将来の日本代表選手の育成を加速するためのプロジェクトとして2月から始まった「JAPAN TALENT SQUADプログラム2026」。3年目となる本プロジェクトは、これまで4回にわたる合宿を行い参加者の中から、35名のメンバーが選抜され、U23日本代表のオーストラリア遠征メンバーが編成されました。

(メンバー表とスケジュールはこちらをご覧ください。)

遠征に先駆けて、3月25日から3月31日まで都内で前合宿が行われています。

こちらではその様子を少しご紹介します。



3月30日


この日、U23日本代表のオーストラリア遠征メンバーが正式に発表されました。「JAPAN TALENT SQUADプログラム2026」としては2ヶ月に渡り、4回の合宿を行ってきましたが、U23日本代表として活動するのは、公式にはこの日がスタートとなります。

日本代表候補にも選ばれている伊藤 龍之介選手。初年度のJTSから参加し、昨年のU23でも中心選手として活躍しました。オーストラリアでも活躍が期待されています。

こちらも初年度(2024年)から継続して参加しているPRの八田 優太選手。

選手達はランニングからトレーニングをスタート。

プロップの山下 源也選手。

太田 啓嵩選手。

そしてハイボール処理の練習。ボールをキャッチしているのは、昨年のU23代表でも主力として活躍した石橋 チューカ選手。

序盤から力一杯に指導するエディー・ジョーンズHC

激しくハイボールの競い合いが行われました。

昨年は、U23での活躍が認められ日本代表にも選ばれた竹之下 仁吾選手。

岡田 薫瑠選手。

水分補給。

「もう一回!」

昨年も主力として活躍した白井 瑛人選手は、今年はバイスキャプテンとしてチームをまとめます。

大鶴 誠選手は、一般公募選手から唯一の選出となります。

ここからはコンタクトとブレークダウンのトレーニング。

そして、アタック&ディフェンスのトレーニングです。

激しくコンタクト。

オーストラリア遠征前に良い準備ができました。締めの円陣で話す伊藤 龍之介選手。

同じくスタンドオフの渡邉 大樹選手からもチームに修正点が伝えられました。

スクラムハーフの渡邊 晴斗選手からも。

最後に白井 瑛人バイスキャプテンから。(なお、この日は、キャプテンの中谷 陸人選手は別メニューでの調整だったので、円陣には加わっていません

スクラム。


練習後、記者の囲みに応じる中谷 陸人キャプテン。「自分は言葉で話すタイプではなく行動でリーダーシップをとっていくタイプ」

昨年はU20代表からJAPAN XVに選ばれるなど活躍しましたが、そうした経験を経て「筋肉量が増えた。代表で経験して教わってきたことを大学のトレーナーと相談しながら体づくりをやってきた」と話しました。

また、U23代表については、「最初は緊張があってエディーさんに怒られる時もあったけれど、今はお互いに良いコミュニケーションが取れてきました。オーストラリア遠征に向けて良い準備ができている」と語りました。

先日リーチマイケルさんからお話を聞く機会があったということで「2019年では日本代表の強さを世界に見せたいという一心で必死に戦ったという言葉がとても響きました。そういう気持ちを受け継ぎたいと思いますし、格下だと思われているかもしれないがオーストラリアに勝ちたいと思っています」と力強く話しました。

続いて伊藤 龍之介選手。オーストラリア遠征を前に抱負を聞かれ「スタンドオフとしてやれることをやります。スピードとテンポが日本の武器だと思うので、相手の準備していないところに仕掛けていくようなプレーを心がけたい」と答えました。

また、1月に発表された日本代表候補として選ばれたことについては「常に高いレベルを意識してプレーしたい。目の前のことに集中し、夏のテストマッチに出場することを目標に自分が求められているパフォーマンスを出していきたい」と話しました。

オーストラリア遠征での勝利を目指すU 20代表については「(昨年戦った際に)強いチームでした。大きいだけではなくプレーも上手でした」とした上で「ただ今回は2回目の対戦となってその強さを理解できている選手も多いし、慌てず準備したことを出せればチャンスはあると思う」と語りました。

続いてエディー・ジョーンズHC。チームの発表にあたって「オーストラリア遠征は大学生たちがフィジーやオーストラリアの優秀な若手選手たちと競い合う絶好の機会となります。私たちは事前合宿を通じてしっかりと準備をしてきました。選手全員が本当に一生懸命練習しているので、オーストラリアで良いパフォーマンスを見せられることを楽しみにしています」 というコメントを出していますが、今回も改めて「良い準備ができています」と力強く語りました。

その上で遠征の目標について「日本はどのカテゴリーにおいてもオーストラリア代表に勝ったことがありません。今回、そのオーストラリアU20代表に勝ちたいと思っています」と話しました。

また「選手個人の目標としては、日本代表レベルでプレーできることを示して欲しいと思っています。まだまだ日本代表にも層が薄いポジションがあります。2027年のワールドカップにも間に合う可能性あります」と強調しました。

また一般公募で唯一選出された京都大学の大鶴選手については「一般的に普段ハイレベルな試合をしていない選手でも、今回のようなハイレベルな選手が集まる環境に放り込まれれば、一気に成長するものです。彼もそういう一人としてここまでも成長していますし、今後もより成長してくれることを期待しています」。


一方、大鶴選手は「オーストラリア遠征メンバーに選出頂き、大変うれしく思います。最大限自分の強みを発揮して、このチャンスを生かしたいし、試合での出場機会をつかめるように頑張りたいと思います」と喜びと遠征に対する抱負を語りました。

午後は、ジムでトレーニング。

そして体育館でのブレイクダウントレーニング。こちらは代表でも恒例のトレーニングです。

1対1でのボールの奪い合い。

選手達は、明日の練習後、空港へと向かいオーストラリアへと出発します。