現地6月11日(土)にカナダ・B.C.Place Stadiumで行われた日本代表の対カナダ代表戦の試合後ヘッドコーチ代行、ゲームキャプテンらのコメントをお知らせいたします。

■マーク・ハメットヘッドコーチ代行

「選手たちは緊張感もあったと思うし、ストラクチャーも完璧ではなかったが、両チームとも非常にいいプレーをしていた。カナダ代表はアンスコムヘッドコーチがタイトな展開をうまくチームに落とし込んでいた。残りまだ26分もあるというところでレッドカードで一人退場になり、どうなるかと思ったが、選手はよく耐えてくれたし、いいトライも取れたのでよかった。
スコットランド代表戦は、新たに合流する選手もいるので、コンビネーションがさらに必要となってくると思う。試合の最後で見せたディフェンスは、次は試合を通してできなくてはいけない」

■立川理道ゲームキャプテン

「80分を通して自分たちのテンポでできた時間は少なかったが、スコアできるところでスコアして、勝ち切れたことは大きい。最後の場面は、スコットランド代表であったらトライされていると思うので、しっかり反省として活かしたい。レッドカードが出て14人になった時も、若い選手もファーストキャップの選手もあまり動揺はしておらず、目の前の仕事を全うしてくれた。ペナルティがこれだけ多くなると波に乗れないので、次のスコットランド代表戦に向けて、規律とディフェンスを向上しなくてはいけない。日本に戻ってから一週間しかないので、新たに合流する選手ともコミュニケーションもしっかり取り、今日の反省を活かしていい準備をしたい」

■松島幸太朗選手

「練習した通りの形でトライが取れた。フルバックとしては、キック処理が第一ということを意識している。その上で、自分が得意としているアタックをさらに出せればいいと思う。最初ラインアウトが取れずにテンポを作り出すことができなかったが、フィジカルで押し返せるようになってから、だんだんゲインラインを取ることができた。うまく継続できれば、自分たちのペースに持ち込めるということがわかったので、ブレイクダウンをきちんと抑えていきたい」

■松田力也選手

「初キャップを獲得できて嬉しい反面、いろいろ課題も残った。ここからどれだけ成長できるかは、自分にかかってくるので、切り替えて次はさらにいいパフォーマンスをしたい。まわりの選手によく気にかけてもらっているので、プレーなど学べるところはたくさん学んで、自分の成長につなげていきたい。スコットランド代表戦は今日のカナダ代表戦よりもっとレベルが高くなってくると思うので、一つ一つのプレーの精度を上げ、もっと考えてプレーしなくてはいけない。国際舞台にも慣れてきたので、今回の経験を活かしてさらにレベルアップをし、いい結果を残したい」

■茂野海人選手

「ディフェンスや、球出しのテンポなどうまくいかなかったところもあった。初めてテストマッチに出場し、世界レベルで戦う機会をもらったが、カナダ代表よりも強いチームはたくさんいると思うので、自分の中で出た課題を次の試合につなげていきたい。スコットランド代表戦に向け自分のできることをしっかり準備し、最初から出ようがリザーブで出ようが、自分のやるべきことをしっかりやりたい。試合中パニックになってしまったこともあったので、田中選手のように落ち着いて状況判断ができるようにしたい」

■パエア ミフィポセチ選手

「デビュー戦で、勝つことができてよかった。カナダはフィジカルが強いチームだったが、アタックの部分で自分の強みを出すことができたと思う。このチームで集まってからまだ1週間ということもあり、ディフェンスはあまりよくなかったが、2週目となる来週ではさらにレベルアップできると思う」