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10月2日
秋晴れの爽やかな天候の中、合宿2日目を迎えました。本日は、今回の合宿で最後となるフィールドセッションです。朝食後に名古屋大学へ移動し、午前・午後の2セッションに取り組みました。
午前中は、ボールゲームを中心としたセッションを実施しました。
まず、大橋S&Cコーチのもとでスピードセッションを行い、加速する際の身体の使い方について細かく確認しました。普段とは異なる動きに、はじめはぎこちなさが見られる選手もいましたが、スピードを高めるために新たな動きに積極的にチャレンジする姿が見られました。
その後は、ボールゲームやアタック・ディフェンスに取り組みました。今合宿のテーマである「競争」を意識した内容で、普段のラグビーとは異なるルールの中で、早く状況を判断しながらプレーすることが求められました。
一方で、普段と異なるルールでのプレーということもあり、ユースアカデミーで大切にしている「7H」への意識が薄れてしまう場面もありました。しかし、選手同士で声を掛け合いながら、プレーの中で見つかった課題や次のプレーで意識すべきことを確認し、改善につなげることができました。
午後は、コンタクトを含むセッションを実施しました。
谷口S&Cコーチのもと、さまざまな動きの中で身体を適切に使うことを意識したトレーニングに取り組みました。ラグビーは、走る、止まる、方向を変える、コンタクトするなど、さまざまな動作が組み合わさったスポーツです。そのため、さまざまなシチュエーションに対応できる身体の使い方やスキルを身につけることが重要です。
普段あまり意識して使わない身体の部位を使う動きも多く、疲労を感じる選手もいましたが、セッションの目的を理解し、一つひとつの動作を確認しながら取り組みました。
続いて、アタックにおけるハンドオフのスキルアップを目的としたセッションを行いました。ただ手を伸ばすのではなく、相手を狙ってハンドオフすること、さらに、手を出すだけではなく、足を使って相手の位置をずらしてからハンドオフを活用することを意識しました。
最後には、これまで取り組んできたスキルを実際のゲームで活かすため、7対7のゲーム形式を行いました。疲労が蓄積する中でも、1対1の場面で相手をずらし、そこから良いアタックにつなげるシーンが見られました。
セッション後の選手同士の振り返りでは、良いアタックを生み出すために「コミュニケーションの質」が重要だという意見が多く挙がりました。ただ声を出すだけではなく、状況に応じて具体的な情報を伝えることの重要性を選手自身が実感し、「具体的なコミュニケーションとは何か」をそれぞれが考えていくことを確認して、この日のセッションを終えました。
限られた時間の中でも、自分たちのラグビーやプレーをより良くするために、選手同士で積極的にコミュニケーションを取り、互いに意見を伝え合う姿が印象的でした。
明日は、アジア競技大会で戦うサクラセブンズの試合を観戦します。プレッシャーのかかる大舞台で「競争」とは何か、そして自分たちとの違いは何か。実際の試合を自分の目で見ることで、それぞれが多くのことを学ぶ機会となります。
自分たちが目指す舞台で、自分自身がプレーする姿をイメージしながら、サクラセブンズのプレーから多くのことを吸収してほしいと思います。
10月1日
本日より、第114回女子セブンズユースアカデミーがスタートしました。会場は名古屋大学の素晴らしい施設です。まずはオープニングミーティングを行いました。
今回の合宿のテーマは「競争」です。前回の合宿では、サクラセブンズとの合同セッションに参加させていただきました。そこで感じたこと、学んだことを、今回はまずトレーニングの中で表現し、勝負にこだわっていきます。さらに今回は日本代表チームの応援をし、世界で勝負するとはどういうことかを、いろいろな角度から学ぶことも目的としています。
ミーティングでは、一人ひとりが「この合宿で何を学び、何を持ち帰るか」を自分の言葉で表し、全員で共有しました。自分で目標を立てて仲間に伝えることは、グラウンドの外でも大切にしたい主体性の第一歩です。目的をはっきりさせてから、グラウンドへ向かいました。






この合宿の最初の勝負は、ブロンコ測定です。仲間と競い合うことを意識しながら、それ以上に「これまでの自分との勝負」に挑みました。その結果、多くの選手が自己ベストを更新しました。チーム平均も、今シーズンに数回行った測定の中で最も良い数値になりました。ゴール後には、競い合った相手の頑張りをお互いに讃え合う姿が見られました。真剣に勝負するからこそ、相手を認めて敬意を払える。そうした姿勢は、アカデミーが大切にしている人としての成長そのものです。



測定のあとは、チーム対抗で「背中文字当てゲーム」を行いました。相手の立場に立って、思いやりをもって言葉で伝えることは、試合の勝負所で仲間とつながるための土台です。それと同時に、日常生活や人との関わりの中でも欠かせない力です。ハートフルなコミュニケーションの大切さを、ゲームを通じて改めて確認しました。



S&Cセッションでは、前回合宿から継続しているスプリントトレーニングを行いました。今回はスタートから10mまでの加速スキルに焦点を当てました。セブンズでは、最初の数歩の加速が勝敗を分ける場面が多くあります。選手たちは、体で加速する感覚をつかむことができました。



明日からは、ラグビースキルとゲーム形式の練習が中心になります。どの場面でも勝負にこだわります。そして、勝つためにはこれまでアカデミーで学んできた「7H」がどの場面で必要なのかを、選手自身が考えながらトレーニングに取り組みます。オンザピッチでもオフザピッチでも、世界で勝負できる選手、そして人として信頼される選手を目指し、一日一日を大切に積み重ねていきます。




