11月 ヨーロッパ遠征 日本代表候補メンバー | 強化合宿スケジュール ■2012年9月25日(火) 強化合宿 2日目 at 東京・キヤノンスポーツパーク 2日目にして最終日となった、日本代表候補の強化合宿。今日のスタートは早朝トレーニングから。最初のグループは朝5時30分からホテル内に設置したトレーニングルームで汗を流します。肌寒い天気となった今日ですが、部屋の中は選手たちの荒い息遣いと熱気でいっぱいです。 早朝トレーニング 朝食後にグラウンドに移動し、グラウンド最初のセッションは、菅平合宿でもスポットコーチとして指導頂いた、元格闘家の高阪剛氏による「TKセッション」 前回に引き続いて、いかに低く、強い姿勢を作り相手に向かえるか、ということを前提として組まれたメニューを、選手たちは「きつい!」と言いながらも、どこか楽しげに取り組みます。 「前回はラグビーの動き、身のこなしがまだよくわかっていませんでした。菅平合宿の後にトップリーグを観戦しましたが、プレー中でもやはり、タックルが決まった瞬間が一番気持ちよかったですね。普段使わない筋肉を使っています。どうやったら自分の身体をスムーズに動かせるのか、自分の『軸』がどこにあるのかをぶらさないということが大切。相手の圧力がある中でできるか。今回は応用編でした」(高阪スポットコーチ) 「TKセッション」とウェイトトレーニング、ユニット、スキルトレーニングを行い午前は終了。昼食をはさみ午後の練習は、昨日に続きアタックオプションの確認などが行われました。 練習が終わり、チームミーティングを経てチームは解散。 「選手の練習に取り組む姿勢はファーストクラスでした。欧州遠征までトップリーグはあと3試合。その3試合でメンバーは決めていきたいと思います」(ジョーンズHC) 「11月の欧州での試合は、今後のマッチメイクなどにも関わる大事な試合だと聞いている。チームに戻っても前向きに、合宿でやってきたことを伝え、発言していこう。結果を求めてやっていこう。いい合宿だった」(廣瀬キャプテン) 欧州遠征に向け、再会を誓い選手たちはそれぞれのチームへ帰っていきました。 最後に、今回の合宿の練習会場として使用させていただいた、キヤノンイーグルスの練習グラウンド、キヤノンスポーツパークの関係者の皆さま、キヤノンイーグルスの選手、スタッフの皆さま、まことにありがとうございました。充実した施設を使用することで、今回の合宿のトレーニングも順調に消化することができました。また、自チームの練習があるにも関わらず、快く施設をお貸しいただいたチームの皆さまには重ねてこの場を借りて、御礼申し上げます。 相手の圧力に抗いながら ツイ選手とブロードハースト選手(右) 2回目のTKセッション 軸をぶらさず 青木選手 吉田選手(右) スクラムハーフの二人 日和佐選手 藤井選手(右) 若手とベテラン ジョーンズHCとイエロメ選手(右) 別メニュー 今村選手 スローワー 太田選手と安江選手(右) 練習最後の円陣 ■2012年9月24日(月) 強化合宿 1日目 at 東京・キヤノンスポーツパーク 早くも4節を終えた激戦のトップリーグ。その合間に行われる11月の欧州遠征に向けた、日本代表候補の強化合宿が、今日と明日の2日間行われます。 「2015年のワールドカップは日本ラグビーにとって大切な時。トップリーグのゲームスピードは、NZのITMカップや、スーパーラグビーに比べると非常に劣っている。世界で勝つためにはこのスピードを上げなくてはなりません」(ジョーンズHC) それぞれの所属チームで試合を終えた選手が集まり、チームミーティングからこの合宿はスタート。ジョーンズHCからは11月のヨーロッパ遠征、そして日本代表の目標である「世界トップ10」を達成するために必要な心構えが、改めて選手たちに伝えられました。 たった2日間ですが練習に臨む気持ち、意識を高く持って取り組むべくこの合宿の目的を選手たちも理解し、練習に向かいます。 初日の練習は、新しいアタックのパターン、ディフェンススキル、ウェイトトレーニングとフィットネスの要素を含んだ、ランニング強度の高いトレーニングなどが行われました。 試合による怪我、リーグ戦の疲れを残す選手も多くいましたが、それぞれのベストを尽くしトレーニングに積極的に取り組み、練習後には疲労と共に充実の表情を浮かべる選手が多く見られました。新しく日本代表の練習に参加している選手たちも、自チーム、同ポジションの仲間たちがフォローし、ここでは敵も味方もなく同じ目的意識を持ってトレーニングを行っています。 明日は早朝からのトレーニング、そしてスポットコーチの元格闘家、高阪剛氏のセッションなどが予定されています。 新メンバー 中央 太田選手 左 橋野選手 新メンバー 中央 山田選手 左 吉田選手 新メンバー 右からイエロメ選手 細田選手 林選手 BK陣 Jr.JAPANから日本代表候補へ 橋野選手 一つ一つのプレーを確認しながら ウェイトトレーニング プレーのスピードを意識して 低い姿勢で激しく トヨタ自動車の3列 菊谷選手と吉田選手(左) JAPANの先輩がアドバイス NECの同期 村田選手と細田選手(右)