日本代表 69-10 アジア・バーバリアンズ
(8月10日(金)19:30 at東京・秩父宮ラグビー場)
◎日本代表
――期待していたことが見られましたか。
○ジョン・カーワン ヘッドコーチ
「今日は今までのパターンと実行力を見たかったのですが、そこは見ることができました。この試合をやったことで自信を持って飛行機に乗れるというのは良かったと思います」
――ムーブは効果的でなかったようですが。
○カーワン ヘッドコーチ
「あなたはすぐコーチになれますね(笑)。まず、前半はラックに人数をかけすぎてムーブも効果的でなかったが、後半はフィールドラックから早く出せたと思います。ワールドカップでは始めの1分からフィールドラックを使って攻めていきたい」
――最初のトライは見事でした。復帰おめでとうございます。
○大畑大介ゲームキャプテン(前半)
「グラウンドに帰って来れてすごく嬉しいです。ファーストタッチでトライが獲れるとは思っていなかったのですが、最高のお膳立てを皆がしてくれたと思います。
元ジャパンの選手たちとやるのは楽しみだったのですが、ジョンさん(松田選手)も自分が退いた後半に出たので、接点がなかったのがちょっとさびしいです」
――前半、PGの狙える位置でスクラムを選択したのはなぜでしょうか。
○カーワン ヘッドコーチ
「まず、練習でやってきたことを試したかったのですが、ワールドカップではオーストラリア、フィジー、カナダ、ウェールズすべて違うシチュエーションを選択していくことになります。チャンスがあればPGも狙うでしょう。ワールドカップでは日本のラグビーでは20点差で勝つのは難しいと思います。PからGOの早い仕掛けもしたいと考えています」
――ワールドカップへのスタートをした感想は。
○佐々木隆道ゲームキャプテン(後半)
「ゲームの中ですぐに修正点を見つけて直せたのは良かったと思います。チームとしては最高の滑り出しとはいえなかったが、まあ、良かったのではないかと感じています」
――(18日に対戦する)イタリアとの力は接近していると考えてよいのですか。
○カーワン ヘッドコーチ
「まず、イタリアはトップ12に入ってくるチームです。ジャパンは力を全部出し尽くして、ようやく対等にやれると思います。イタリアの分析はしていませんし、準備もしていませんが、良い勉強になる試合と考えています。もちろん、目指すのは勝利ですし、勝ちにいきたいと思います」
――今日の収穫は。
○カーワン ヘッドコーチ
「お互いに学ぶべき点のあった試合だったと思います。相手のPからGOでイージーなトライを与えたのは悪かった点です」
――大畑選手の評価は。
○カーワン ヘッドコーチ
「大畑のカムバックにはおめでとうと言いたい。6ヶ月ビールを飲んでいないというのにも驚いたけどね(笑)。こんなに早く帰ってきてくれて彼の勇気に敬服しています。毎週、これから成長してくれるのが楽しみです」
――ミスも多かったが。
○カーワン ヘッドコーチ
「確かにミスは多すぎました。ワールドカップではああいうミスは命取りですから、ビデオを明日見て、修正箇所を点検し、改善していきたいです」
――今日のメンバーが開幕戦(9月8日、オーストラリア代表選)のメンバーですか。
○カーワン ヘッドコーチ
「メイビー(笑)」
――二つのチームでいくメリットと心配な点は。
○カーワン ヘッドコーチ
「まず、現在のジャパンは30名が均等の力を持っていると思います。若い人も6名連れていきます。現在、セカンドティアの国は中3日、4日という厳しい扱いですが、このことについては今後もクレームをつけていきたいです」
――これから30日でワールドカップ、ワラビーズ戦ですが、抱負は。
○大畑大介ゲームキャプテン(前半)
「正直、今日みたいな試合をやったらどうにもならないと思います。しっかり反省点を修正して、自分たちにできることを、一ヶ月やっていきたいと思います」
○佐々木隆道ゲームキャプテン(後半)
「何がだめで、うまくいっていないのかは選手が一番よく分かっています。1日も、いや、1秒、1秒を無駄にしないで準備したいと思います」
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