第5回真田洋太郎賞(ベースボールマガジン社・早大GW・クラブ委員会共催)の授賞式が、12月7日、秩父宮ラグビー場JAPANクラブで行われた。7年前東京都大会4部から再スタートし、最短7年で今年全国クラブ大会出場を果たした「高麗クラブ」(東京)のフェアープレーとひたむきな努力ならびにチームを支えた家族・OB・学校関係者の支援に対して賞が贈られた。授賞式には、龍野関東協会会長はじめ、前年受賞の畠山緑生園園長など約90人が参加し、高麗クラブの受賞を祝うとともに、全国大会での健闘をしエールが送られた。

授賞式

第5回<真田洋太郎賞>の受賞には、正直驚きました。
7年前の<高麗クラブ>は、公式戦失格及び出場停止処分、その後のチームの現状、選手達個人の意識の低さ等、様々な問題を抱えておりました。東京都という場所に拘り、そしてチーム再編を決意し、これまでの、約2200日間でしたが、お互いを助け合い、励まし合い、そして時にはぶつかり合い、少しずつですが、成長してきました。30年近い歴史のある、我が<高麗クラブ>ですが、まだまだ発展途上のクラブチームです。

我々の最大の目標は、強さだけを追求し、日本選手権出場だけが真の目標ではありません。我々は今年、クラブトップリーグリーグを経験し、地方に行けば行くほど充実した、地域住民と一体したクラブ運営を拝見させて頂きました。そんな真のクラブチームとは何か?それを勉強させて頂く真田賞でもありました。これまでお世話になった日本の方々、そんな方々への恩返しに、在日社会とのコラボレーションが実現できれば、本当に素晴らしいことです。そんな町の小さなクラブから、近い将来の花園出場選手生まれ、お互いに試合を終え迎えるNO SIDEを経験してもらいたい、偉大な賞の受賞を経て、そんな大きな目標ができました。

今回受賞式にお越し頂いた、関東ラグビーフットボール協会の役員の方々始め、我々を応援して下さったたくさんの方々へ、心から感謝したいと思います。そして、いつもそんな感動をくれる、<クラブラグビー>に感謝したいと思います。本当にありがとうございました。

高麗クラブ代表 姜 宗卓

授賞式