東日本トップクラブリーグ社会貢献活動報告
「手話で学びたい!明晴学園中学部設立支援活動」第3報
日本で初めての日本手話で授業を行う私立ろう学校「明晴学園」の中学部設立に向けての設立資金準備活動に、関東ラグビー協会および同クラブ委員会、東日本トップクラブリーグより多大なるご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
平成21年2月1日の秩父宮ラグビー場での全国クラブラグビー大会決勝における募金活動にはじまり、関東ラグビーフットボール協会クラブ委員会の全面的なご支援のもと、日本ラグビーフットボール協会、神奈川県ラグビーフットボール協会、埼玉県ラグビーフットボール協会、徳島県ラグビーフットボール協会、東日本トップクラブリーグのタマリバ、戸田オーバーザトップ、高麗、北海道バーバリアンズ、三鷹オールカマーズ、ドラゴンズのほか、東日本聴覚障害者ラグビーのイースタンクワイエットタイフーン、東京都クラブチームのぜんかいビアーズ、しながわバンブーの皆様の多大なるご協力をいただき、これまでに計11試合と4イベントにおいて、約15,000枚の募金チラシの配布と総額120万4,805円の募金をいただくことができました。
また、ラグビー場での募金活動の様子が各メディアより報道されたことにより多くの方々に活動を知っていただき、明晴学園には全国各地からたくさんのご声援のメッセージやご寄付が寄せられ、現在までに目標金額3000万円の88%にあたる2,646万4,235円が集まりました。
東京都への中学部設立申請期限の6月まであと1か月を切り、ろう児たちの夢が現実に近づいてきています。
活動にご協力を賜りました方々と、心温まる募金やご寄付をいただきましたラグビーファンの皆様に心より感謝申し上げます。
●ラグビー場での募金活動が紹介された各メディアの報道
2月21日 |
毎日新聞「ろう学校支援のスクラム」 |
2月24日 |
都政新報「手話を使うろう学校」 |
3月10日 |
読売新聞「手話で学べる中学を」 |
3月13日 |
毎日小学生新聞「手話で学べる中学を!明晴学園の子どもたち募金呼びかけ」 |
3月21日 |
東京新聞「ラグビー場で募金活動 品川区の明晴学園 中学部設立へスクラム」 |
3月22日 |
TBSニュース「ニッパツ三ッ沢球技場での日英大学ラグビー交流大会での募金」 |
4月8日 |
産経新聞「あと3分の1 手話の中学設立募金」 |
4月24日 |
毎日新聞「日本手話の明晴学園に中学部を」 |
5月1日 |
「ラグビーマガジン5月号」Club Sceneに掲載 |
手話が国の言語として法律や条例で政府が手話を認めている国は、アメリカやスウェーデン、オーストラリアなど世界39カ国にのぼり、年々増え続けています。アジアではタイや中国などでも手話が言語として認められていますが、日本では未だ認可されていません。明晴学園を除くすべてのろう学校では、70年以上前から変わらず続く「口話法」と呼ばれる指導方法のため本来の教育が遅れ、日本手話での教育がなされていません。
明晴学園は、既に諸外国で行われているろう児の母語である「日本手話」による教育と、「書記日本語」を習得する「バイリンガルろう教育」を行う、日本で初めての私立ろう学校として平成20年4月に開校しました。現在幼稚部と小学部のみですが、現在の小学6年生が卒業する平成22年4月には中学部の設立が必要です。義務教育の12年間を「日本手話」で学べる教育環境を、聞こえない子供たちに与えることが私たちの使命です。
中学部申請期限の6月までのあと1カ月足らず、諦めることなく活動を続けてまいります。
今後ともご支援いただけますよう、よろしくお願いいたします。