2010年5月14日(金) 東京

カザフスタン戦に向けた前日練習実施

カザフスタン代表戦を明日に控えた日本代表は、秩父宮ラグビー場にて、前日練習、キャプテンズランで最終調整。

13日は終日フリーのため、選手それぞれがリフレッシュした日を過ごし、体を癒していました。前日練習は、12日まで宮崎にてゲーム形式の練習を実施してきたため、1時間程度で終了。
ウォーミングアップ前、明日の試合に向けて、意思統一、気を引き締める円陣の中でカーワンHCが「最初の20分、敵陣で早い攻撃を。80分間『ガマン』です。ジャパンスタイルと、インディビジュアルスキル、しっかりやってください」と選手を鼓舞し、前日練習が開始されました。
メニューは、ウォーミングアップ、ユニットトレーニング、そしてディフェンスチェックを行いインディビジュアルスキルで終了。
選手それぞれが、リラックスした表情で、練習に臨め、明日の試合に向けた調整ができた様子でした。

練習終了後、報道陣に囲まれたカーワンHCは、「この2試合、ミスが多く、インディビジュアルスキルもよくなかった。そして、最初の20分間、激しさがなかったです。明日は80分間、『ガマン、ガマン、ガマン』です。敵陣でキッキングプレーをやりながら、激しく、そして、ガマンして欲しいです。そしてインディビジュアルスキルのレベルアップ、初心に帰って戦います」と、明日の試合に向けてコメント。また、ゲームキャプテンの大野選手に期待することは?という報道陣の質問に対し、「『エナジー』です」と、熱いキャプテンシーに期待しているようでした。

また、ゲームキャプテンの大野選手は「この2試合、トライを取り急ぎ過ぎたのか、ミスが多かった。JK(カーワンHC)からは、1つ1つを積み重ねて、ボールをしっかりキープしていれば、確実に前に出ることができる、といわれました。少しずつ、前に出ていってトライに繋げていきたい」と、先週までの課題と、明日の試合に向けての意気込みを語っていました。
引き続き、報道陣から「キャプテンとして心がけていることは?」との質問に対しては、「今までは自分自身のプレーに集中していたが、キャプテンになって、チーム全体をみて、声を掛けたり、プレーで引っ張ったりと、心がけています。自分は、体を張って、率先して前に出るキャプテンシーでやっていきたいです。また、選手それぞれの気持ちが熱くなりすぎて、気持ちが先走って空回りしている場面もあるので、それを抑えられたらと思います」とゲームキャプテンとして、チームを引っ張り、勝利へ導く気持ちを込めて、答えていました。また、「キャプテンとして、一度も勝ったことがないので、勝ちたいです(笑)」と、苦笑い。

明日は、いよいよ、国内2戦目。
カザフスタン代表に圧倒的な試合展開をみせ、ワールドカップの切符獲得へ王手、としたいと思います。
明日はラグビーの聖地・秩父宮ラグビー場でお待ちしております!家族の皆さん、お母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃん、そして、彼女、彼氏、友達・・・たくさんの皆さんと一緒に秩父宮で、日本代表へ熱いご声援をよろしくお願いいたします!

明日の試合に向け、チームを再結集する   カーワンHC   早いボール出しからの展開   ディフェンスラインの確認   キックオフから確実にボールをキープする
明日の試合に向け、チームを再結集する   カーワンHC   早いボール出しからの展開   ディフェンスラインの確認   キックオフから確実にボールをキープする

ゲームキャプテンの大野選手   明日NO8を務める若きエース・豊田選手   試合前日、たくさんの報道陣から取材を受けるカーワンHC   大野ゲームキャプテン、明日の試合の意気込みを   似顔絵コンテストで、自分の顔を描いてくれたと喜ぶアリシ選手
ゲームキャプテンの大野選手   明日NO8を務める若きエース・豊田選手   試合前日、たくさんの報道陣から取材を受けるカーワンHC   大野ゲームキャプテン、明日の試合の意気込みを   似顔絵コンテストで、自分の顔を描いてくれたと喜ぶアリシ選手

2010年5月12日(水) 宮崎~東京

5月12日、カザフスタン代表戦前の宮崎合宿終了

15日のカザフスタン代表戦前の宮崎合宿最終日。
本日は、宮崎でキャンプ中の福岡サニックスブルースに、シーガイア内のグラウンドまで来ていただき、日本代表との練習ゲームを実施しました。

まずは、練習前に円陣を組み、大野均ゲームキャプテンが「今日はサニックスが相手になってくれます。ジャパンのプライドを持って、しっかりやりましょう」と選手たちを鼓舞し、練習スタート。
太田コーチによるウォーミングアップ後、基本スキルを実施し、ユニットに分かれて、FW、BKがそれぞれトレーニングし、体を温めて、サニックスとの合同練習を実施。合同練習では、日本代表とサニックスが一緒になり、ユニットに分かれてトレーニング、そして、チームに分かれて、カーワンヘッドコーチのレフリングのもと、練習ゲームを繰り返しました。

練習ゲームの合間には、ドゥーリーコーチとともに映像を見ながらプレーのチェック。サニックスは、3月からチームが始動しているため、選手全員の動きやパスワークの精度が高く、日本代表が押されている場面もありました。ゲーム終了後、カーワンヘッドコーチより「今日のゲームでは、方向性が定まっていませんでした。方向性をしっかりと統一し、試合に臨まなければならない」と厳しい一言も。本日は、課題がはっきりとしたトレーニングを行うことができました。

サニックスで、元日本代表として一緒に戦った、小野晃征選手は「ジャパンは組み立てがよく、システムも良かったです。サニックスは合宿でやっている練習を今日のゲームで実施でき、お互いにいいところも悪いところも見えて、いい経験となりました」と今日の練習を振り返っていました。

最後に大野ゲームキャプテンからは「練習ゲーム中、ハートが熱くて良かったのですが、頭の中での冷静さを失い、ミスが多くなりました。試合まであと3日あるので、試合までに個々がしっかりと修正してきてくれると思います。14日のキャプテンズランで、修正部分をチームで最終確認をし、カザフスタン戦に臨みたいです」と、語っていました。

午後は、東京へ移動。
明日は終日フリーとなるため、しっかりと疲れを癒し、14日の前日練習で課題を修正し、試合に臨みます。

最後に、本日、グラウンドまで来ていただき、練習ゲームを実施していただきました福岡サニックスブルースと、合宿中、毎日、朝から練習準備、選手のケアなど細部に渡り、ご協力いただいております、宮崎県協会の皆様に感謝申し上げます。
ありがとうございました。

福岡サニックスブルースの皆さんにご協力いただきました   宮崎合宿では、宮崎県協会の皆さんにたくさんのお手伝いを頂いています   太田コーチの指導で、入念なウォーミングアップを行います   トレーナー陣が選手のために常にドリンクを補給しています   サニックスとの練習ゲームの合間にドゥーリーコーチと映像でプレーをチェックします
福岡サニックスブルースの皆さんにご協力いただきました   宮崎合宿では、宮崎県協会の皆さんにたくさんのお手伝いを頂いています   太田コーチの指導で、入念なウォーミングアップを行います   トレーナー陣が選手のために常にドリンクを補給しています   サニックスとの練習ゲームの合間にドゥーリーコーチと映像でプレーをチェックします

サニックスとの練習ゲームの様子   カザフスタン戦前の宮崎合宿最終日の締めです   練習後、個人スキル練習をする和田選手と吉田選手   元日本代表のマキリ選手と談笑するトンプソン選手   取材を受ける和田選手
サニックスとの練習ゲームの様子   カザフスタン戦前の宮崎合宿最終日の締めです   練習後、個人スキル練習をする和田選手と吉田選手   元日本代表のマキリ選手と談笑するトンプソン選手   取材を受ける和田選手

2010年5月11日(火) 宮崎

本日は、トレーニング開始の頃は、どんより曇り空でしたが、だんだんと日が差して蒸し暑くなり、グラウンド脇からは、セミの声がちらほらと聞こえてくる、初夏のような天候。

日本代表は、福岡合宿から韓国遠征、そして日本国内での3連戦・・・と、選手たちもそろそろ疲れが溜まってきている様子ですが、ワールドカップの切符を手にするため、「あと2試合!」という気持ちを強くもち、選手全員、まずはカザフスタン代表戦に向け、集中力をさらに高めてトレーニングを積んでいます。

本日のメニューは、10時からグラウンドにてトレーニング、午後はウエイトトレーニングと2部練習。15日のカザフスタン代表戦に向け、宮崎合宿も終盤を迎えてきています。

入念なウォーミングアップ後、基本スキル(キックキャッチやディフェンスの動きを止める足の動きを確認するYライン)を行い、ハードルを使って、ラックの入りやタックルに入る際の低さを意識づけするトレーニングを実施。ドゥーリーコーチによる、ボールプレゼンテーション(タックルされた後に味方にきれいにボールを出すための練習)、カーワンHCの指導のもと、パワーフット(ハンドオフの練習。相手の体重を感じながら、ハンドオフで走るコースを変える練習)、タックラーをはがすドリルを行いました。そして、より実戦に近い形のラックのトレーニングを実施。

次々と、基本に忠実にプレーできるよう、選手一人ひとりが、気を引きしめ、練習に臨んでいました。

ラック練習終了後、ユニットに分かれて、FWはスクラムやラインアウト、キックオフキャッチ、BKはパススキルを上げるドリルと映像で確認しながら、サインプレーの確認。

最後はディフェンスの練習を行い、午前中の練習を終了しました。

午後は、FWとBKに分かれて、ウエイトトレーニングを実施し、本日11日の練習メニューがすべて終了いたしました。

明日は、カザフスタン代表戦前宮崎合宿最終日です。

午前中から実戦に近い形の練習を実施して、東京へ移動します。

ハードルを使って、低く。低く   ボールプレゼンテーション。いかに味方が取り易いように、きれいにボールを出せるか   タックラーをはがすドリル   パワーフット   バーンコーチからの指導
ハードルを使って、低く。低く   ボールプレゼンテーション。いかに味方が取り易いように、きれいにボールを出せるか   タックラーをはがすドリル   パワーフット   バーンコーチからの指導

カーワンHCもチームを鼓舞する檄を飛ばします   今日は東京からテレビ局が取材にきてくれました   スクラム練習では、低く激しい当たりを繰り返してました   キックオフキャッチ   ウェブ選手とアレジ選手
カーワンHCもチームを鼓舞する檄を飛ばします   今日は東京からテレビ局が取材にきてくれました   スクラム練習では、低く激しい当たりを繰り返してました   キックオフキャッチ   ウェブ選手とアレジ選手

似てますか?   取材を受ける菊谷キャプテン   日本代表では、ATS:低酸素高地トレーニングを合宿中は実施しています   汗でびしょ濡れのコンタクトスーツを練習後、干しています   取材中のテレビに興味を示す堀江選手とリーチ選手
似てますか?   取材を受ける菊谷キャプテン   日本代表では、ATS:低酸素高地トレーニングを合宿中は実施しています   汗でびしょ濡れのコンタクトスーツを練習後、干しています   取材中のテレビに興味を示す堀江選手とリーチ選手

ウエイト後のリカバリーフード
ウエイト後のリカバリーフード

2010年5月10日(月) 宮崎

本日10日は、午前中にチームミーティングを実施。ミーティングでは、8日に行われたアラビアンガルフ代表戦の試合レビューを行いました。

ジョン・カーワンヘッドコーチは、アラビアンガルフ戦の映像を見ながら、「ジャパンスタイルでプレーできていました。早い展開、サポート等、良い判断ができています」とチームを評価。また、課題も上げ、カザフスタン代表戦ではチームのパフォーマンスをもっと上げていく必要があると選手たちに伝えました。

そして、ゲームキャプテンにLO大野均選手(東芝ブレイブルーパス)を指名。ゲームキャプテンを務める大野選手が、「キャプテンが変わっても、やることに変わりはありません。みんなでワールドカップの切符を獲りにいきましょう」と話し、チームの意思統一を図りました。

また、アラビアンガルフ代表戦の『プレイヤー・オブ・ザ・デー』(選手からの選出)には、金澤良選手(リコーブラックラムズ所属)が選ばれ、「初めてのテストマッチでしたが、みんなに支えられ、緊張することなくプレーすることができました。みんなに感謝します。全員でワールドカップの切符を獲りましょう」と喜びのコメント。

最後に、菊谷崇キャプテンより、「アグレッシブに戦っていた中で、違う面でのアグレッシブさを出してしまいました。この2週間は、しっかりチームをサポートしていきます。チームはまだまだ成長することができる。今はまだ昨年の最後のテストマッチのときのレベルまでに達していません。パシフィック・ネーションズカップまでには、そのレベルを上回っていきましょう」と、選手全員に伝え、ミーティングを終了しました。

午後4時からは、横なぐりの雨の中、グラウンドにてユニットトレーニングを約1時間30分程度実施し、本日のメニューは終了。

明日11日(火)は、10時からグラウンドにてトレーニングを実施し、午後は、フォワードとバックスに分かれて、ウエイトトレーニングの予定となっています。

宮崎合宿、スタートです   グラウンドでは4月の合宿と同じように看板を立ててくれています   入念にアップ。中央は遠藤選手   ゲームキャプテンを務める大野選手   BKはアタック&ディフェンスを実施しました
宮崎合宿、スタートです   グラウンドでは4月の合宿と同じように看板を立ててくれています   入念にアップ。中央は遠藤選手   ゲームキャプテンを務める大野選手   BKはアタック&ディフェンスを実施しました

3対2   ラインアウト練習、豊田選手です   眞壁選手も元気な姿を見せています!   ドゥーリーコーチより、コミュニケーションを多く!と指導されています   仲村選手、藤田選手、居残りスクラム練習です
3対2   ラインアウト練習、豊田選手です   眞壁選手も元気な姿を見せています!   ドゥーリーコーチより、コミュニケーションを多く!と指導されています   仲村選手、藤田選手、居残りスクラム練習です

2010年5月9日(日) 東京~宮崎

9日、宮崎へ合宿地を移動

アラビアンガルフ代表戦では多くの皆さんに秩父宮でご声援いただきましたおかげで、60対5で、日本国内第1戦目を勝利で飾ることができました。

熱いご声援、ありがとうございました。

本日9日は、宮崎へ移動するため、お昼過ぎに羽田空港を発ち、宮崎へ。

4月の合宿以来の宮崎。空港に到着するとお出迎え頂いた皆さんから「おかえりなさい」と声をかけられ、日本代表チームは、すっかり宮崎になじんでいるようでした。

ホテルに到着してからすぐにプールリカバリーを実施。

マーティン・ヒューメ ストレングス/コンディショニングコンサルタントから、「ワールドカップの切符を手にするまでまだ2試合あります。今日はゆっくり体をほぐし、リラックスしてください」とプールセッションの意味と疲れを癒すよう指示がありました。

選手たちは、昨日の試合と移動の疲れを少しずつ癒しながら、ゆっくりと体をほぐし、リラックスした表情でプールセッションを行っていました。

明日からまた、カザフスタン代表戦に向け、再スタートです。

気を引き締めて、宮崎合宿に臨みます。

引き続き、ご声援のほど、よろしくお願いいたします。

宮崎に向けて出発です   ホテルの方から「お帰りなさい」とお出迎えいただきました   ホテルにあるプールをお借りしています   昨日の疲れは吹っ飛びました   笑顔が素敵なアレジ選手
宮崎に向けて出発です   ホテルの方から「お帰りなさい」とお出迎えいただきました   ホテルにあるプールをお借りしています   昨日の疲れは吹っ飛びました   笑顔が素敵なアレジ選手

これは誰でしょう・・・   リラックスして体を癒す選手たち
これは誰でしょう・・・   リラックスして体を癒す選手たち