遠征スケジュール|高校日本代表メンバー|遠征レポート....2 ■2015年3月17日(火) 遠征6日目。 今朝もどんより曇り空でした。前日のリカバリーと休養で、時差ボケも解消され、コンディションも良くなっています。 今朝もS&Cトレーニングからスタートです。午前中はゲームレビューミーティングを行いました。 明日のゲームに向けての練習は今日が最後です。2戦目に向けてやるべきことを確認し合いました。 マッセルバララグビー場での最後の練習を終えて、全員で清掃をしました。 また、マッセルバララグビークラブの代表の方に対して感謝の言葉を秋山キャプテンが述べ、皆で書いた色紙をプレゼントしました。 午後は明日ゲームをするメゲットランドスポーツコンプレックスラグビー場でキャプテンズランを行い、グラウンドの感覚も確かめました。 明日はU19スコットランド代表にリベンジです! 本日の選手紹介は高速パス軍団、SHです。次の5つの質問に答えてもらいました。 1 自己紹介をお願いします。 2 高校代表に選ばれた時の気持ち。 3 チームにどのように貢献したいですか? 4 遠征の抱負。 5 5年後どうしていますか? 吉川浩貴(御所実業高校) 1 吉川浩貴です。 2 選ばれたことは、周りの方々のサポートのお陰なので、感謝しています。 3 チーム為、仲間の為に体を張って、責任を果たしたいです。 4 自分の将来に繋がる遠征にしたいです。 5 日本代表の9番を背中につけて戦っています。 田上 稔(佐賀工業高校) 1 田上稔です。 2 嬉しくて、夢のようでした。 3 ボールさばきを速くして、チームの勝利に貢献したいです。 4 JAPANの戦術を理解し、成長したいです。 5 日本代表として、グランドに立っていたいです。 齋藤直人(桐蔭学園高校) 1 齋藤直人です。3歳からラグビーを始めて、今年で14年目です。スポーツ観戦と犬の散歩が趣味です。 2 思ってもみなかったので、本当に嬉しかったです。今まで以上に努力します。 3 得意なキックと早い球さばきで、チームに貢献したいです。 4 外国人のパワーやスキルを知り、色々吸収したいです。 5 日本代表、もしくは、狙える位置にいたいです。 ■2015年3月16日(月) 遠征5日目。 本日もどんよりとした曇りの天気ですが、爽やかな朝を迎えました。 朝はプールで、前日の試合のリカバリーをしました。水に入ることによりあまり体に負荷を変えないようにしてゆっくりとほぐしていきました。 ホテルには最新のトレーニング機器とプールがあり、選手のコンディション作りには最適な施設です。 その後、選手ミーティングを実施しました。 午後はスコットランドラグビーの聖地「マレーフィールド」を見学させていただきました。 スコットランド協会の方の案内で、VIPルームやスコットランド代表のチェンジングルーム、そしてグラウンドにも入れていただき、選手は大興奮でした。 朝のプールリカバリー。 移動車内からのエディンバラ市内。 聖地 マレーフィールドに到着。 本日の選手紹介は、気は優しくて力持ち、PRです。次の5つの質問に答えてもらいました。 1 自己紹介をお願いします。 2 高校代表に選ばれた時の気持ち。 3 チームにどのように貢献したいですか? 4 遠征の抱負。 5 5年後どうしていますか? 黒澤 桂(深谷高校) 1 黒澤桂です。ラグビー歴は10年です。185cm・106kg。 2 とても名誉なことで、嬉しかったです。チームに貢献したいと思いました。 3 グランドの中も外も、代表としてのプライドを持って行動したいです。 4 精神的にも、肉体的にも成長したいです。良いプレーを学びたいです。 5 日本代表としてピッチに立っていたいです。 土山勇樹(東福岡高校) 1 土山勇樹です。 2 4試合、勝つという気持ちです。 3 ブレイクダウンでのボールの確保、近場でのアタックとディフェンス、スクラムを安定させて、相手ボールではプレッシャーをかけます。 4 ラグビー理解を深めて、考えながらプレーできるように成長したいです。 5 大学でレギュラーとなり、日本代表としてプレーしたいです。 三竹康太(大阪桐蔭高校) 1 三竹康太です。小学5年生からラグビーをしています。 2 代表に選ばれたかったので、とても嬉しかったです。 3 スクラムの安定とそこでプレッシャーをかけてマイボールにします。 4 海外の選手の力強いプレーを肌で感じ、今後のラグビー人生につなげて行きたいです。 5 日本代表としてプレーしたいです。 當眞 琢(コザ高校) 1 當眞琢です。小学校から中学校まで相撲をしていました。 2 代表候補までいって代表になれなかった父、兄がいたので、代表に選ばれた時は、夢が叶い嬉しかったです。 3 ボール争奪にて、チームを救うプレーをしたいです。 4 4戦全勝して、このチームで遠征できて最高だったという遠征にしたいです。 5 努力して、日本代表になっていると思います。 ■2015年3月15日(日) 遠征4日目。 本日はいよいよU19スコットランド代表と試合です。 本日も早朝からジムでトレーニング。ストレッチと体幹トレーニングを中心に行いました。 午前中はホテルでビッグストレッチを行いました。 宿舎出発前にジャージプレゼンテーションを行い、日野団長より、一人一人にジャージが手渡されました。最後には小森田テクニカルコーチが作成をしてくださったモチベーションビデオを見て士気を高め、チーム一つとなっていよいよ出発です! 本日の試合会場があるスチュワートメルビルの街までは我々が滞在をしているホテルから30分かかります。 スコットランド代表専用バスをスコットランド協会が用意してくださり、感激しました。 日本からも応援に来て下さったご家族の方がいらっしゃいました。本当に有難いです。ただ、残念ながら試合は12-66で敗戦しました。 アフターマッチファンクションでは、お互いの健闘を讃えて、楽しく交流しました。3日後のリベンジを誓い、スチュワートメルビルを後にしました。 試合日も朝のS&Cは欠かせません。 ジャージ授与式。 エディンバラ領事館の北岡総領事が激励に駆けつけて下さいました。 隣の広大なグラウンドでは、あらゆるカテゴリーの試合が行われています。 国歌斉唱の後、試合開始。 互いの健闘を称え合います。 アフターマッチファンクションの様子。 U19スコットランド代表戦 マッチレポート 第40期高校日本代表、スコットランド・フランス遠征初戦はU19スコットランド代表ボールでキックオフ。 最初の2フェイズでは前に出て相手を止めたものの、外のスペースでゲインを切られ、一気にゴール前まで迫られる。 その後、ゴール前のスクラムを押し込まれ前半2分、先制トライを奪われる。 試合序盤、なかなかスクラムが安定しなかったジャパンは6分にも1トライを追加され、12-0とされてしまう。しかし、ここからジャパンもようやく反撃に出る。 12分、16フェイズの攻撃を経て、SH吉川のキックをHO大西が押さえてトライ。12-7とする。 その後は、セットプレーも徐々に安定し攻撃も継続できるようになるが、要所でのミスが多く、ターンオーバーから切り返されてトライを重ねられ、26-7で前半を折り返す。 ハーフタイムは修正点として、FWはリロードとセットプレーの安定、BKはバックスリーの連携とパスの精度を確認して、後半へ向かう。 後半はジャパンボールでキックオフ。 何とか後半先に得点したいジャパンだったが、逆にスコットランドSHにラックサイドを破られてトライを奪われる。 しかしジャパンも練習の中でやってきた「スパーク」から攻撃を継続し、ゴール前で得たペナルティーからFWがラックサイドを突いて後半6分にPR三竹がトライ33-12とする。 しかし、その後はジャパンの足が止まってしまう。 前半同様、ジャパンのミスをことごとく拾われ次々と得点を重ねられ試合終了。結果は12-66でノーサイド。 試合を通じて、ハンドリングミスやセットプレーのミスが多く、そこからのターンオーバーで簡単に得点を重ねられる場面がとても多く、もったいないという印象の強い試合だった。 攻撃では、フェイズを重ねている場面も多く、ブレイクダウンでターンオーバーされる場面はほとんどなかった。 このように、ジャパンの目指す攻撃の形が出ている場面が見られたのは収穫である。 中2日と短いインターバルではあるが、水曜日の再戦へ向けて今日出た課題を修正して試合に臨みたい。 ■2015年3月14日(土) 遠征3日目。 まだまだ時差ボケは取れませんが、明日はもう初戦のU19スコットランド代表戦を迎えます。タイトなスケジュールの中でコンディションを合わせて、調子を上げていかなければなりません。 練習以外の生活の大半を過ごすホテルは部屋も広くて大変機能的で居心地が良いです。食事はビュッフェスタイルですが、オーガニックなパンが大変人気です。いろいろとメニューを選択できる配慮がとてもありがたいです。 本日は早朝よりジムとスタジオで体幹と筋力トレーニングに分かれて行いました。 午前中の練習はスパークを中心に行いました。午後は試合会場の下見を兼ねて、スチュワートメルビルラグビー場に行き、練習しました。 夜のミーティングではスタッフ一人ひとりから明日のU19スコットランド代表戦に向けての思いを伝えました。明日はいよいよ待ちに待ったU19スコットランド代表と対戦です。 朝のトレーニング。 練習会場へはバス移動です。 午後の練習は明日の試合会場で行いました。 遠くにエディンバラ城も見えます。 本日の選手紹介は機動戦士、LO,FL,NO8です。次の5つの質問に答えてもらいました。 1 自己紹介をお願いします。 2 高校代表に選ばれた時の気持ち。 3 チームにどのように貢献したいですか? 4 遠征の抱負。 5 5年後どうしていますか? 松島史弥(尾道高校) 1 松島史弥です。自分の強みのタックルで世界に挑戦したいと思います。 2 タックルで期待に応えていきたいと思います。 3 タックルで体を張って、チームを引っ張っていきたいです。 4 世界レベルでのフィジカルを経験したいです。 5 世界一のタックラーになっています。 今村陽良(東福岡高校) 1 今村陽良です。 2 素直に嬉しいです。 3 突破役としても、サポートとしても。 4 外国人相手にどんなプレーが通用するのか学びたいです。 5 日本代表でプレーしています。 舟橋諒将(札幌山の手高校) 1 舟橋諒将です。明るい性格なので、いつも笑顔です。 2 本当に嬉しかったです。目標であり、夢だったので、感謝の気持ちでいっぱいです。 3 スピードとパワーを武器に常に前に出てチームの勝利に貢献したいです。 4 遠征を通して世界レベルを知り、技術も人間性も大きく成長したいです。 5 日本代表としてワールドカップに出場したいです。 藤田達成(東福岡高校) 1 藤田達成です。空中戦とサポートプレーが得意です。 2 とても嬉しかったです。選ばれた責任感を感じています。 3 自分のできる事を精一杯頑張り、チームに貢献したいです。 4 試合での対戦を通してラグビーを学びたいです。 5 ラグビーを精一杯頑張っています。 ファウルア マキシ(日本航空高校石川) 1 ファウルア マキシです。 2 とても嬉しかったです。 3 力強く激しいプレーをしたいです。 4 スコットランドとフランスに勝つことで成長したいです。 5 日本代表でプレーしています。 ■2015年3月13日(金) 今朝は少し遅めに起床し、海辺の広場まで散歩しました。古い建物も多く、風情のある街です。 本日の午前中はライトトレーニング。天候にも恵まれました。移動の疲れと時差ボケ解消メニューです。会場は、マッセルバララグビークラブのグラウンドをお借りしました。 午後も同じグラウンドで練習。テーマは、「ブレイクダウン」です。 直前合宿で行った練習に改善を加え、より激しく、強いプレーができるよう工夫されていました。 選手たちは少し疲れが見えるものの、明後日15日には初戦のスコットランドU19代表との試合なので、コンディションを整え、激しく戦っていかなければなりません。 スコットランド滞在中のホテル。 毎朝体重を計り、コンディションをチェック。 リエゾンの方々。 食事風景。 移動バスから見たエディンバラ市内。 エディンバラでの練習会場。 ■2015年3月12日(木) 遠征1日目。 12日早朝に合宿地である流通経済大学を出発して成田より旅立ちました。保護者の方も見送りに来て下さいました。ありがとうございました。 成田を出発して約11時間飛行機に乗り、ヨーロッパの玄関、アムステルダム・スキポール空港で乗り継ぎ、エディンバラに到着しました。自彊館を出てからは37時間かかっての大移動です。日本とスコットランドの時差は9時間もあり、初めて経験する時差ボケに不思議な感覚で過ごしていました。 エディンバラ空港ではリエゾンのアリーさんとグレアムさん、そして現地通訳としてエディンバラ大学に通う荒井僚太さんが我々を迎えて下さいました。これから約一週間お世話になります。 我々は空港から1時間ほどバスに乗り海辺の静かな小さな町に滞在します。 ホテルには日が変わるくらいのかなり遅い時間に到着しました。 早朝から荷物の積み込み、館内の清掃をし、朝食を摂り、予定通りに出発しました。 オランダ・スキポール空港に到着。 6時間のトランジットがあり、合間に何度か集合し、ストレッチで体をほぐします。 ホテル到着は現地時間の夜11時を過ぎたころ。7時に自彊館を出発してから、37時間の大移動でした。