マッチリポート 「第20回 全国クラブラグビーフットボール大会」
玄海 TANGAROA RUGBY 17-37 名古屋ラグビークラブ・クラスクラシコ

【2回戦 2014年1月19日(日)/近鉄花園ラグビー場】

強風ふくなか、花園第2ラグビー場で、玄海TANGAROA対名古屋クラブの2回戦が行われた。2大会前の第19回大会1回戦で対戦した両チームの戦いは、前半33対7と大きくリードされた名古屋クラブが、後半5トライを奪い、36対33で逆転勝利する劇的な試合であった。
2年ぶりの戦いとなった試合は、1回戦の岡山クラブを大差で破り勢いにのる玄海TANGAROAがキックオフから、FWの激しいあたりで名古屋クラブ陣に攻め入り、3分にPGを成功させ3対0とリード。その後もFWの勢いは衰えず、名古屋クラブを攻め続け、15分にはキャプテン徳永剛がトライを決め(ゴール成功)10対0とする。
一方、名古屋クラブは玄海TANGAROAの激しいあたりを、身体を張ったタックルで止め耐え続けた。19分・22分名古屋クラブは、数少ないチャンスをBKに広く・早く展開し、玄海TANGAROAのディフェンスをかわし、WTB木村充彦が連続してトライを奪い12対10と逆転。40分にはSO外処がトライし、前半を19対10とした。
後半に入っても玄海TANGAROAは、FWはセットスクラムで相手ボールを奪うなど、名古屋クラブを上回っていたが時間とともに集散が遅くなる。一方BKはディフェンスにほころびが目立ちはじめ、名古屋クラブの早い展開についていけず、名古屋クラブが得点を重ね点差を広げ37対17で準々決勝に進んだ。

「2年前は後半やっと逆転できたが、厳しい試合でした。今日も前半耐えに耐える試合でしたが、何とか勝てました。次の試合、神奈川タマリバクラブ、本気で勝つもりで戦います」
(内田 治 名古屋クラブ代表)

「2年前の雪辱を期しましたが、すべての面で負けました。また一から作り直します」
(田島幸太 玄海TANGAROA代表)

「玄海TANGAROAは、今年創部10年です。名古屋クラブさんの歴史の重み(創部1965年)を感じました(玄海TANGAROAキャプテン徳永 剛)