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トーナメント表


タマリバクラブ 50-13 玄海タンガロア ラグビー

【一回戦/2010年12月26日(日) at 埼玉・熊谷スポーツ文化公園(県営熊谷ラグビー場)】

タマリバの今季のベストゲームだったと言える。15人の意思が統一できた試合だった。これまでタマリバの特徴でもあった早い展開ラグビーに一本の筋が通ったようだ。

前半、玄海タンガロアのパワーあふれるアタック、ディフェンスに苦しんだ。ゲインを出来ず、ミスも多発し、なかなか主導権を握ることができない。逆に玄海タンガロアに先制を許し、前半はリードを奪うことができなかった。しかし、誰も焦りを感じていなかった。誰もが自分たちのラグビーをすれば勝てると信じていた。

後半開始早々に、トライを奪いリードすると、それ以降はトライを量産し、後半だけで、6トライを奪う猛攻を見せた。キックカウンターアタックからのトライ。中盤で相手ボールをターンオーバーしてのトライ。キックチェイスからのターンオーバーからのトライ。タマリバが意図するアタックでトライを奪えたことも大きな収穫だ。

主将の飛野は、「いい経験となるいい勝ち方ができた。これがタマリバの勝ち方。それを六甲戦前に全員が経験したことで大きな自信となった」と。

一方の玄海タンガロアも「大健闘」と言えるだろう。全国大会初出場で、2004年創立の若いチームでありながら、パワフルな攻撃と、堅守を支えた個々の強さが光るチームだった。試合中に負傷者が出てしまったことなど不運もあり、初出場&初勝利とはならなかったが、主将の廣池は、「九州のレベルの底上げをして、来季またこの地に帰ってきたい」と来シーズンへのリベンジを誓った。

アフターマッチファンクションでは、この日主審を務めた田中レフリーから挨拶があり、「非常にレベルの高い試合で、この試合に賭けて両チームが鍛錬してきたのがとても伝わってきた」とクラブラグビーに対して改めて好感を持っていただいたようだ。

年が明けて、2011年1月9日に準決勝、1月末には決勝戦が行われるが、シーズン残りわずかとなったが、クラブのクリーンでハイレベルのラグビーはまだまだ続く。詳細の得点経過はこちらのページをチェック!

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タマリバのサイド攻撃 ラック

 

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