■2014年9月23日(火)

2泊3日の短い強化合宿も3日目の最終日を迎えました。
今日23日も朝5時台から高阪(*高は正しくは「はしご高」)スポットコーチによるトレーニングなどが行われました。

朝食、チームミーティングを挟んですぐに午前練習。
FW陣はまずウェイトトレーニングを30分行いました。
垣永選手は夏の菅平合宿までは育成選手でしたが、今回の合宿ではそこから昇格。
他の選手と同じトレーニングウェアを着用して練習に励んでいます。

FW陣がウェイトトレーニングの間、BK陣は外でスキルトレーニング。
今回の合宿には肩のリハビリのため招集されなかった藤田選手ですが、都内での合宿だったのと祝日で休みだったため、急遽飛び入り。
ジョン・プライヤーS&Cコーディネーターに「入っていいよ」と言われてストレッチなど肩に負担にならないメニューを行っていました。

スクラムハーフは今回4名が招集されていましたが、全員ともにコンディションがあまり良くなく、別メニューでの調整となりました。

FW陣はウェイトトレーニングの後は、約40分間のスクラムセッション。
ダルマゾスクラムコーチの「低く!」という声が飛びました。

その後は、ひとときの休憩。果物やドライフルーツなどの補食が用意されていました。

ちょっと一息の山下選手と矢富選手。

タオルを頭に巻いて強い日差しを少しでも緩和しようとしていたマレ・サウ選手。
ほんの10分少しの休憩でしたが、選手たちも顔が少し緩んでリフレッシュしていました。

練習再開後は激しいブレイクダウン、インターバル走や実戦練習を行いました。
今回初招集となった山中選手は田村選手と同期同士でペアを組んでいました。

最後にFW陣はボーズウィックFWコーチによるラインアウトの練習。
ボーズウィックFWコーチが高い段にのぼり、邪魔をする中できちんとスローし、キャッチするのはハードです。

約2時間の練習を終え、最後は選手・スタッフも入って円陣を組みました。
「11月のマオリ・オールブラックス戦へ向けてしっかり準備をしていこう」とリーチキャプテン。
次の日本代表の集合はマオリ・オールブラックス戦の前の10月下旬の予定です。引き続き応援をお願いします。

■2014年9月22日(月)

7月中旬に行われた菅平での強化合宿以来の集合となった9月21日、それぞれ所属チームの試合などを終え、東京都内に集合しました。
同日行われたトップリーグの試合後に駆けつけた選手も多々おり、最終的に全員が宿舎に入ったのは24時をまわった頃。
ただ、翌日22日は朝5時からタイトファイブ、6時からミドルファイブ、そして7時からアウトサイドファイブとそれぞれポジション別に分かれての早朝練習が行われました。

早朝練習は高阪(*高は正しくは「はしご高」)スポットコーチによる指導。
タイトファイブではいかに身体の位置を高いところから低い姿勢にできるか、などそれぞれのポジション別のテーマに則ったメニューを行いました。
大の字に寝転がる廣瀬選手を踏まないように細かいステップを踏む小野選手。

前日に試合があった選手たちは、ストレッチメニューを行いました。

午前練習前はチームミーティング。エディー・ジョーンズヘッドコーチは「初めての選手もいるが、助け合いながら、チーム内の競争を高めてほしい。例えば日和佐選手は矢富選手がわからないことは教えてあげ、矢富選手は日和佐選手を抜けるようになってほしい」。
また、リーチキャプテンからは「みんな試合があって疲れてると思うけど、何のために自分たちがここに呼ばれているかをもう一度考えよう。レベルアップしていこう」とラグビーワールドカップ2015の開幕まで1年を切った中、選手たちを鼓舞しました。

その後はエディー・ジョーンズヘッドコーチの下、初めて招集となった選手や久しぶりにチームに合流した選手たちが前に出て自己紹介を行いました。

午前練習はまず約1時間のウェイトトレーニングからスタート。
自重にプラスしてウェイトを腰からぶら下げながらの懸垂を行っているのはチーム最年長の大野選手です。選手たちの良いお手本です。

前日に試合を行った選手たちは少し軽めの調整。エアロバイクで身体を温めます。
堀江翔太バイスキャプテンと初招集のマフィ選手はなぜかカメラ目線。余裕がありますね。
マフィ選手は大学から日本に来ているので、非常に流暢な日本語を話します。

1時間のウェイトトレーニングの後は、グラウンドに出てFWとBKにわかれてユニットトレーニングを行いました。
グラウンドに出て早々ストレッチをしながら話をする初招集の山中選手と田村選手。
ジョーンズHCの言っていた同じポジションでの助け合い、そして密にコミュニケーションを取ることをすぐに実践していました。

初招集となった選手も多く、また躍進を続けるラグビー日本代表への注目度も高くなっているのか、この日は多くの報道陣が訪れていました。
取材を受けるジョーンズHCです。

そしてこの日最後の練習は18時から。昼間の強い日差しからはうってかわって、陽が落ちて暗い中での練習となりました。
試合が終わってからコンディションも万全でない選手も多く、人数が揃わない中ではありましたが、13人対9人での実戦形式での練習などを行いました。

最後にFWはスクラムを10分間。久しぶりの招集となった有田選手はダルマゾスクラムコーチの指導は初めて。
スクラムマシーンでの姿勢の確認の後には、マンツーマンでの指導を受けていました。

明日23日はすでに合宿最終日ですが、朝は5時台から始動します!