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3月27日
アイルランド遠征、12日目。
3月27日、アイルランド出発の朝です。
今回の遠征は、チームが飛行機2便に分かれての移動でした。先発隊は朝5時半の出発です。ここで先の便の選手・スタッフとはお別れとなります。
最終日の朝は晴れてスッキリとしていました。
雨が多いアイルランドですが、遠征を通じて全体的に天候にも恵まれたと思います。
後発隊出発時にはホテルのマネージャーさんにご挨拶を頂きました。
こちらのホテルはU20のアイルランド代表も良く利用しているそうで、今年はイタリア代表も使用予定とのことです。
グラウンド、プール、ウェイト場、食事とどれもクオリティが高く、Beat Irelandを実現できた重要な要素であったと思います。
いよいよダブリンを出発です。
トランジット含めて約21時間の移動。
3月28日、無事成田空港に到着。解散をしました。
最後に。
コロナ禍による中断と暗中模索の期間を乗り越え、4年ぶりに実現できた高校日本代表海外遠征におきまして、ご尽力を賜りました全ての方々に心より御礼を申し上げます。
皆様のお陰様で、フル代表が世界ランキング1位、ユース世代においても世界トップクラスのアイルランドのU19チームに勝利を収めるという結果をご報告できることとなりました。
これは高校代表・ユース代表活動の関係者のみならず、全国の高校またはユース世代でご指導ご協力頂いている全ての皆様の努力の賜物であり、日本ラグビーの実力が着実に上がっていることの証であると思います。
今回の遠征、またユースキャンプに参加した選手たちが今後日本代表選手となり、この1年間の活動が日本ラグビーの更なるレベルアップに繋がっていく事を期待してレポートを終了させて頂きます。
第48期高校日本代表 総務 白鳥憲之
3月26日
アイルランド遠征、11日目。いよいよ最終戦の朝を迎えました。
午前中は外で体を軽く動かし、その後ミーティングです。
昼食を頂いた後にアイルランドで宿泊していたホテル前にて記念撮影。
ホテルのホスピタリティは本当に素晴らしく、要望にも迅速に対応して頂きました。食事も本当に美味しくて選手達もストレスなく過ごすことができたと思います。
午後のジャージー授与式
今日は最後に竹下コーチが精魂をこめて作成したモチベーションが流れます。選手たちはこれまでの努力を思い出しつつ試合前に気持ちを高めます。
グラウンドへついてロッカーへ入り準備をします。
ウォーミングアップ開始です。
ロッカーバック
試合開始。
先制したのはアイルランド。しかし慌てずに、自分たちの持ち味を出していくJAPANがリズムを掴みます。
素晴らしいアタック、ディフェンスの連続で5トライを奪い34対21で折り返します。
後半、アイルランドも意地を見せ追い上げます。残り2分のところで42対41と逆転され、そのまま逃げ切られ1点差の敗戦となりました。
アイルランド遠征での3戦全勝は惜しくもならず。しかし地元アイルランドの方々からも多くの賞賛を頂く見事な試合だったと思います。
宿舎へ戻り解団式です。
スタッフからの話、MVP発表、監督へのサプライズのジャージー贈呈。このまま解散してしまうのが本当に寂しくも素敵な会となりました。
3月25日
アイルランド遠征10日目。
この遠征も残すところあと3日。最終戦前日となりました。
午前中のトレーニングは室内での動きの確認からです。
狩野・崎濱トレーナーからのストレッチです。
試合前ストレングスの様子。
選手のコンディショニングは、この遠征で最高の状態に仕上がってきました。
最終戦前の最後となる練習。
監督からのミーティングです。
まずはフォーメーションの確認。
円陣を組み、やることを整理して気合いを入れます。
短時間ですが、スピード・アタック・ディフェンスと自分たちの拘りを整理します。
最終戦前、充実した練習ができました。
試合に向けての選手ミーティング。課題を整理して主体的に話し合いを進めます。明日の最終戦に向けて良いまとめができたようです。
今日のスタッフトークは里コーチからです。
里コーチからは「自分が取り組んできた陸上も魅力的だけど、仲間を助けながら前進していくラグビーという素晴らしいスポーツで、みんなと一緒に戦えることを誇りに思う」とお話がありました。
最後は高橋監督からです。
大きな怪我もありながら大学から社会人とプレーをされ、その中で教員を志していたこと。ユースに長く関わり4年ぶりの遠征で自分が監督をする意義、そして「明日の試合、そして皆の将来を本当に楽しみにしている。ぜひ3勝して日本に帰ろう」とお話がありました。
3月24日
朝の健康チェック。体重を測り、体の様々な要素について報告を入れます。
練習前のストレングス。試合に向けて体力の維持向上は必須です。
FWはミーティングルームでラインアウトフォーメーションの確認。
練習前のミーティング。木曽コーチからディフェンスの確認。
グラウンドへ出て最終戦まで残り2回の練習。
スタッフも含めて全員で声を出し、すごく集中して雰囲気の良い練習ができたと思います。
監督からのまとめです。監督としての理想に近づいて来ていると話があります。
午後は体を休めつつ、ミーティング中心に進みます。
夜のミーティングではリーダートーク。
5名のリーダーから、それぞれの自己紹介と26日の最終戦に向けて熱い思いが語られました。
プレーヤーズレポート⑥
【左上】
WTB/FB 青栁潤之介(國學院大學栃木高校)
進路先:帝京大学
得意なプレー:ステップでずらす1vs1
尊敬する人:ミルナー・スカッダー
遠征(試合)への意気込み:BAKUHATSUして勝ちます。
メッセージ:良い経験ができることに感謝して楽しんでプレーします。
【右上】
WTB/FB 竹之下仁吾(報徳学園高校)
進路先:明治大学
得意なプレー:キック・ハイボールキャッチ
尊敬する人:雲山弘貴
遠征(試合)への意気込み:たくさんチャレンジしてアイルランドに勝つ
メッセージ:必ず勝って帰って来ます。応援よろしくお願いします。
【右下】
WTB/FB トゥリマファ・トゥポウ(日本航空高校石川)
進路先:天理大学
得意なプレー:ボールキャリー
尊敬する人:イズラエル・フォラウ
遠征(試合)への意気込み:アイルランドに勝ちます。
メッセージ:応援よろしくお願いします。
【左下】
WTB/FB 矢崎由高(桐蔭学園高校)
進路先:早稲田大学
得意なプレー:ランニング
尊敬する人:藤原秀之
遠征(試合)への意気込み:全力でプレーする。
メッセージ:笑顔で日本に帰ります。
3月23日
アイルランド遠征8日目。今日は試合のリカバリーとゲームのレビューが中心となります。
午前中のミーティングでは、昨日の試合を見て課題を整理します。
お昼を挟み、午後はゆっくりと過ごして、夕方からまたビデオミーティングです。
試合を全て見終わった後に、全てのコーチから試合の反省と次戦に向けての整理が行われました。
監督より次戦に向けてのまとめのお話です。
ウォークスルーではアタックの確認です。
本日のスタッフトークはトレーナーの二人から。
まず崎濱トレーナーです。
崎濱トレーナーは大学で先生をされながら今回の遠征に参加しています。選手へのメッセージとしては「人生は入口と出口があって自分は入口が大切と考える。皆さんをラグビーの入口へと導いてくれた方々に感謝してほしい。そしてその方々の感謝を胸に残りの遠征・試合を頑張ってほしい」とお話がありました。
続いて狩野トレーナーです。
狩野トレーナーの夢は、日本代表の桜のマークのついたウェアを着て仕事をすることだったそうです。
その夢を叶えてラグビー日本代表の他のカテゴリーにも関わる狩野さんからは「このU19で大いにチャレンジして良い経験をして更に次のカテゴリーへとステップアップしていってほしい」とお話がありました。
昨日訪れた在アイルランド・丸山日本国大使公邸の写真を追加でアップします。
アイルランド選手との交流
アイルランドチームよりジャージーのプレゼント
丸山大使へ記念品の贈呈
プレーヤーズレポート⑤
【1番左】
CTB飯岡建人(流通経済大学付属柏高校)
進路先:筑波大学
得意なプレー:スピードを活かしたラン・キック
尊敬する人:兄
遠征(試合)への意気込み:ビート・アイルランドを達成して最高だったと言える遠征にしたい。
メッセージ:支えてくれた家族や応援してくださる方々に感謝して結果という形で恩返しがしたい。
【左から2番目】
CTB 西柊太郎(東福岡高校)
進路先:近畿大学
得意なプレー:パス・ラン・キック
尊敬する人:藤田雄一郎
遠征(試合)への意気込み:出し切ります。
メッセージ:みんなの分まで頑張ります。
【右から2番目】
CTB 上田倭士(大阪桐蔭高校)
進路先:帝京大学
得意なプレー:ラインブレイク
尊敬する人:ディラン・ライリー
遠征(試合)への意気込み:勝つ!
メッセージ:応援よろしくお願いします。
【1番右】
CTB エロニ・ナブラギ (大分東明高校)
進路先:京都産業大学
得意なプレー:ラインブレイク
尊敬する人:ソニー・ビル・ウィリアムズ
遠征(試合)への意気込み:タックルしてたくさん走りたい
メッセージ:応援ありがとうございます。試合、頑張ります。