リポビタンDチャレンジ2004

イタリア監督は往年の名選手カーワン氏

イタリア代表を率いるのは、元ニュージーランド(NZ)代表オールブラックスの名WTBジョン・カーワン氏です。NZが初代王座に就いた1987年の第1回ワールドカップの開幕戦となるイタリア戦では、192センチ、92キロの巨体で伝説の90メートル独走トライを決め、そのパワフルで華麗な走りっぷりは世界中のファンの度肝を抜きました。

この大会の優勝の立役者となったカーワン氏の華やかな経歴は、ファンにとっては周知の事柄でしょうが、ここでざっとおさらいしましょう。1964年12月16日にオークランドで生まれ、現在39歳。オールブラックスとしてのデビュー戦は84年6月のフランス戦(NZ・クライストチャーチ)、19歳と6ヶ月でした。以来、数々の国際試合で活躍を続け、積み重ねたキャップ数は63、奪ったトライは35です。

1990年代には、NECでも本場のプレーを披露し、日本のファンにもすっかりおなじみです。2002年からイタリア代表の指揮を執っていますが、日本のラグビーを熟知しているだけに、どんな作戦を仕掛けてくるか、選手個々のプレーとは別に「指揮官の頭脳」にも注目が集まりそうです。