リポビタンD ソシエテジェネラル カンタベリー サントリー

●8月9日(木) 東京・秩父宮ラグビー場

日本代表合宿4日目。アジア・バーバリアンズ戦を翌日に控えた日本代表は、午前中にメンバー外のトレーニングを実施。試合には出場しないメンバーもしっかりと汗を流しました。
午後には、合宿を行った千葉を後にし、試合開催地である東京へ移動しました。

そして、明日のキックオフ時間と同時刻の19:30。試合会場となる秩父宮ラグビー場で、キャプテンランを開始しました。
練習開始時には、カーワンHCが選手たちを集め、「明日が、ワールドカップのスタートだ。明日がもっとも重要なんだ。向こうには、いい日本人選手がいるかもしれないが、圧倒しよう」と檄を飛ばし、トレーニングがスタートしました。

ラインアウトのコミュニケーションも完璧 ナイター練習を行った日本代表
ラインアウトのコミュニケーションも完璧 ナイター練習を行った日本代表

グリッドトレーニングやディフェンスラインを意識したドリルなどのウォーミングアップを行い、ユニットに分かれ、FWはラインアタック、BKはラインムーヴをチェックしました。

その後、明日ゲームキャプテンを務めるWTB大畑選手・FL佐々木選手がリードしながらのキャプテンランを行いました。数は多くありませんでしたが、試合の局面を想定し、日本代表のゲームプランを確認しつつ、アタックを繰り返しました。

1時間弱のトレーニングでしたが、明日のアジア・バーバリアンズ戦に向け、しっかりとした準備ができました。

いよいよ、ワールドカップに向けた日本代表がスタートを切ります。そして、明後日にはイタリアへ出発と国内で見ることができる日本代表の最後の試合です。ぜひとも、多くのサポーターの皆様に日本代表の勇姿を目に焼き付けてもらえるような試合をしたいと思います。
8月10日(金)19:30キックオフ。まばゆい照明に照らされた秩父宮ラグビー場にご来場ください。そして、日本代表を信じ、共に戦いましょう。

PS.
夕食時に、本日誕生日を迎えた山村亮選手をチーム全員で祝福しました。恒例のバースデーケーキを贈られた山村選手は、「日本代表の活動期間中に、誕生日を迎えられて本当にうれしく思います。ワールドカップで勝つためにチーム一丸となってがんばりましょう」と語りました。また、さらに山村選手から、サプライズな報告があり、さらに大きな歓声と拍手が山村選手に降り注がれました。

しっかりとボールをキープし、展開する 攻撃力抜群のBKに期待がかかる
しっかりとボールをキープし、展開する 攻撃力抜群のBKに期待がかかる

●8月8日(水) 千葉県・日本エアロビクスセンター

日本代表合宿3日目。本日の日本代表は、午前中をオフとして休養に当てました。コーチングスタッフとのミーティングや、ウエイトトレーニングをこなしました。
午後は、連日の暑さを考慮して17時に練習開始時間を変更。比較的涼しい時間帯での練習となりました。

ウォーミングアップでしっかり体を温めながら、新たなムーヴの確認を行った後、昨日同様ディフェンスライン・アップフィールドラック・ディシジョンメーキングを交互にこなしていく、スキルローテーションを実施しました。一つ一つのトレーニングの精度はもちろん、それぞれのスキルに必要なポイントを見極める判断力も必要になります。
その後は、ユニット分かれ、FWはラインアウト、BKはラインアタックやムーヴなどを重点的に確認。チームとしての完成度はもちろん、個人のスキルアップも向上に努めました。特にFWは、ラインアウトやスクラムなどのセットプレーの重要性が求められている中、選手とコーチがミーティングを繰り返し、作り上げた日本代表独自のラインアウト構築を目指しました。

ストレッチを行う 外に大きく展開し、得点力あるBK3へボールを供給する
ストレッチを行う 外に大きく展開し、得点力あるBK3へボールを供給する

しっかり踏み込んでタックル ディフェンスラインの押し上げを意識
しっかり踏み込んでタックル ディフェンスラインの押し上げを意識

そして、チームを2つに分け、チームランを行いました。チームが見据えるのは、明後日に控えたアジア・バーバリアンズ戦はもちろんのこと、一ヵ月後にリヨンで行われる日本代表のW杯開幕戦となるオーストラリア戦や第2戦のフィジー戦です。本日のチームランでも、一つのチームを仮想対戦チームにしてアタック・ディフェンスを繰り返すなど、それぞれのチームに一体感を持たせるために時間を費やしました。選手たちの戦術理解も深まり、局面局面で多くの選手たちの指示の声が飛び交う、積極的なチームランとなりました。

本日、アジア・バーバリアンズ戦のメンバーが発表されました。注目はやはり、半年振りの実戦復帰となる、日本が誇る世界のWTB大畑大介選手。アキレス腱断裂という大怪我から見事に復活を遂げました。先月の中標津合宿では、リハビリメニューが続き、周囲を心配させましたが、今合宿からは初日からすべてのメニューを消化。コンタクトトレーニングも積極的にこなし、調子のよさをアピールしてきました。復帰を待ち望んでいたカーワンHCも、初日の練習を見てGOサインを出しました。箕内キャプテン不在のため、当日はゲームキャプテンを務める予定です。

いよいよ、国内最後の試合を迎える日本代表。待ち望んだ選手や実績溢れる選手が融合したメンバーでアジア・バーバリアンズを迎え撃ちます。とにかく、多くのサポーターの皆さんに秩父宮ラグビー場にご来場いただき、ワールドカップに向かう日本代表へご声援をいただきたいと思います。引き続き、ご声援のほどよろしくお願い申し上げます。

9日は、午前中で千葉のキャンプを打ち上げ、東京に移動します。また、夜は、キックオフ時間に合わせ、秩父宮ラグビー場でキャプテンランを行います。

ボールを素早くリサイクルするためのラックスキル 相手DFを見て、判断する
ボールを素早くリサイクルするためのラックスキル 相手DFを見て、判断する

BKはラインアタックの整備 ディフェンスは素早く的確に整備する
BKはラインアタックの整備 ディフェンスは素早く的確に整備する

夕闇迫るグラウンドで激しい練習が行われた
夕闇迫るグラウンドで激しい練習が行われた

●8月7日(火) 千葉県・日本エアロビクスセンター

日本代表合宿2日目。真夏の太陽が照りつけるなか、厳しいトレーニングが行われました。

午前中の練習では、FW/BKに分かれ、ウエイトトレーニングとグラウンドでのスキルトレーニングを交互に実施しました。
FWはスクラムを中心に、ラインアウトなどのセットプレーを確認。スクラムでは、マシーンを相手に、何度も鋭い当たりを見せ、完成度の高さを伺わせました。
BKは、パスやキックのスキルトレーニングや、新たなムーブを確認。様々なスペース、人数、シチュエーションをもとにスピード感溢れるアタックを繰り返しました。
FW/BK共に、新たなメンバーも加わりましたが、既に日本代表の戦い方を理解し、遜色なくプレーし、高いポテンシャルを見せています。

昼食後は、真夏日ということも考慮し、午後の練習を16:30スタートに設定。一番暑い時間帯を休養に当てました。

ラインムーヴを確認するBK陣 真夏の強い日差しが照りつけるなかで、厳しいトレーニングが行われた
ラインムーヴを確認するBK陣 真夏の強い日差しが照りつけるなかで、厳しいトレーニングが行われた

ビジョンドリルで視野を広げる ラックからのアタックオプションを確認
ビジョンドリルで視野を広げる ラックからのアタックオプションを確認

そして、開始された午後のセッションは、この時期のトレーニングとは思えないほど、体をいじめ抜きました。16:30とはいえ、まだまだ強い日差しが注がれるなか、トレーニングがスタート。いきなり体を温めるはずのウォーミングアップで選手たちの体から汗が噴出します。
その後は、ラック・DF・ディシジョンメーキングをローテンションで行うスキルトレーニングを実施。ラックは、北海道から取り組んでいる球出しを早くするためのアップフィールドラックの完成度を高めていきました。

さらにチームを2つに分け、ラックテクニック、ラックからのアタックを確認。ラックテクニックでは、これまで取り組んできた「低く・激しいラック」を、世界に通用するために骨軋む激しいトレーニングを行いました。ラックからのアタックでは、3つのラックシチュエーションを想定し、そこからのアタックを確認しました。

その後は、フィットネスファティーグを実施。フィットネスとチームランを交互に行うという非常に厳しいものとなりました。しかし、フィットネスにおいても、チームランにおいても集中力が切れず、高い意識の中でのトレーニングとなりました。時折、起こるミスも全員の危機管理の意識の高さで最小限のミスに食い止めるなど、ワールドカップを見据え、チームとしての完成度も高まりつつあります。
最後は、50%でチームランを実施し、攻撃のバランスやオプション選択を確認し初日の練習を終えました。

初日の練習とは思えないくらい練習強度の強いトレーニングとなりましたが、選手の顔には充実感が漂いワールドカップへの高い意識が見られました。日本での練習も残りあとわずか。まずは、アジア・バーバリアンズ戦で日本らしい戦い方をファンの皆さんの前で披露して、イタリアに乗り込みたいと思います。
引き続き、この夏の暑さを吹き飛ばすような、日本代表への熱い声援をお願いいたします。

PS.
本日の午後の練習には、同地で合宿を行っている中央大学・立教大学のラグビー部の皆さんが見学に来てくれました。中央大学・立教大学ラグビー部の皆さん暑いなか、ありがとうございました。

SHから仕掛ける 低く・激しいラックを意識する
SHから仕掛ける 低く・激しいラックを意識する

一人目がしっかりクリーンアウト 一対一でしっかりと当たる
一人目がしっかりクリーンアウト 一対一でしっかりと当たる

ゴール前ではしっかりと取りきる チームランの合間に厳しいフィットネスで体をいじめ抜く
ゴール前ではしっかりと取りきる チームランの合間に厳しいフィットネスで体をいじめ抜く

試合さながらの激しい攻防
試合さながらの激しい攻防

●8月6日(月) 東京都・汐留~千葉県・日本エアロビクスセンター

いよいよ、ワールドカップに向け、日本代表36名の選手たちが集合しました。集合日となった今日は、ワールドカップの地上波独占放送を行う日本テレビのイベント「GO! SHIODOMEジャンボリー」に参加しました。
イベントの前には、同局の生放送番組「ラジかるっ」に、箕内キャプテン、大畑選手、大西選手が出演し、ラグビーワールドカップをアピールしました。

「ラジかるッ」に生出演! カーワンHCが、サポータへ挨拶
「ラジかるッ」に生出演! カーワンHCが、サポータへ挨拶

多くのファンの方で、イベントは大盛況 選手団を代表して箕内キャプテンが決意表明!
多くのファンの方で、イベントは大盛況 選手団を代表して箕内キャプテンが決意表明!

ジャンボリーでは、夏休みということで小学生を中心に約300名のファンの皆さんが集結。今日初お披露目となったワールドカップ仕様のジャージ(1st、2nd)を纏った選手たちを、花道を作って温かく迎えてくれました。ファンの前に立ったカーワン ヘッドコーチは、「多くのサポーターの皆さんが集まってくれて本当に嬉しく思います。皆さんの熱い気持ちを持ってワールドカップに臨みたいと思います。サポートをお願いします」と挨拶、ワールドカップへの意欲を語りました。
イベントでは、体験コーナーやプレゼントコーナーなどを実施。多くのファンの皆さんと交流を図ることができました。最後に、選手団を代表して箕内キャプテンが、「ワールドカップで最高の結果を残せるよう、そして、皆さんを寝不足にさせるような熱い試合をしてきます」と決意表明し、イベントを終えました。選手が退場する際も、温かい拍手とハイタッチで送り出してくれたファンの皆さん、暑いなか本当にありがとうございました。日本代表は、皆さんの気持ちを胸に秘めてワールドカップを戦います。
また、本イベントを企画いただいた日本テレビの関係者の皆様、ありがとうございました。

イベント終了後、合宿地に移動した日本代表は、早速、ミーティングを実施。全員の選手を前に、カーワンHCは、「まずは、おめでとう。ここに集まったのは、日本のベストの選手たち。今日からが本当のスタートです。ワールドカップで日本のベストの試合をして、必ず、日本の新しい歴史を作ろう」と語り、日本酒と杯を持ち出しセレモニーを実施。選手・スタッフ全員と杯を交わしました。

ワールドカップまで、残り1ヶ月。選手たちの表情にも期待と自信が満ち溢れています。まずは、10日の壮行試合で、しっかりとした試合をして、イタリアに入りたいと思います。カーワンジャパンの最後の挑戦のサポートをお願いいたします。

初お披露目となったワールドカップ仕様のファースト、セカンドジャージ 最後は、多くのサポーターの皆さんに見送られて退場
初お披露目となったワールドカップ仕様のファースト、セカンドジャージ 最後は、多くのサポーターの皆さんに見送られて退場

ワールドカップに臨むメンバーが揃った最初のミーティング カーワンHCが一人一人と杯を交わし、チームがひとつに
ワールドカップに臨むメンバーが揃った最初のミーティング カーワンHCが一人一人と杯を交わし、チームがひとつに