公益財団法人日本ラグビーフットボール協会は、一般財団法人日本国際協力センターとともに、日本政府が推進する対日理解促進交流プログラム「JENESYS」※1に協力し、「アジアンスクラムプロジェクト」※2の一環として、ASEAN諸国及び東ティモールの青少年を対象に3月2日(水)~8(月)にかけて、ラグビーを通じたオンラインでの国際交流事業を実施致しました。
(実施団体となった一般財団法人日本国際協力センターの英文FBリンク)
https://www.facebook.com/jice.exchange/posts/345814167556586
本プログラムは、ASEAN諸国及び東ティモールのスポーツ関係者、スポーツ教育に関わる青年、ラグビーに興味のある青少年が、日本のラグビーを通じた取り組みに関する講義の聴講や意見交換をすることにより、スポーツを通じた日本と参加国との親善促進、及び、アジア初のラグビーワールドカップの成功を一過性のものにすることなく、レガシーとして残すことを主目的に実施しました。本取組みは、2016年度から2019年度まで4年連続で招へい実施していたもの(過去の実績リンク後述)を、コロナ禍においてオンライン開催としたものです。
本事業には、日本協会普及育成委員会国際協力部門部門長の向山昌利氏、同部門部門員の野口亜弥氏らが参加し、ラグビーの教育的価値、ジェンダー及びセーフガーディングのワークショップ、日本の地域の気候風土に根差したラグビーの応用例として福岡県うきは市におけるたんぼラグビーの紹介、成長期アスリートのスポーツ障害対策、等に関する講義を行いました。
55名以上となったASEAN諸国と東ティモールからの参加者は、一連の講義を受講した後、今回のラグビーを通したオンライン交流で得られた成果をグループに分かれてプレゼンテーションし、自国におけるラグビー普及に貢献したい、参加者同士の交流を続けたい、近い将来にかならず日本を訪問したいなどの思いを語って終了しました。
「対日理解促進交流プログラム」は、日本政府が推進する国際交流事業で、日本とアジア大洋州、欧州、中南米の各国・地域との間で、対外発信力を有し将来を担う人材を招へい・派遣、又はオンライン交流を行います。このうち、アジア大洋州地域を対象とした交流事業がJENESYSです。人的交流を通じて、政治、経済、社会、文化、歴史、外交政策等に関する対日理解の促進を図るとともに、親日派・知日派を発掘し、日本の外交姿勢や魅力等について被招へい者・被派遣者・オンライン交流者自ら積極的に発信してもらうことで対外発信を強化し、日本の外交基盤を拡充することを目的としています。
※2 アジアンスクラムプロジェクトとは
①主にアジアにおけるラグビーの発展、②主にアジアにおけるラグビーを通じた相互理解の深化と共生、③参加経験を通じて育成される人財による社会還元を目的に、日本協会が2011年より取り組む活動。
■過去のJENESYS事業の実績(いずれも日本への招へい実施)
https://www.rugby-japan.jp/news/2019/09/13/50159
https://www.rugby-japan.jp/news/2018/09/15/49440