公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長:土田雅人、東京都港区)は、女子ラグビーワールドカップ2025プール組分け抽選会の結果および組分け決定を受けてのコメントを、お知らせいたします。 


本日10月18日イギリス(現地時間 10月17日)にて実施された女子ラグビーワールドカップ2025イングランド大会プール組分け抽選会の結果、女子日本代表はプールCに入り、ニュージーランド、アイルランド、スペインと同組となりました。

このプール組分け抽選の結果を受け、土田雅人会長、レスリー・マッケンジー女子日本代表ヘッドコーチ、長田いろはキャプテンのコメントをお知らせいたします。


なお大会の試合日程は10月22日(火)にワールドラグビーより発表される予定です。

 

■女子ラグビーワールドカップ2025 プール組分け

プールA

プールB

プールC

プールD

イングランド

カナダ

ニュージーランド

フランス

オーストラリア

スコットランド

アイルランド

イタリア

アメリカ

ウェールズ

日本

南アフリカ

サモア

フィジー

スペイン

ブラジル

※最新の世界ランキングはワールドラグビーのHPをご参照ください。

https://www.world.rugby/rankings

 

■土田雅人 日本ラグビーフットボール協会会長 コメント

「来年イングランドで開催される女子ラグビーワールドカップ2025で、日本代表はプールCに入り、ディフェンディングチャンピオンで本大会6回の優勝を誇るニュージーランドと、ヨーロッパの強豪アイルランド、スペインと同組となりました。現在世界ランキング11位のサクラフィフティーンにとってチャレンジングなプールとなりますが、最高の舞台で素晴らしい相手と対戦できますことを光栄に存じます。

女子のワールドカップは来年で10回目の開催を迎え、日本は6回目の出場となります。新型コロナウィルス感染症の影響で1年遅れの2022年に開催された前回大会では、プール戦3戦全敗でベスト8進出が叶わなかった女子日本代表ですが、その後年間テストマッチ数も大幅に増え、着実な成長を遂げております。レスリー・マッケンジーHCのもと進化を続けるサクラフィフティーンの躍進に、皆さま是非ご期待ください。

またラグビーの母国イングランドで開催される来年の女子ワールドカップが、過去最高の盛り上がりを見せることは間違いありません。大会の成功を祈り、日本、アジア、そして世界の女子ラグビー界のさらなる発展に向けて引き続き力を尽くしてまいります」


■レスリー・マッケンジー 女子日本代表ヘッドコーチ コメント

「ついに来年のワールドカップのプール戦の対戦相手が決定したことは、この上なくエキサイティングなことです。この大会で競技が大盛り上がりする予感を加味するとなおさらです。

イングランドのファンは彼らのレッドローズのチームが大好きですが、同時に出場する他のチームのことも愛しており、現地での応援や歓声はこれまで日本代表の選手たちが経験したことのない、異次元のものになることと思います。決勝戦のチケットがすでに6万枚以上売れていることや、イングランドでのこの競技のサポートのされ方を見れば、私たちの選手やスタッフ陣にとっても輝かしい経験になるでしょう。

プールCは、日本のラグビーファンにとって、実にエキサイティングなプールとなるでしょう。スタイルは実に対照的でありつつ、プレーのスピードはそれぞれの最前線にあり、近年日本代表にとって馴染みのある3チームでもあります。アイルランドは今年のWXV1でニュージーランドを挫折させました。スペイン代表レオナスは6ネーションズラグビーにルーツを持ちつつ、7人制のDNAも持ち合わせ、フアン・ゴンザレスを擁して急成長しているチームです。

この知らせは日本代表選手を奮起させることでしょう。多くの選手はケープタウンで開催されたWXV2から帰国したばかりで、彼女たちは全試合でハードな戦いを繰り広げましが、結果は満足のいくものではなく、私たちのラグビーでの大きな成長を反映するものとはなりませんでした。もしくは競争相手の成長が反映される結果となりました。サクラフィフティーンは簡単に打ち負かすことのできないチームであると同時にエキサイティングなキックとパスを駆使したゲームを披露するチームになろうとしています。私は2025年のプールステージに非常にわくわくしています。そして日本のラグビーファンの皆様がサクラフィフティーンとともにラグビー発祥の地をめぐる素晴らしい旅に参加されることを願っております」

 

■長田いろは 女子日本代表キャプテン コメント

「どのチームとの対戦も非常に楽しみですし、前回のワールドカップから成長したチームの姿を、たくさんの方に見せられるチャンスでもあると思います。どの試合もチャレンジングであり、簡単な試合は無いと思いますが、サクラフィフティーンのラグビーをお見せし、結果を残せるよう今後も努力し続けたいと思います。今後とも応援よろしくお願いいたします」

 

以上