(2024年9月25日)
競技規則につきまして、ワールドラグビーよりこのほど、下記の通りルーリングに関する通達が出されました。日本協会でもこれを受け、ここに通知いたします。
加盟都道府県協会、および、各チームに周知徹底いただけますようよろしくお願い申し上げます。
記
明確化の要請:
ニュージーランドラグビー協会は、以下、競技規則の解釈の明確化を要請した:
競技規則6.29bで言及されている「キックティーを運ぶ者」とは、2名のウォーターキャリアーに追加して数えられるのか、それとも6.29aで言及されている2名のウォーターキャリアーのうちの1名として扱われるべきなのか。
ラグビーコミッティーの指定メンバーによるルーリング:
参照すべき競技規則の条文:
6.29 適切なタイミングにおいて、以下の者は、プレーヤーを妨害しなければ、競技区域に入ることができる:
a) 指名されたウォーターキャリアー2名が、プレーヤーが負傷してプレーが中断している間、または、トライが得られたときに立ち入ることができる。
b) キックティーおよびウォーターボトル1本のみを(キッカーが使用することのみを目的として)運ぶ者が、チームがゴールキックを選択したことを示した、または、トライをした後、立ち入ることができる。
c) コーチは、ハーフタイムの間、自チームに付き添って立ち入ることができる。
d) これらの追加人員は、上記で認められたフィールドオブプレーに立ち入る前は、常にテクニカルエリアに留まっていなければならない。テクニカルエリア内を含め、ボールがプレーされている最中に、ボールを受け止めたり、ボールに触れたりしてはならない。
罰:プレーが再開される地点でのペナルティ
回答:
2022年の世界的試験実施ルールにおける競技規則第6条の改正は、競技エリア内に立ち入る人数を減らし、フィールドへの立ち入り回数を制限し、不適切な行動に対処するための措置を競技規則に追加することを目的としている。この試験実施ルールでは、指定されたテクニカルエリア/ゾーンに許可されるウォーターキャリアーの人数が2名に制限されることが明確にされた。
ラグビーワールドカップ2023年大会や他のワールドラグビー主催大会では、キックティーを運ぶ者は2名の指定されたウォーターキャリアーのうちの1名でなければならないとしている。
従って、ワールドラグビーは今後、この点について文言をより明確なものにする予定である。世界的試験実施ルールを正式な競技規則に採用する際には、キックティーを運ぶ者が追加の3人目ではなく、2名のウォーターキャリアーのうちの1名であることを明記する必要がある。
ラグビーコミッティーの指定メンバーは、世界的試験実施ルール6.29を以下のように修正することを推奨する:
b) キックティーおよびウォーターボトル1本のみを(キッカーが使用することのみを目的として)運ぶ者が、チームがゴールキックを選択したことを示した、または、トライをした後、立ち入ることができる。この者は2名の指定されたウォーターキャリアーのうちの1名でなければならない。
■通達対象:
加盟協会、競技運営関係者、加盟チーム
■文書作成:
日本ラグビーフットボール協会 国際部門・ハイパフォーマンス部門
■本件についてのお問い合わせ先:
(公財)日本ラグビーフットボール協会
ハイパフォーマンス部門審判グループ(referee@rugby-japan.or.jp)
以上