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RWC2007
オーストラリア、フィジー、ウェールズと戦ってきた日本代表は、9月25日にカナダ代表と対戦。決勝トーナメント進出がなくなった日本代表にとって、この予選プールでの最終戦が、ワールドカップでの最終戦でもあります。ぜひ勝利をもぎとってほしい、そう願わずにいられません。
「イタリアキャンプ」リポート‥‥1|●「イタリアキャンプ」リポート‥‥2|●「イタリア・フランス キャンプ」リポート‥‥3|●日本代表RWC2007「予選プール」リポート‥‥1|●日本代表RWC2007「予選プール」リポート‥‥2

●9月24日(月)Bordeaux, France

カナダ戦を翌日に控え、日本代表は試合会場となる「Le Stade Chaban Delmas」にてキャプテンランを実施しました。
いよいよ、このワールドカップ最後のトレーニングとなりましたが、箕内キャプテンを中心に熱のこもった最高の練習が行われ、明日のカナダとの最終戦に備えました。

もう、この日本代表チームがやり残したことはありません。明日のカナダ戦に勝って、日本に帰るだけです。このワールドカップに参加した36名の選手と19名のスタッフ全員で明日の勝利を掴みにいきます。もちろん、これまで我々を後押ししてくれたサポーターの皆さんと共に戦います。
残り一試合、最後まで応援をよろしくお願いいたします。

◎カーワンヘッドコーチ
「ワールドカップでの3試合で、日本のプレーに対して尊敬を得られてきているので、最後は勝利を飾りたい。ここから土台を作っていくという意味では、明日の試合の結果が左右することになるだろう。ワイドにボールを振るという我々のスタイルを貫き、最後まで正確性を追求していきたい。
カナダは自分たちのプレーに誇りを持っている。今までとは違うプレースタイルで明日の試合は臨んでくると思うが、我々は、"Execution(実行)"あるのみ」

試合の行われるスタジアムは、ロッカーからピッチまで歩いて2分以上かかる。距離は定かではないが、ヨーロッパ最長とのこと 日本の得点源、CTB大西選手も強行出場 セットプレーも安定している 明日のキーワードは正確性と実行力
試合の行われるスタジアムは、ロッカーからピッチまで歩いて2分以上かかる。距離は定かではないが、ヨーロッパ最長とのこと   日本の得点源、CTB大西選手も強行出場   セットプレーも安定している   明日のキーワードは正確性と実行力

●9月23日(日)Bordeaux, France

9月23日(日)   9月23日(日)   9月23日(日)   9月23日(日)

カナダ戦2日前。日本代表は、ボルドーで最後の全体練習を行いました。
午前中は、宿舎近くのスパ&サウナでリフレッシュセッションを行い、疲労を取り除きながら、リラックスしました。
そして、キックオフ時間の18:00に合わせて、ボルドー近郊のメリナックスタジアムにて全体練習を実施しました。

ウェールズ戦のあと、リカバリーに多くの時間を費やし疲労回復に努めたため、選手たちも肉体的にリフレッシュした状態で練習に臨めたようです。
ウォーミングアップから集中したトレーニングが行われました。ウォーミングアップでは、ストレッチなどに加え、これまで取り組んできたことを確認するかのように、ラックの低さを意識するドリルなども取り入れられ、基本スキルをしっかりと行いました。

その後、ユニットに分かれ、FWはラインアウト・スクラムセット、BKはラインアタック・ディフェンスを実施しました。共に、カナダの戦術を意識したユニットトレーニングとなりました。
ユニットの後は、チームランを実施。キックオフから、ゴール前のラインアウトディフェンスまで、すべてのゲームシチュエーションを確認しました。

トレーニングの最後には、箕内キャプテンを中心にグラウンド中央で選手・スタッフ全員が円陣を組みました。箕内キャプテンは、「今日でこのチームでの練習は最後です。あとは、試合メンバーが結果を出すだけ、メンバーはチームを代表して頑張ろう。春から今日まで本当にありがとう」と語り、練習を締めました。

明日は、試合会場でキャプテンランを実施し、最終戦となるカナダ戦に臨みます。
日本代表のワールドカップは、残すところカナダ戦の一試合のみ。この試合に勝って日本に帰りたいと思います。日本代表を応援し続けてくれた日本代表サポーターの皆さん、最後のサポートをお願いいたします。

◎カーワンヘッドコーチ
「カナダ戦で重要になるのは、プレーの精度と実行力。全員の勝ちたい気持ちは一緒なので、あとは、プレーを正確に行うだけ。日本代表の誇りを持って戦いたいと思う」

有賀選手(左)も実戦復帰 カナダ代表を意識したラインアウト 八人一体となってモールを押し込む 鋭い走りを見せるCTB今村選手
有賀選手(左)も実戦復帰   カナダ代表を意識したラインアウト   八人一体となってモールを押し込む   鋭い走りを見せるCTB今村選手

ラックの攻防は低く・激しく
ラックの攻防は低く・激しく  

●9月22日(土)Bordeaux, France

午前中は、ストレッチを行い体をほぐし、カナダ戦に向けたユニットミーティングを行い、FW・BKに分かれ、カナダ戦に向けた戦い方を確認しました。

昼食後、カーディフを後にした日本代表はチャーター機で、最終戦となるカナダ戦の試合地フランス・ボルドーに入りました。夕刻、ボルドーについたチームは、早速フライトリカバリーをプールで実施、試合まで3日という短い期間で疲れを残さないよう、しっかりと体を動かしました。

明日は、午前中に宿舎近くのスパ&サウナでリラックスし、午後キックオフ時間に合わせ18時からトレーニングを行います。

残り3日となった我々のワールドカップ。これまでたくさんの応援を頂いたサポーターの皆さんのためにも、最終戦にしっかりと強い日本代表をお見せしたいと思っています。応援をよろしくお願いいたします。

●9月21日(金)Cardiff, Wales

ウェールズ戦を終えた日本代表チームは、前日の試合の疲れを取り除くため、2度のプールリカバリー、アイス&ホットバスを実施しました。

20日のウェールズ戦の結果により、決勝トーナメントへの道は閉ざされてしまいました。しかし、我々には、まだカナダ戦が残っています。何としてでも次戦のカナダ戦で勝利を掴み、日本に帰りたいと思います。
残り4日間、しっかりと準備していきたいと思います。

20日の試合で初キャップを獲得したSH金選手。左は真下副会長-専務理事
  20日の試合で初キャップを獲得したSH金選手。左は真下副会長-専務理事

夕食前には、チームミーティングを実施し、昨日のレビューを行いました。ウェールズ戦で浮き彫りになったのは、プレーの精度・ゲームマネジメント等。この課題をカナダ戦に向けしっかりと修正していかなければなりません。

夕食は、日本協会・真下副会長主催のチームディナーを実施、ホテルを出てカーディフベイにある中華ダイニングにチーム全員で向かいました。
食事に先立ち真下副会長から、「昨日の結果は残念だったが、我々にはまだもう一試合残っている。チーム一丸となって勝利を掴み取ってほしい」と激励の言葉を頂きました。その後、20日の試合で初キャップを獲得した金選手に真下副会長から日本代表キャップが贈呈されました。

食事はというと、シーフードを中心にたくさんのおいしい中華を堪能しました。選手たちも、しっかりと食べ、明日への英気を養いました。
明日は、最終戦の試合地となるフランス・ボルドーへ移動します。