首都圏と近畿圏に建学された大規模な大学には、体育会ラグビー部の他に、学部ごとのラグビー部やクラブ組織の学生クラブチームが活動している。なかには80年以上の伝統を誇る老舗チームもあり、卒業生の多くが日本の政財界の中枢で活躍している。そんな学生クラブの大会は従来、関東と関西で自己完結する大会に終始してきたが、2002年から東西の学生クラブの覇者を決める「東西学生クラブ対抗試合」が発足した。当初は花園ラグビー場で実施されてきたが、2009年から熊谷ラグビー場で大学選手権大会の1回戦と同時開催されることになった。

出場チームは関東、関西の秋季公式戦である「学生クラブ選手権大会」の優勝チームで、関東は慶應義塾大学BYB、関西は関西学院大上ヶ原クラブが代表権を得た。慶大BYB、関西学院大上ヶ原とも本大会は4度目の出場である。

期日: 12月16日(日)、10:00キックオフ
  *大学選手権2ndステージ、明治大-近畿大学、東海大-日本大と同時開催
会場: 熊谷ラグビー場   *レフリー/涌井大輔 (関東A2)
対戦: 慶應義塾大学BYB <対> 関西学院大学上ヶ原クラブ

<出場チーム紹介> 
●関西学院大上ヶ原クラブ 

創立/1969年、会員数/37名、ホームページ=http://homepage2.nifty.com/kg-uegahara-rfc/
部長/阪田 真、 主将/高田 実、 副将/宮下 恭

(ジャージ)黒、(パンツ)黒、(ソックス)黒

上ヶ原ラグビークラブは、1969年に創部された伝統のあるチームです。2010年には関西リーグ優勝、東西対抗では早大GWと同点優勝、創部以来初の日本一を果たしました。しかし、昨年は関西リーグで優勝したものの、東西対抗では早大こんぷれっくすに大敗を喫しました。そして、今年は昨年の東西対抗での悔しさを胸に「日本一」という新たなチームテーマのもとに部員全員が一丸となってやってきました。そして、関西リーグではすべて大差で他を下し、創部初の4連覇を果たし、東西対抗への出場をきめることができました。関東のチームはどこも強く、素晴らしいチームばかりだと思います。我々は関西の代表として、今年こそ日本一になって、この上ヶ原ラグビークラブから関西リーグを改めて盛り上げて行きたいと思います。

●慶應義塾大学BYB 
創立/1933年、会員数/52名、 ホームページ= http://www.keio-byb.com/
部長/谷崎敦彦、 主将/関谷 亮、 副将/後藤勝謙、養田健太
(ジャージ)黒黄、(パンツ)白、(ソックス)黒黄

1933年創部の伝統あるクラブチームです。昨年度念願の関東学生クラブ1部リーグ復帰を果たしました。 BYBは学生主体の自由な気風のチームであり、チームの運営から練習や戦術にいたるまで学生の手によって行われています。そのため自分たちの手でラグビーチームを創りあげるという感動を味わうことができます。部員は皆ラグビー大好きラガーマンばかりの紳士的なチームです。春のKCRF2連覇、クラブセブンス3連覇という結果、そして厳しい練習に裏付けられた自信をもって、昨年以上のプレーで他を圧倒し、日本一という目標に向けて邁進していきます。

過去の対戦結果

回数 日時&Ref 対戦結果
第1回(2002年) 12.22(10:00KO) 横山孝司(関西) 慶應BYB 12-34 立命館大グラスルーツ
第2回(2003年) 12.14(10:00KO) 横山孝司(関西) 早大リスの会 15-24 同志社大H&T
第3回(2004年) 12.19(10:00KO) 織田信次(関西) 慶應BYB 36-19 立命館大グラスルーツ
第4回(2005年) 12.18(10:00KO) 久保修平(関西) くるみクラブ 64-33 同志社大H&T
第5回(2006年) 12.17(10:00KO) 久保修平(関西) 慶應BYB 35-34 立命館大グラスルーツ
第6回(2007年) 12.16(10:00KO) 田中利昇(関西) 早大こんぷれっくす 48-12 近大ドルフィンズ
第7回(2008年) 12.22(10:00KO) 真継丈友紀(関西) 早大こんぷれっくす 65-38 近大ドルフィンズ
第8回(2009年) 12.26(11:00KO) 永田 瞬(関東) 明大MRC 55-5 関西学院大上ヶ原
第9回(2010年) 12.19(10:00KO) 小堀英之(関東) 早大GWRC 24-24 関西学院大上ヶ原
第10回(2011年) 12.18(12:00KO) 川尻竜太郎(関東) 早大こんぷれっくす 60-7 関西学院大上ヶ原
第11回(2012年) 12.16(10:00KO) 涌井大輔(関東) 慶大BYB - 関西学院大上ヶ原