公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長:土田雅人、東京都港区)は11月20日(日)にフランスで開催された「リポビタンDツアー2022」フランス代表戦終了後の日本代表ヘッドコーチ、キャプテンらのコメントをお知らせいたします。本試合は、35-17(前半21-3)でフランス代表が勝利しました。

 

試合記録(JRFU参考記録) https://www.rugby-japan.jp/match/23896/print

 

■ジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチ

「自分たちのパフォーマンスもそうでしたが、しっかりとした強い意志が見えたと思っています。特にフィジカルの部分では先週からの反省点をしっかり出せたと思いますし、そこでプレッシャーをかけることができたと思っています。フランスもすごく強かったですが、来年ワールドカップでまたここに来ることになりますし、このトゥールーズでプレーできたことも自分たちにとってはプラスになったと思います。ティア1のチームと試合をすることに慣れておきたいと思っていますし、今年はたくさん試合ができましたので、ワールドカップに向けていい方向に向かっていると思っています」

 

■坂手淳史キャプテン

「ポジティブな部分もありました。自分たちのやってきたプレーを出せた部分もありましたし、ペナルティやミスの部分もあったんですけど、世界のベストチームと戦うことで試せたことは僕たちにとっていいチャンスでした。僕たちのやりたい部分を出して、チャレンジできました。もっと強みの部分など、のばしていかないといけない部分もたくさんあるんですけど、それはこれからワールドカップまでにのばしていって、ワールドカップではいいゲームをしたいなと思っています。このグランドでできたことも大きかったですし、(ワールドカップでは)2試合あるので、それを体験できたこともすごく大きかったと思います」

 

■稲垣啓太選手

「結果が伴わなかったことは非常に悔しいですし、準備してきたものが出せた部分と出せなかった部分がはっきりした試合だったと思います。この敗戦を受けてこれから何をしないといけないのか、チームとして取り組んでいかないといけないと思います。日本のラグビーはスキル、ディテール、そのうえで成り立っているので、スクラムやブレークダウン、パス、スペースを作ることに関してもすべてディテールの上に成り立っています。その上でそのディテールが発揮できた時はゲインをとれたし、トライもとれましたが、それが失われたときは相手の時間帯になっていたので、いかに自分たちの時間を長く使えるか、そこにフォーカスしていきたいと思います。ワールドカップ前にこのスタジアムで試合ができたことは本当に素晴らしいと思いますし、この雰囲気を忘れずに、そしてこの敗戦の悔しさを忘れずにワールドカップにもっていきたいと思います。負けがこんでしまったツアーでしたが、結果をしっかり残さないと応援して頂けないと思っているので、結果を100%残すことにフォーカスし、このツアーが終わったあともまたリーグワンが始まりますので、そこでしっかりパフォーマンスをあげていくこと、それに尽きると思います」 

 

■齋藤直人選手

「チャンスは数多く作れていたので、こういった結果に終わって悔しいです。(トライシーンは)後半開始早々から自分のまわりにスペースができ始めて、将伍(中野選手)が声をかけて走り込んでくれたので将伍に助けられたトライだったと思います。(中野選手に対しては)すごい信頼していますし、将伍が目に入ったらパスを考えています。まずテストマッチは勝たなければ意味がないし、惜しいで終わってはいけない。もう一度日本代表に戻って、また勝てるチームをリードできる存在になっていきたいと思います」

 

■シオサイア・フィフィタ選手

「アウェイの試合で天候もよくない中、前半は自分たちのラグビーをあまり出せず、後半はいいところもあったと思います。いつもよりはパワーを出せない部分もありましたけど、またフランスと試合できるように、日本に帰ってしっかり強くなっていけたらと思います。ワールドカップのメンバーに入れるように、リーグワンでしっかり活躍して頑張っていきたいと思います」

 

■中野将伍選手

「こういう大きなテストマッチでは細かいミスから失点につながるので、精度をもっとあげていかないといけないと思いました。(齋藤選手のトライの場面を振り返って)前半が終わってあの位置が空いているというコミュニケーションをしていたのでそれがトライにつながったと思います。サポートの声も聞こえていましたし、トライしてくれるだろうと思ってパスしました。もっともっと成長してこのレベルで戦えるように努力していきたいと思います」  

以上