公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長:土田雅人、東京都港区)は、8月26日(土)(現地時間18:30キックオフ※日本時間27日1:30キックオフ)にイタリアで開催された「リポビタンDツアー2023」イタリア代表戦終了後の日本代表ヘッドコーチ、キャプテンらのコメントをお知らせいたします。

本試合は21-42(前半11-17)でイタリア代表が勝利しました。


 ※試合記録(JRFU参考記録) https://www.rugby-japan.jp/match/24820/print

 

■ジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチ

「今日は安定したプレーができない時間帯が多かったです。後半は選手たちも頑張って試合を取り戻そうとしましたが、自滅が多すぎたと思いますし、試合を通じてプレッシャーをかけ続けることができませんでした。この部分は課題ですが、今後ベストな選手を出せれば安定感も出てくると思います」

 

■姫野 和樹 キャプテン

「今週1週間はいい準備も出来ていましたし、このような結果に終わり残念です。テストマッチになると一つのミスが命取りになります。自分の仕事としてはチームを今に集中させること、次の仕事に集中させることです。自分たちの役割、仕事を一人一人が100%遂行できればチームに勢いをつけることができますし、スコアもとれることがわかったので、今回すごくいい収穫を得ることができたと思います。自分のパフォーマンスをもって、チームを引っ張っていく。それが僕のリーダーシップでもあるので、常にベストなプレーヤーでいるということを意識してやっていきたいと思います」

 

■堀江 翔太

「敵陣に入ってボールキープを続ければトライをとれるシーンもたくさんありましたし、そこの精度をもっと上げていきながら、トライをとるという部分で、チームとしてどうすべきかというところがこの試合で少し見えた部分もありました。あとは個人のミスも少なくなってきていますし、チームとしてやるべきことも見えてきていますので、いい収穫もあった試合だと思います」

 

■リーチ マイケル

「ロータックルを意識して、そこはよくできたと思います。この試合で自信をもってワールドカップに行きたかったので悔しい気持ちもありますけど、反省するところは反省して、自信を得るところは自信をもって、残りの準備の中で仕上げていくしかないと思います。ワールドカップで結果を出すのが僕たちの目的なので、この結果を受け止めて、結果を出さないといけないと思います」

 

 

■福井 翔大

「1本トライに繋がるタックルのミスをしてしまい、結果も負けてしまいました。与えてもらったスターティングメンバ―でしたが、もっとやれることがあったと思います。1対1では絶対に仕留める、アタックの時には自分がオプションとなってチームとしてトライに繋げられるような動きをして、ジャパンのためにできることはそこだと思っていますので、プラスでできることをやっていきたいと思います。今日の結果は悔しいですし、次こそは絶対勝ちます」

 

■流 大

「負けて残念です。自分たちが準備してきたことが全て出せなかったので、パフォーマンスの部分に少しがっかりしている部分もありますが、これからは振り返ることもできないので、しっかり前を向いていくことが大事になってきます。チャンスは作れていても取り切れなかった。ただ、レビューすれば必ずいいところもあると思いますので、ネガティブばかりにならず、ポジティブなところを見つけて次に進んでいきたいと思います」

 

■長田 智希

「ワールドカップ前の最後の試合でジャパンのラグビーを見せるチャンスでしたが、いい形を作れず逆にイタリアにいい形を作られてディフェンスでプレッシャーをかけられてしまい、修正してワールドカップに臨まなければいけないと思っています。ワールドカップではどこでチャンスをもらえるかわからないですが、自分の出た試合でしっかりと自分の仕事をして、チームが目指す目標がありますので、それに対して貢献していきたいと思っています」

 

■松島 幸太朗

「最後にイージーミスが続いて、(スコアを)離されたんですけど、抜けるところももっとあったはずなんですけど、自分たちのスタンダードをもっとあげて、自分たちのやるべきことを遂行していかないと相手には勝てないと思います。相手もいいアタックをしてきて、自分たちも見習うところもありますけど、メンタリティのところをもっと見つめ直さないといけない。ここからは負けたら終わりという覚悟でやっていかないといけないと思いますし、1試合でも落としたらワールドカップでベスト8には行けないという考えで、1戦1戦先を見ずにやっていきたいと思います」

 

■齋藤 直人

「出場する前から相手の足が少しずつ止まっていて、ボールを動かせばスコアできる自信がありましたので、速いテンポでボールを供給していこうと試合に入りました。フィジー戦後から、全員で同じ絵を見てアタックするということにフォーカスしてやっていたので、良い部分はたくさんあったと思います。(得点を取りきれない理由は)疲れが出てきた時のハンドリングや、ボールキャリーの精度など細かい部分だと思います。今日の試合については明日以降にしっかりレビューし、全員で改善点を明確にして進んでいきたいです」

 

■松田 力也

「前半を見ていて、フォワードとバックスが一緒にアタックができていなかったので、その部分を10番としてしっかりコントロールするために、周りに声を出そうと思って入りました。22メートルラインに入ってから、我慢してフェーズを重ねて二つのトライは取れましたが、しっかり得点しないと相手にプレッシャーがかからないので、精度を高めていくことが課題だと思いました。(キックについては)自分らしく蹴れていなかったです。追いかける展開の中で2点は効いてくると思うので、自分のルーティンでしっかり蹴られるように、もう一度見直したいと思います。今回は厳しい結果だと思いますが、良いアタックをすればスコアに繋がるところもあったので、前を向いて修正し、開幕を迎えたいと思います」


以上