実施要項 | 組合せ/結果 平成23年12月29日(木)・31日(土)に大阪府・近鉄花園ラグビー場にて開催された「第17回全国ジュニア・ラグビーフットボール大会」の、最終結果です。 各試合の試合記録は、こちらからご覧ください。 ■第1ブロック 組合せ ■第2ブロック 組合せ ■2日目コメント 初日同様、おだやかな日和の花園ラグビー場であったが、グランドは非常に熱い戦いが繰り広げられた。 第2ブロック3位決定戦は、共に堅いディフェンスで引き締まった試合であったが、前半終了間際に一瞬の隙を突いて東京スクールが先制し、後半開始直後も力でねじ込んだ。静岡県スクール選抜も果敢に展開し、1トライを返し3点差に追い上げる。しかしこの後東京FWが静岡ディフェンスをこじ開けて突き放す。ところがこの後、静岡スクールが猛追し、ロスタイムに逆転トライを挙げ逃げ切った。 第1ブロック3位決定戦は立ち上がりPGで先制を許した京都中学校であったが、強力FWのモールでトライを奪うと、前半ロスタイムには大阪スクールのミスを右に展開して中央にトライ。突き放しにかかる。後半開始直後、大阪スクールがグランドを大きく使って1トライ返したものの、京都ディフェンスの圧力にミスを誘われ、ゴールラインを割ることができなかった。 神奈川県中学校選抜が安定した戦いで第2ブロックを制した後、いよいよ最後の試合、福岡県選抜と奈良県選抜の試合を迎えた。前半は、奈良がセットプレーからモールで前進し、力強いFWの縦攻撃によって2トライを挙げリードする。一方の福岡は、前半終了間際にグランドを大きく使ってトライを返し、14対5で前半終了。後半開始直後、ラインアウトモールから右に展開、奈良ディフェンスの間隙をついてトライ。その後、互いに体をはった攻防で膠着状態が続いたが、ペナルティーを得た福岡が奈良ディフェンスをこじあけて逆転のトライ。その後もキックを有効に使い奈良のミスを誘い、スクラムからフェーズを重ねBKが内に切れ込み中央にトライして突き放しにかかる。 粘る奈良はラインアウトモールを押し込んで得たペナルティーからFWが押し込み、3点差でロスタイムへ。試合を切れない奈良は、福岡のキックオフをFW、BK一体となってグランド右端から左へ展開、巧みなステップで福岡ディフェンスを振り切った奈良BKが中央にトライ。熱戦に終止符を打った。 年々、チームの技術が向上し、観客数も増え大会としてのグレードも上がってきている。この大会から明日の日本ラグビー界を背負うプレーヤーが多く輩出されることを期待したい。 大会総務委員長 徳井輝久 東京都スクール vs 静岡県スクール 大阪府スクール vs 京都府中学校 神奈川県中学 vs 愛知県中学校 神奈川県中学 vs 愛知県中学校 神奈川県中学 vs 愛知県中学校 福岡県選抜 vs 奈良県中学校 福岡県選抜 vs 奈良県中学校 福岡県選抜 vs 奈良県中学校 Bブロック表彰式 Aブロック表彰式 ■1日目コメント 前日までの寒さも和らぎ、好天に恵まれた12月29日。花園ラグビー場に集まった中学生16チームの顔ぶれを見ると、トーナメントになって初めて登場する北海道スクール選抜、広島県選抜がある一方、連続出場中であった大阪府中学校選抜の姿が見えないなど、各地域のチーム力が均衡し、どのチームが出場してもおかしくない状態になったことがうかがえる。 そのことを示すように、第1ブロック1回戦は、抽選になった大阪府スクール選抜対兵庫県スクール選抜戦を皮切りに僅差のゲームが続き、歓声とため息が交互に会場を満たした。第1ブロック決勝には、攻守にバランスのとれた福岡県選抜と、初の決勝進出を果たした奈良県中学校選抜が駒を進めた。第2ブロック決勝は、神奈川県中学校選抜と愛知中学校選抜との間で行われることとなった。 大会総務委員長 徳井輝久 開会式 神奈川県中学 vs 長野県スクール 東京都スクール vs 広島県 兵庫県スクール vs 神奈川県スクール 東京都中学 vs 長崎県 北海道スクール vs 東北中学 アフターマッチファンクション