U19代表に応援メールを!
U19日本代表では、皆さまからの応援のメッセージを受け付けています。こちらまでお気軽にお送りください。メールは帯同スタッフに直接届きます。



4月9日(土)

ウェールズとの戦いは3-81の大敗に終わりました。予想通りの強力なFW陣に突破され、トライを積み重ねられてしまいました。

試合開始早々はディフェンスも踏ん張り、敵がタックルを受けてこぼしたボールをCTB森田選手が拾い快走、WTB中園選手にパス、先制トライかと思いましたが、ノックオン。その後も敵陣で試合を進めましたが、チャンスでミスや反則が起き、自陣に戻されてしまいます。

6分、ラックを連取され、ゲインラインを切られるとラックサイドを突かれ、先制トライを奪われてしまいました。その後も何度か敵陣に攻め込みますが、トライを取るまでには至らず、PGのチャンスも外してしまいリズムをつかめません。攻撃でリズムがつかめなくなるとディフェンスのリズムも崩れ、徹底的に狙われたFW近辺のディフェンスが甘くなり始めました。FW近辺でディフェンスラインを下げられ、その後にワイドに展開される苦しいゲーム展開となり、結局は3-81という結果となってしまいました。この結果をどう受け止めるかがスタッフ・選手ともに真摯に取り組まなければいけない課題だと思います。

残る順位決定戦の2試合、いかにチームをたて直してどんな試合ができるか、努力を惜しまず進みたいと思います。

■予選順位
1・南アフリカ、2・ニュージーランド、3・オーストラリア、4・イングランド、5・ウェールズ、6・フランス、7・ルーマニア、8・アルゼンチン、9・アイルランド、10・スコットランド、11・グルジア、12・日本

この結果、U19日本代表は9~12位決定戦に進み、9位のアイルランドと試合を行います。順位決定戦に連敗すれば12位となり、グループBへの降格が決まります。何としてもグループA残留に向け頑張ります。

(小見山博)

対ウェールズ戦   対ウェールズ戦

4月8日(金)

ウェールズ戦に向けて、チーム状態もあがってきました。練習はウェールズとの戦い方を中心にチーム練習に重点をおいて行っています。9日の会場はピーターマリッツバーグという街で、ここからバスで1時間以上かかる場所ですが、そちらにも在留邦人の方がいらっしゃって我々をサポートして下さいます。ここ南アフリカでも毎回、日本語の声援をいただき心強い思いをしております。

グループAは12カ国、強い相手しかいないのは大会前から分かっていたことです。我々にできるベストを出し尽くして頑張ります。

ウェールズ戦メンバー

1・土井、2・平原、3・橋本、4・杉本、5・清水、6・権丈、7・高田、8・福冨、9・茂木、10・川本、11・中園、12・釜池、13・森田、14・鷲谷、15・宮本

16・天野、17・吉田、18・杉山、19・眞壁、20・花崎、21・木島、22・八役、23・朝見、24・堀江、25・上田

◎平原選手

「今回、U19日本代表として世界大会に参加できたことを本当に嬉しく思っています。まだ試合にはフル出場していませんが、チーム全員で戦うことが一番大事なので自分のできることに全力で頑張っています。残り3試合も厳しい試合になると思うので怪我をせず、ひたすら前向きに取り組んでいきます。日本の皆さんからの応援メッセージがチームの力となっています。これからも応援メッセージをよろしくお願いします」
◎吉田選手

「暑い気候にも慣れ、練習に打ち込んでいる毎日です。U19日本代表の一員としての仕事をしっかりと果たし、明日のウェールズ戦も全力で身体を張って頑張りたいと思います。石塚監督から言われた残り3試合全勝という目標に向かって、一戦一戦大事に戦いたいと思います。2試合終わっての課題を十分に理解し、膝下に突き刺さるタックルをしたいと思います」
◎木島選手

「ダーバンでの生活にもだいぶ慣れ、少しずつ精神的にも余裕が出てきました。今回のU19世界大会に参加できることは自分のラグビー人生においてもとても貴重な経験になると思いますので、世界レベルの試合を自分の身体で経験し、少しでもレベルアップできるように頑張りたいと思います」

◎石塚監督

「明日の試合に向けて、チーム状態もあがってきました。持てる力を出し切れるような試合をするように頑張ります」

(小見山博)

朝の散歩。ここから一日が始まります  
朝の散歩。ここから一日が始まります

4月7日(木)

昨夜のミーティングからウェールズ戦へと気持ちを切り替え、今日はウェールズ戦を意識した練習を行いました。ウェールズの2試合のビデオを見る限り、イングランドにも劣らない強豪チームだと思います。特にFWの縦への突進力はイングランド以上かもしれません。我々ももちろん、チーム力をあげて臨まなくてはなりません。幸いなことに修正点が明確になっているので、チーム全員で課題を理解し修正に努めていきたいと思います。

きつい相手との短期間の試合となるとどうしても傷む選手が出てきてしまいます。井上Dr、宮崎トレーナーがしっかりと体調管理に関する指導を行い、試合や練習で身体が傷んだときも適切な処置とリハビリ指導をしてくれております。昨年もメディカルスタッフの努力で、最終戦に26名全員が登録できました。最終戦で全員登録できるチームはほとんどありません。今年もまた、最後までチーム全員で戦えるようになると思います。

◎天野選手
「U19日本代表の選手の一員となり、レベルの高い経験をいろいろできて本当にうれしいです。南アフリカには試合で勝つために来ています。残り3試合、もてる力をすべて出し切り、がむしゃらにチームの勝利に貢献したいと思います。頑張りますので僕宛にも応援メールお願い致します」
◎宮本選手
「日本のこの世代の26名の中に入れたことを誇りに思うと同時に、この世界大会で戦えることを本当にうれしく思います。世界を相手に戦うことをしっかりと自覚し、1秒、1秒を大切に過ごしていきたいと思います。皆さんからの応援メッセージをみて、とても元気づけられています。引き続き、熱い応援メッセージをお願いします」

◎石塚監督
「ウェールズ戦を常に意識し、行動していきたいと思います。厳しい試合が続きますが、戦術はもちろんのことコンディショニングも含めてチーム力をあげていきます」

(小見山博)

快足BACK3。左から朝見、鷲谷、宮本、中園   リハビリ指導中の宮崎トレーナー
快足BACK3。左から朝見、鷲谷、宮本、中園 リハビリ指導中の宮崎トレーナー

4月6日(水)

午前中、試合にフル出場したメンバーは宮崎トレーナーの指導のもとプールセッションを行いました。それ以外の選手は体力維持のために土佐コーチの指導のもとフィットネストレーニングを行いました。

宿泊先のホテルには、屋外プールがふたつあり、自由に使用できるようになっています。他のチームもリカバリーには「プール」や、氷を大量に入れたコンテナに下半身を入れアイシングを行う「アイスバス」を用いています。いかに疲労から早期回復することができるかが次の試合でベストパフォーマンスを発揮するために必要なため、どのチームも必ず何かしらのリカバリーメニューを実施しているようです。

遠征では肉体的な疲労はもちろんのこと、精神的な疲労も蓄積してきます。精神的な疲労を回復するために、午後はフリータイムとなりました。選手はビリヤードや卓球をやるもの、プールに入るもの、部屋でDVDの映画鑑賞をするものと各々が自由な時間を有意義に過ごしました。夜のミーティングでは、次の戦いへ向けて気持ちを切り替えてミーティングが行われました。明日はウェールズ戦に向けて午前・午後の2部練習を行います。気持ちを一つにして短い時間で集中した練習を行いたいと思います。

◎川本選手

「今までお世話になった方々に恩返しをするためにも世界の強豪をなんとしても倒します。日本でラグビーをプレーしている人たちに小さな身体でも世界と対等に戦えるということを証明したいと思います」
◎花崎選手

「いろいろな方々のおかげでこの大会に参加できるので、恥ずかしくないよう精一杯のプレーをしてチームに貢献したいと思っています。まだ大会は続きますので1試合、1試合レベルアップできるようにチーム全員で努力していきたいと思っています」

◎石塚監督
「イングランド戦から次のウェールズ戦に気持ちを切り替えるため、リカバリーと休養を目的とした一日としました。世界の強豪との5試合、精神的にも肉体的にもきつい日々が続きます。うまく時間を使い、チーム状態をさらにあげていきたいと思います」

(小見山博)

プールリカバリーにて   チームを動かすHB 左から茂木、木島、花崎、川本
プールリカバリーにて チームを動かすHB 左から茂木、木島、花崎、川本

4月5日(火)

第1戦での問題点を克服できたか否か、U19イングランド代表との試合は、課題修正ができなければ今大会すべての試合が中途半端な結果に終わってしまいかねない重要な一戦でした。風上に立ったU19日本代表のキックオフで試合開始。開始早々から敵陣で試合を進めていましたが、14分、反則から攻め込まれてしまい、ゴール前のラインアウトからブラインドサイドを突かれ相手SOに先制トライを許しました。しかし、ここでU19日本代表はディフェンスで頑張り続け、22分にSO川本選手がPG、28分には同じくSO川本選手がDGを鮮やかに決め、6-5と逆転。このまま前半終了かと思われた35分、またも反則から攻め込まれ、CTBにトライを奪われ、6-12で前半終了。

後半も5分にPGを許したもののしっかりとディフェンスし続けました。しかし8分に反則の繰り返しからシンビンを取られ一人少なくたった場面で14分、16分と立て続けにトライを奪われ6-29となってしまいました。20分にSO川本選手がPGを返し、9-29としますが、頭を下げた低いタックルによりまたもシンビンを取られ、一人少ない状況となり29分、35分とトライを奪われ9-43で試合終了。

ゲーム内容は第1戦よりも確実にレベルアップしていると思います。ウェールズ戦までの3日間を有効に使い、課題修正に取り組みチーム力をあげていきたいと思います。

◎石塚監督
「チームとしてレベルアップしていることは間違いない。細かな修正点をいかに克服できるか、チーム全体の課題として全力で取り組みます」

(小見山博)

ディフェンスでプレッシャーを   国歌演奏
ディフェンスでプレッシャーを 国歌演奏

4月4日(月)

朝から雲一つない快晴となりました。気温は上がりますが湿度は低く、過ごしやすくなりました。明日のイングランド戦に向け、ミーティングで小村・土佐両コーチから提示された内容を実戦的な練習で確認しました。第1戦のビデオを見てもイングランドは大きく強い相手です。しかし、何としても食らいついていきたいと思います。

日本から30時間あまりかけてやってきたこの国でなんとか試合をしていけるのも、在留邦人の方々の暖かいサポートや関係者の方々のサポートがあってこそです。中でも日本から届く応援メールにはチーム一同励まされております。この宿舎では各国がフロアー毎に入っており、日本チームは6階に入っています。6階の壁に皆様から頂いたメールを掲示しています。愛らしい赤ちゃんのU19応援スタイルの写真には選手諸君が大喜びしておりました。これからもご声援、よろしくお願いいたします。

イングランド戦メンバー

1・吉田、2・天野、3・橋本、4・杉本、5・眞壁、6・権丈、7・高田、8・堀江、9・花崎、10・川本、11・中園(主将)、12・釜池、13・八役、14・朝見、15・宮本

16・平原、17・土井、18・杉山、19・清水、20・茂木、21・木島、22・森田、23・鷲谷、24・福冨、25・上田

◎石塚監督

「明日のイングランド戦に向けて、いい感じで練習をすることができました。タフな試合になると思います。必死のタックルで頑張り続けます」

(小見山博)

タックルで活路を開きます・CTB 左から釜池、森田、八役  
タックルで活路を開きます・CTB 左から釜池、森田、八役

4月3日(日)

南アフリカに来て1週間になりました。毎朝7時前までに体重計測を行い、ホテルの前に広がる素晴らしいビーチを散歩するところから一日がスタートします。

ホテルの食事会場はAグループの10チームが一斉に食事ができる広さです。それぞれのテーブルにはミニ国旗が置かれています。食事の内容は当然のごとく洋食が中心なのですが、日本チームには特別に「ご飯」が用意されており、毎食「ご飯」を食べられるようになっています。また日本から持参した「ふりかけ」「醤油」「梅干し」「みそ汁」を食事会場に持参して選手が自由にとれるようにしています。

本日の練習は小村・土佐両コーチの指導でイングランド戦の準備に費やしました。大きく強い相手です。大きな相手にひるまぬ気持ちを持ち続け、1cmでも前へ出たいと思います。

◎眞壁選手

「レベルの非常に高い大会ですので、必死に食らいついてます。自分がこの遠征を通じてどれだけ成長していけるかが大事なことだと思っています。世界の高いレベルを感じ、世界に挑戦し続けたいと思います。気持ちのこもったタックルができるように頑張ります」
◎清水選手

「チームに貢献できるように身体を張って頑張りたいと思います」

◎石塚監督

「今日からイングランド戦に向けての本格的な練習がスタートしました。戦い方を統一し激しいタックルでイングランド戦に勝利できるように最高の準備をしていきたいと思っております」

(小見山博)

イングランド戦に向けて  
イングランド戦に向けて

4月2日(土)

この日は朝の散歩時にドーピングコントロールの方が見えて、競技会外ドーピング検査の連絡を受けました。朝食後に天野、堀江、花崎、五郎丸の4選手は井上Drとともに検査室へ行きました。

午前中は昨日の試合のリカバリートレーニングを主として行いましたが、出場機会の短かった選手はフィットネストレーニングを行い、体調の維持に努めました。午後からは精神的なリフレッシュをかねて宿舎近くのショッピングモールに出かけました。治安の問題もありホテルと練習場の往復という毎日が続く中、ショッピングモール内のみではありますが選手諸君は久しぶりの自由時間を楽しそうに過ごしておりました。

夕食はトヨタ・ダーバン工場の方々のご厚意で激励会を開いて頂き、中華料理をごちそうになりました。日本を遠く離れた我々には本当にありがたい激励です。昨年も在留邦人の皆様に暖かく迎えていただきましたが、今年もまたいろいろと心強いサポートをいただいております。昨日の敗戦は非常に残念な結果です。しかし、今日のリフレッシュで気持ちを切り替え前進していきます。

◎福冨選手

「日本のために身体を張って頑張っていきますので応援よろしくお願いします」
◎八役選手

「一度しか味わえないU19日本代表の桜のジャージを着られることを誇りに思っております。代表として恥じないプレーをしたいと思っておりますので応援よろしくお願いします」

◎石塚監督
「昨日の敗戦を引きずるのではなく、冷静に問題点をチェックし改善していきたいと思います」

(小見山博)

昨日、試合後の開会式にて   トヨタ・ダーバン工場の方々と
昨日、試合後の開会式にて トヨタ・ダーバン工場の方々と

4月1日(金)

残念ながら初戦を飾ることができませんでした。U19日本代表のキックオフで始まったこの試合、キックが伸びすぎたりキャッチミスが起こったりと、なかなかリズムに乗ることができません。7分、ゴール前まで攻め込まれたところでパスミスが起き、そのまま相手CTBにボールを奪われ先制のトライを許してしまいました。

その後も自陣にいる時間が長く、14分にはPG、33分にはFWがラインアウトからモールを押し込まれ、そこから広く展開され右隅にトライを奪われました。0-15で前半終了。サイドの変わった後半、相手陣に攻め込みますが、もう一歩のところでボールがつながらず時間だけが経過していきました。32分、相手ゴール前まで攻め込みPKからモールを押し込み吉田選手がトライ。ようやく得点をあげましたがこのままノーサイド。5-15でU19ルーマニア代表に敗れました。

痛い敗戦ですが、この試合で出た課題をできる限り修正し、残りの4試合を頑張り続けます。

◎石塚監督
「セットプレーで安定性を欠き、プレッシャーを受けてしまいました。しかし、大会は始まったばかり。課題修正に努め、チームを高いレベルに持って行きたいと思います」

(小見山博)

U19ルーマニア代表戦   U19ルーマニア代表戦