニング。体作りもラグビー選手の基本、選手も真剣に取り組みます。

 


更に人工芝の屋根付きグラウンドに移動して昨日のディフェンス練習の振り返り。3日間という短い日程ですが、時間を工夫し、またこの抜群の施設の良さを利用して選手達はコーチから多くを学びます。

 


2日目練習前のミーティングでは今田コーチから「ゴール設定の大切さ」について講義がありました。

 


2日目午前中トレーニングの始まりです。まずは里コーチのスピードトレーニング。速く・低く・強く動き続けるための体の使い方の確認からスタートです。里コーチの洗練された分かりやすい理論と、里コーチ自ら手本を見せるコーチングに刺激を受けて、選手達の動きはどんどん良くなっていきます。

 


続いて北川コーチからのディフェンスセッションです。昨日から取り組んでいるディフェンスの動きに、里コーチからたった今教わったスピードの要素を加えていきます。北川コーチの長年の日本代表選手としての経験を活かしたディフェンスの指導と、里コーチのスピードが合わさって、昨日のディフェンス練習から格段に向上が見られます。



菊谷コーチも自ら練習に入り、ディフェンスの大切な要素を熱く落とし込みます。

 


午前中のまとめをして午後の練習に繋げます。


午後の練習もミーティングからです。午前の練習の映像を実際に見て確認しながら午後の練習で取り組むべき内容を整理します。

 


2日目の午後となると少しずつ疲れが出てくるタイミングです。監督の話を聞いて、円陣を組んで気持ちを入れ直します。

 


午前中に続き里コーチのスピードトレーニングから入ります。

 


高橋監督もチームの土台となる速くて低いディフェンス作りにと選手の動きをしっかりチェックします。

 


選手の出足がさらに良くなってきました。

 


コンタクトバックを使って試合でのタックルをイメージしながらの練習です。

 


今日の練習のまとめとして連続してのディフェンス練習です。速くて低いタックルを繰り返す。この合宿の目標が形になってきました。

 


高橋監督からのまとめです。今日までの練習内容については、かなり満足のできるものになってきているので、あと1日で今回の目標を達成できるように頑張ろうと話がありました。

 


今夜のミーティングでは里コーチから今日のスピードトレーニングの振り返り、今田コーチからは今日のゴール設定への振り返りの講義がありました。

 


高橋監督は全員の選手と面談も行います。それぞれの選手の目標や細かな要望などを聞き取り、コミュニケーションを深めます。

 



12月23日(木)

昨年2020年2月、第45期高校日本代表はウェールズ遠征に向けて、全力を挙げて合宿を行っていました。しかし新型コロナウイルスで遠征は中止となり、その後2020年は高校日本代表の活動は大きく制限をされることとなってしまいました。


2021年も未だ新型コロナウイルスは終息を見せず、第47期高校日本代表も活動を再開したものの、これまではZoomでのオンラインキャンプとなっていました。

 

そして、本日より大阪府堺市「J-GREEN堺」にて、約2年ぶりにリアルキャンプの始まりです。まだまだコロナに関して油断はできませんので、細心の注意を払いながらの合宿です。全国から選ばれた75名の代表候補選手達の中から、惜しくも花園出場が叶わなかった選手10名が、悔しい思いはあるけれど、次の大きな高校日本代表という目標を目指して合宿に挑みます。


 

開校式です。

全国高体連ラグビー専門部副部長、天野寛之先生よりの挨拶です。

「約2年ぶりに日本代表候補合宿が始まります。保護者をはじめご協力頂いた方々に感謝をして合宿に臨んでほしい。コロナに関しては、治まってきた今こそ油断をしないように注意を徹底してほしい。またラグビー選手は私生活やスポーツへ向かう姿勢などがとても評価されているので、この合宿でもそうしたことを大切にして頑張ってください」と話がありました。

 


続いてコーチ陣からの自己紹介です。

 

 

開校式が終わり高橋監督よりスタートミーティングです。

「高校日本代表として、オンラインではなくリアルでの合宿は671日ぶりになります。このことを考えても、皆で集まって合宿ができることに感謝をして、高校日本代表に選ばれて、また世界の強豪国の選手にも負けない選手になれるように努力してほしい」とお話がありました。

 


北川コーチからもディフェンスの練習メニューについてのプレゼンテーションがありました。

 

 

いよいよグラウンドでの練習です。J-GREEN堺の中でも観客席のついたメインのグラウンドでのトレーニングとなり選手たちは最高の環境を目にして胸が高鳴ります。

 


まずは体力測定。立ち幅跳びと持久力テスト(ブロンコテスト)です。持久力テストはかなりハードで選手達の息も上がります。

 


続いて北川コーチよりディフェンスのトレーニングになります。

今回の合宿ではディフェンスの基本的な動きを身に付けることと前に出るスピードを重要視しています。

 


高橋監督からはスクラム姿勢のトレーニングです。高校代表では「Hinge」というキーワードを意識します。この姿勢がチームの要となる早くて低いタックルに繋がります。

 


再び北川コーチからタックルの練習です。理想のタックルに向けて細かくいくつものポイントを意識します。外国の強い選手達でもしっかり倒せるようなタックルの習得に励みます。

 


最後は今日の練習の総まとめ。動きを付けながらのディフェンストレーニングです。

 


宿舎はグラウンドに併設されている「DREAM CAMP」という宿泊施設です。温かいお風呂に入り、夕食はバイキング。パーテンション越しに会話は控えめと昔のようなワイワイとした食事とはいきませんが、選手は美味しい食事を楽しんでいるようでした。

 


最後は1日のまとめのミーティングです。

今日の良かったところ、明日に向けて取り組むべきことを整理して反省しました。