■2013年4月16日(火)

福岡合宿5日目。本日も早朝5時30分からのウェイトトレーニングでスタートです。
今日はタイト5、ミドル5、アウトサイド5と3つのグループにわかれ、それぞれ約45分間のセッションを行いました。
まずは腹筋や体幹を使って身体の芯からあたためます。

 

なぜか天井から釣られているボール。

ロック陣はジャンプで天井から釣り下げられたボールをキャッチする練習。
写真はブロードハースト選手です。

それぞれ個別に組まれたメニューを消化し、それをきちんと記入していきます。
毎日の積み重ねで、世界基準の身体を作っていきます。

 

午前中の練習はスピード練習からスタート。
FW陣はメディシンボールやタックルバッグを投げたあとに、ダッシュ。

  

BK陣は細かいステップやダッシュを繰り返します。

試合週に突入し、実戦練習にも力が入ります。

実戦練習後、FW陣はラインアウトからのモール練習。

そして、ハイボールのキャッチング練習です。
なぜだかストレッチポールなどが空を舞っていますが、どんな妨害にも負けないよう相手からのプレッシャーがかかる試合を想定した練習です。

 

今日のリカバリーメニューはアイスバスの後に、約30度に温められた部屋で行うホットヨガで身体をほぐしました。

■2013年4月15日(月)

福岡合宿4日目。とうとう土曜に初戦を控える試合週に突入しました。
昨日は初めて早朝練習がありませんでしたが、この日はフロントローを中心にした早朝のウェイトトレーニングでした。

朝5時30分は太陽が上る前でまだ暗いですが、6時くらいになるとかなり明るくなってきます。
通常ペアで行いますが、ウェイトを担いでいるのは山下選手と浅原選手のペア。
そして村上S&Cコーチに見守られているのは三上選手と青木選手のペアです。

 

まずスローワーとなる木津選手や湯原選手は重さ4kgもあるメディシンボールでウォーミングアップ。
午前中の練習は、FW陣はスクラムを中心にした練習を行いました。

ホールドした形でジョーンズ ヘッドコーチが20カウントするまで低い姿勢で耐えます。

BK陣はウェイトトレーニングが中心。
ジムテントの天井の梁を使って懸垂をしているのは内田選手。

 

ここから斜め上まで下半身をあげます!
内田選手の体脂肪は現在7%台だそうです。

仙波選手と中村選手のペアはメディシンボールをしっかり腹筋を使いながら投げ返します。ジョン・プライヤー S&Cコーディネーターからの厳しいチェックが入ります。

有賀選手はウェイトを持ちながらジョン・プライヤー S&Cコーディネーターが手を出しているところまであげる腹筋メニュー。

練習の最後は少し遊びを入れて。
片足で立ち、正面から思い切り投げられるメディシンボールを受け止めてそのまま片足で立っていられる人が勝ちです。山田選手は微動だにせず!体幹が強いのでしょうね。

午後の練習は約60分間の短いながらも集中したセッション。
フィリピン戦へ向けて重要なラインアウトを起点としたキック戦術のトレーニングを行いました。

平島選手は別メニューで調整です。

練習後は、個々の思い思いに居残って気になるメニューを消化していきます。
山下選手と浅原選手は体幹を鍛えるトレーニング。この体勢と笑顔で2分間です!

五郎丸選手はキック練習。ウィング組の小野澤選手や今村選手、福岡選手たちはハイパントのキャッチ練習。

 

練習を見学に来てくれた方にサインをしているブロードハースト選手。

明日の午前中も全体練習を行い、フィリピン戦へ向け準備を整えます!

■2013年4月14日(日)

昨日のタフな練習から一転、福岡合宿3日目の今日は早朝練習が初めてなくなり、練習も軽いメニューでの調整となりました。

FW陣はラインアウト。
練習前にラインアウトのリーダーを務める菊谷選手とジョーンズヘッドコーチが打ち合わせ。

その後、菊谷選手がラインアウトのメンバーに説明を行いました。

まずスローワーとなる木津選手や湯原選手は重さ4kgもあるメディシンボールでウォーミングアップ。

ジャンパーをあげるリフターを務める浅原選手や三上選手は巨大なウェイトを上に持ち上げてウォーミングアップ。
それぞれ異なるウォーミングアップですが、役割に応じたメニューで身体を整えます。

そして位置やサインを確認。

 

最初こそタイミングがずれたり、スローワーとジャンパーの位置があわなかったりしましたが、約30分間の短い練習を集中して行い、最後は選手から拍手が出るほど。充実した練習となりました。

BK陣はグラウンドに隣接するジムテントでストレッチなどのリカバリーメニュー。

”青空バイク”も好評です。

今日は日曜日だったこともあり、練習を見に来て下さった方々も多く、練習後は声をかけていただき選手たちもサインや写真撮影などに応えていました。

 

昨年11月のヨーロッパ遠征から始まった国歌の練習を、今日の昼食後に行いました。
今日はFW陣、BK陣、そしてスタッフ陣の3班に分かれて、全員でジャッジしました。

午後は地元の中学生を対象にしたラグビークリニック。
クリニック前のひととき。中村選手、真壁選手、内田選手仲良くリラックスです。

クリニック前に選手たちにどのようにクリニックを進めていくのかという説明が行われ、
4グループに分かれて約150名の参加者と一緒に約2時間、ラグビーを楽しみました。

クリニック前に畠山選手から挨拶。「ジャパンにも五郎丸、山田、福岡選手と福岡出身の選手もいて、福岡はラグビーが盛んな地域だと思うので、僕たちも楽しみにしています。まだまだだと思っているかもしれないけど、もう6年後。2019年の日本でのワールドカップのときには、ここにいる内田選手や中村選手も26、27歳でみんなと一緒に日本代表に入ってプレーしているかもしれないよ」
と子供たちを盛り上げていました。

ジョーンズHCもクリニックに参加。4グループを順番にまわっていました。

 

 

クリニックの最後には日本代表にチャレンジ!ということで、快足ウィングの福岡選手を止められるか、
そしてフロントローに挑戦してくれました。結果は日本代表が意地を見せた形で大盛り上がりでした。

 

最後は全員で記念撮影。

定期的にクリニックを実施していく予定なので、今後、機会がございましたらぜひご参加ください。
そして本日クリニックに参加していただいた方々、ありがとうございました。

■2013年4月13日(土)

今日は春シーズンで2回目となる高阪スポットコーチを迎えてのTKセッションです。
早朝5時30分から、まずはフロントローのセッション。
グラウンドに隣接するジムテントの床をきれいに掃除するところからスタートします。

ペアになったのは両者ともに相撲経験のある三上選手と木津選手。
まだまだウォーミングアップです。

6時からはロック、6時30分からはバックローのセッションが行われ、早朝から全身を使った激しいセッションとなりました。

午前中の練習は、高阪スポットコーチのTKセッション組と、ウェイトトレーニング組の2つにわかれ、それぞれ45分間で交代という計1時間半ほどの練習を行いました。
ブロードハースト選手があげているウェイトはなんと170kg。真壁選手は持ち前の
明るさでサポートしていました。

ウェイトトレーニング組はテントの中に設置されたジムと、青空の下でのウェイトセッション。天気が良くて、気持ちが良さそうでした。

 

2つあるうちのテントの1つでは高阪スポットコーチによるTKセッション。
地元、福岡県出身の山田選手と福岡選手の勝負です。

そしてこちらは筑波大学、帝京大学のキャプテン同士の対決。

TKセッションが終わると、あまりの激しさに全員外でプロテインを飲みながら体力を回復。

午後のセッションも午前に引き続き激しいトレーニングが行われました。
スクラムからのアタック、ディフェンス練習など、約80分汗を流しました。

午後の練習を別メニューで調整した菊谷選手とホラニ選手。
この日は土曜ということもあり、多くの方々が練習を見に来てくださいました。

最後はFW陣、スクラムの練習です。

この日は「ビッグデー」と位置づけられた、ハードな練習を行う日でした。
明日は地元の子供たちを対象にクリニックを行います。
少しリラックスできる日かもしれませんね。

■2013年4月12日(金)

20日のアジア五カ国対抗初戦のフィリピン戦へ向け、とうとう福岡へ移動となりました。
朝5時30分からのウェイトトレーニングを全員で行ったあと、8時に宿泊施設を出て、羽田空港へ向かいました。

羽田空港、機内ではきちんと水分を補給して、移動に備えました。

 

福岡空港に着くと、自分の荷物とチームの荷物を手分けして運びます。

約1週間の練習を行うグローバルアリーナに到着後、チームミーティングを行う予定でしたが、エディー・ジョーンズ ヘッドコーチ含め、選手たちが何に夢中になっているかというと・・・

ちょうど試合を行っていた日本代表の田中史朗選手(スーパーラグビーのハイランダーズで出場中)の初スターティングメンバーとなった試合を観戦していたのでした。

ただ、残念ながらずっとは見ていられないので、予定通りチームミーティングをスタート。
一旦チームミーティングを始めると、選手たちも気持ちを入れ替えていました。

 

チームミーティング後、グラウンドに出て昨日練習したディフェンスの位置の確認などを簡単に行いました。

そしてメインのウェイトトレーニング。
なんとこのジムは日本代表のためにテント仕様でグラウンドに隣接するように用意していただいたものです。

 

そのジムでは移動の疲れが溜まらないよう精力的に動きました。
ブロードハースト選手と菊谷選手、吉田選手と北川選手がペアになり、1人がもう1人の足を持ちながら懸垂します。

 

山田選手と今日合流した有賀選手ペアのメディシンボールを使ったトレーニングにジョン・プライヤーS&Cコーディネーターが割って入り、正しいポジション、筋肉の使い方を教えていました。

BK陣はいろいろなメニューをローテーションで行いましたが、ある1つのメニューをなぜだか全員見落としていたというハプニング!
そのため、全員で追加メニュー、腕立て伏せ30回を行いました。

午後のウェイトトレーニングが終わり、夕食時。
チームミーティング前に全部見きれなかった田中選手の試合の録画を夕食時に観戦しました。全員食事が終わっても動かず、夢中でした。

 

「チーム自体はあまりいい状態ではない中で、とても良くやっていた」とジョーンズヘッドコーチ。
これからの活躍も期待したいですね。