「第22回 全国クラブ大会」1回戦 マッチレポート(RKU 26-32 六甲)

マッチリポート 「第20回 全国クラブラグビーフットボール大会」
RKUラグビー龍ケ崎 26-32 六甲ファイティングブル
【1回戦 2015年1月12日(月) /愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場】

近畿第1代表の六甲ファイティングブルと関東・甲信越代表のRKUラグビー龍ケ崎(ドラゴンズ)。
「1回戦屈指の好カード」と注目された一戦は、ロスタイムに勝敗が決まる息詰まる攻防となった。

キックオフ早々 、風上を利用して六甲はドラゴンズ敵陣深く斬りこむ。前半3分、左中間のラックから左に展開。CTB寺田の力強い突進から最後はFB玉川が回り込み先制トライ(ゴール失敗)。続く16分には同じような展開から再びFB玉川がトライを上げ(ゴール成功)、六甲が試合を有利に進めていく。
だがドラゴンズもここから反撃に出る。学生らしい素早いパス回しを繰り返し、24分にはFB葛目が右中間に1トライを返した(ゴール成功)。その後こう着状態が続いたが、36分六甲HO加來がラックのわずかな隙間から抜け出し前進してトライ。ゴールも決まって前半を22-7で折り返した。

ハーフタイムに修正してきたドラゴンズ。風上に回った。後半6分、自陣から回してき た六甲のややリスクがあったロングパスをWTB川西がインターセプト。40mを走り切り、反撃の狼煙を上げる。
毎日の練習で鍛錬されたドラゴンズはブレイクダウンでも巧みにボールに絡み、前進を図る六甲の反則を誘う。BKも少し浅めのラインから猛烈にプレッシャーをかけてゆく。23分にはFB葛目が巧みなランで左中間にトライ。
流経大ラグビー部全体でバス3台を借り切って駆け付けた応援団も「ワッショイワッショイ」と大いに盛り上がる。六甲も30分にSO安部がPGを決めて流れを変えようとするが、一度勢いに乗ったドラゴンズをなかなか止められない。

そして後半34分、またもや六甲のパスをSO黒瀧が鮮やかにインターセプト。ポスト真下に トライを決めて、ゴールも決まり25-26と逆転に成功した。

奇跡を信じて六甲は最後の攻撃。ロスタイムのラストワンプレー。ラックを連取してゴール前に迫り、左に展開されたボールを、ミスマッチを見極めたSO安部が内に返し、No.8向井がゴールポスト真下に飛び込んだ。ゴールも決まり32-26。大逆転で六甲が2回戦に駒を進めた。

「前半は、初めて対戦するチームと、『六甲クラブ』さんという名前に少し緊張してリードされたが、後半は本来の我々ドラゴンズのラグビーができた」とドラゴンズの池英基ヘッドコーチは悔しさを隠しながらも学生たちの奮闘を称えた。

六甲ファイティングブルの谷晋平主将は「(ドラゴンズは)この大会が4 年生には最後になるから、相当な思いでこの試合にかけてきたかを痛感した。彼らの思いも背負ってこれから戦っていく」とホッとした表情で話した。

「最後の最後まで互いが死力を尽くして集中して戦った試合でした」とはドラゴンズの武井洸介主将。
今年のドラゴンズは例年よりも4年生が多い選手構成。5月末にチームがスタートしてから武井主将は、「トップチームに残っても公式戦に出られない4年生はたくさんいる。カテゴリーは違うが日本一を目指せるドラゴンズで頑張ろう」と、多くの4年生を説得したという。
その4年生がチームをけん引し、11月頃からのチーム力上昇は目覚ましいものがあった。

卒業後の4年生の多くが一般企業に就職する。「ラグビーを続けるかはちょっとわかりません」と武井主将もまだ先のことは考えてないという。願わくは4年生の多くが働くそれぞれの地域で、流経大で培った4年間を生かして、クラブなどでラグビーを続けてほしい。それが日本のクラブラグビー界の活性につながるのだから。

写真は六甲ファイティングブルNo.8向井康祐のトライ

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