4月22日(土)に韓国で行われた「アジアラグビーチャンピオンシップ2017」第1戦 対韓国代表戦の試合後のヘッドコーチ、キャプテンらのコメントをお知らせします。

■ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ

「前半でトライを量産すると、そこで調子に乗って好き勝手なプレーをし始めるが、そんな状況で一番残念だったのは11人が初キャップにも関わらず情熱が足りなかったところだ。このチームは集まって初めての試合だったので色々修正や課題が出てきた。アタックに関してはそれほど心配していないが、やはりディフェンスの課題をしっかり修正したい。修正点はタックル。ディフェンスにおいては、全てにおいて決定力を持ったプレーをしないといけない。アタックは良かったところがあったが、ディフェンスでは激しさや、死に物狂いで止めるというところがあまりなかった」

■流 大キャプテン

「本日の試合で日本代表としてデビューできたことを嬉しく思う。試合内容は気持ちの部分を含め、修正が必要なところがたくさんある。秩父宮ラグビー場で行われる次戦では、日本のファンの前で素晴らしい試合にしたい」

■石原 慎太郎バイスキャプテン

「ほろ苦い試合だった。初めてジェイミー(・ジョセフヘッドコーチ)のラグビーをNDS(ナショナル・デベロップメント・スコッド)キャンプで4週間やって、初めて対戦相手がいる状態で試合をしてみて、思うようにいかないことだらけだったし、自分たちがコントロールできるところでさえもうまくいかない部分があった。次の試合に向けては、まず自分たちがコントロールできる部分を改善した上で相手どうこうという話になってくると思うので、そこをしっかりと見つめ直したい」

■大戸 裕矢選手

「初キャップを取れたことに、所属するヤマハ発動機ジュビロの方々や職場の方々など、色々な人に感謝したい。きょうの試合は、ジェイミーがやろうとしている速い展開のラグビーに対し、まだ皆が焦りながらやっていて、細かいミスも多かった。そこを修正し、次戦はホームなので日本の皆さんにいいラグビーを見せられるように頑張りたい」

■宇佐美 和彦選手

「トップリーグも含め1試合に2トライしたのは人生で初めてで、トライを取れたことに関しては嬉しかった。が、後半の最初に自分のせいでノーホイッスルトライを取られ、その後のトライも自分のせいという悪い流れのまま終わってしまい、個人的にもチームとしても反省の多い試合だった。次の試合に向けて、今は課題しかないので一週間で克服し、もっと点差をつけて勝ちたいと思う」

■柳川 大樹選手

「今回日本代表に入ることができ、初キャップを取れたことは本当に嬉しく思うし、今まで自分に関わってくれた人に感謝している。デビュー戦ではあったが、内容としてはあまり良くなかった。あと3試合あるので、しっかり修正して勝利に貢献できるように頑張っていきたい」

■小澤 直輝選手

「まずジャパンのジャージーを着て試合に出ることができて嬉しい。できたこともあり、改善していくべきところもあり、これからは良くなる一方だと思うので、しっかり努力して、また頑張りたい」

■徳永 祥尭選手

「初キャップを取ることができて嬉しく思う。試合としては反省の多い内容で、今回の修正点を改善し、ホームとなる次戦の秩父宮ラグビー場の試合では快勝できるよう、ハードワークする。本日は応援ありがとうございました」

■小倉 順平選手

「初キャップを取れたことを嬉しく思う。緊張はしなかった。試合の最初は、うまくコミュニケーションを取りながら、チームとして合宿で練習してきたことをできていたと思う。後半の最後にうまくいかなかった部分や、ミスが増えてきた部分をしっかり修正して、次戦はいい試合ができるように頑張りたい」

■中村 亮土選手

「初キャップの選手が多く難しい試合だった。この試合に向けた準備はしっかりしてきた中でもう一つ足りなかったのが、チームとしてのマインドセットの部分。テストマッチの難しさを勉強できたし、残りの3試合に向けて、またその先に向けて修正したい。ここはすぐ修正できる部分だと思うので、(修正すれば)チームとしてさらに良くなると思う。個人としては、満足のいくパフォーマンスではなかったが、チームのやりたいことをするいい流れの中で2トライできた。次の試合に向けてもいいところが出たと思うので、また続けていきたい」

■野口 竜司選手

「外側の部分でいいパスが回ってきたので、そこでトライを取りきれたのは良かったが、ウィングとしてチャンスでしっかりと確実にトライを決める、チャンスを物にするという点ではまだまだ足りないと感じたので、これから修正していきたい。ウィングとして出場する初めての試合がテストマッチだったが、ただ単に『こなす』のはやめようと思い、いろいろチャレンジしてみようと思ったが、反省点がたくさん出た。それをテストマッチで感じられたのはすごく大きいと思うので次につなげていきたい」

■尾﨑 晟也選手

「初めてのテストマッチということで、最初の方は少し緊張してしまい、思い切ったプレーができずにうまくいかない時間帯があった。自分たちのやるべきことをしっかりと遂行すれば、いいアタックもでき、得点につながるチャンスもあったので、そこは良かったと思う。ディフェンスのコミュニケーションの部分や、一対一のタックルの精度をしっかり上げて、次戦に臨みたい」

■浅堀 航平選手

「チームとして仕上がっていたとは思うが、まだ気持ちにゆるみがあり、ディフェンスも抜かれてしまった。来週また韓国代表との試合があるが、一週間時間があるのでしっかり準備して試合に臨み、自分の仕事ができるように頑張りたい。初めてのテストマッチで緊張したし、次は今以上に『ジャパン』という自覚と責任を持って試合に出たいと思う」

■須藤 元樹選手

「アタック・ディフェンスともに、練習でやっていた形ができた部分と、できなかった部分が明確になった試合だった。

連携ミスから多く失点しているので、そこは今後の練習で詰めていきたい。モールから2トライ取られているということは、フォワードとして抑えなければいけない所なので、モールディフェンスも今後さらに練習していかなければならない。個人としては、最後のトライに繋がるタックルミスをしてしまったので修正したい。スクラムに関してはまだまだで、自分一人で出てしまった部分があり、まだ8人全員でコミュニケーションが取れていない部分があるので、スクラムに関してはフッカーと一緒に引っ張っていきたいと思う」

■伊東 力選手

「初キャップを取れたことはすごく嬉しく思う。ただ、個人としてもチームとしても内容としてはあまり良くなかったので、そこをしっかり修正して次に向けて準備したい。自分の中では全然緊張していないと思っていたが、身体は違ったようで、アウェイと言うこともありどこかでいつもと違う緊張感を感じていたんじゃないかと思う」