公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長:土田雅人、東京都港区)は11月12日(土)(日本時間13日)にイングランドで開催された「リポビタンDツアー2022」イングランド代表戦終了後の日本代表ヘッドコーチ、キャプテンらのコメントをお知らせいたします。本試合は、52-13(前半24-6)でイングランド代表が勝利しました。
試合記録(JRFU参考記録) https://www.rugby-japan.jp/match/23895/print
■ジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチ
「我々はスタートが遅く、スクラムなどでもミスがありました。イングランドの体力に対しての弱さが出てしまい、イングランドのプレッシャーに勝てなかったというところが大きく、イングランドの強さには脱帽です。彼らのボール選択も素晴らしかったと思います。我々にとって良いゲームと言うこともできますが、言い訳は出来ない。まだまだ改善すべき点はいっぱいあると思います。しかし、相手の流れを止めるこができた場面があったのは良かったですし、トゥイッケナムで若い選手達が経験を積めたことは重要なことです。まだまだこれから成長していくと思います。先週は我々もビッグマッチがあり、1週間たって状況も変わってきているが、また来週大きな試合があるので、どうなるか見ていきたいと思います」
■坂手淳史キャプテン
「素晴らしいスタジアムでラグビーをすることができて、楽しかったです。8万人のアウェイのなかでのプレーは想定していたのですが、ミスもペナルティも多くて、そういうところがつながってしまったかなと思います。(よいパフォーマンスを出せなかった理由は)一番の要因はミスとペナルティで相手を勢いにのせてしまい、強いフォワードに対してゴール前でモールのチャンスをいっぱい与えてしまったことかなと思います」
■稲垣啓太選手
「スクラムでは我々が崩しているように見えたんでしょうが、相手にそういう印象を与えないためにも我々が早く対応する必要があったと思います。モールを組まないというのは準備してきたプレーだったんですけど、ボールのつなぎの部分でミスが起きてしまい、反則も多く、自分たちで首をしめた試合だったと思います」
■リーチ マイケル選手
「今日は自滅する部分が多くて、想像以上にプレッシャーをかけてきて、(相手の)9番からのシェイプにかなり圧力をくらってしまいました。試合中に修正がきかずに80分終わってしまい、かなりいい勉強になったし、世界トップのトップはこういう感じだなと改めて思いました。ボールを持っている時間を大事にしようと思っていたが、ボールが簡単に転んでしまったり、コンタクトのところでもいい継続ができず、前に出て、早いテンポのラグビーができなかったです」
■流大選手
「まだまだ差があると感じました。アウェイでも自分たちがやれることをやろうと臨んだ試合でしたけど、結果がすべてなのでしっかり受け止めたいと思います。セットピースもそうですし、細かいミスやペナルティも多かったので、チームとしてレビューして、いい準備をしてフランスに勝って帰りたいと思います」
■山中亮平選手
「相手のハイボールに対して、こちらがキープできず、相手にとられるシーンが多かった。後半はタッチをきるところはしっかりきって、戦術通りではなかったんですけど、うまくキックを使っていかないといけないと感じました。アタックでかなりディフェンスにプレッシャーがかかっていて、自分たちのシェイプがうまくできなかったので、ハーフタイムでしっかり修正して臨んだんですけど、後半もうまくいかずバラバラなところがありました。キックのところは完敗だったので、しっかりと修正して次は勝てるように頑張ります」
■齋藤直人選手
「イングランドはキックゲームに持ち込んでくると思っていたので、自分たちには受けたボールをアタックにつなげる、そこからチャンスにつなげるというプランがありました。ビハインドの状況で入ったので、チームにエナジーを与えることと相手の足が少し止まっている時間帯でもあったので、自分が仕掛けたりして、味方のスペースをつくりだすことを意識していました」
以上