(財)日本ラグビーフットボール協会(会長:森 喜朗)は、ラグビー日本代表のヘッドコーチとして、ジョン・カーワン氏と契約を締結しましたのでお知らせいたします。

9日の会見から。左から太田GM、カーワン ヘッドコーチ、真下副会長、浜本理事
9日の会見から。左から太田GM、カーワン ヘッドコーチ、真下副会長、浜本理事

私共、日本ラグビーフットボール協会は、日本代表の強化を最重点事業として位置付け、代表の強化活動に特化する「代表チーム事業部(GM:太田治)」を設立し、日本代表に関わる諸活動に取り組んでまいりました。この代表チーム事業部は、本年9月にフランスで開催されるラグビーワールドカップ2007での2勝を活動目標として掲げ、昨年11月に香港で行われましたラグビーワールドカップ2007アジア地区最終予選を勝ち抜き、いよいよ本大会に臨むこととなりました。

ラグビーワールドカップ本大会に万全の準備をするべく、前ヘッドコーチの解任に伴い、新たなヘッドコーチの選考をして参りました。
選考に及ぶ条件は下記の5点

  • 日本代表がラグビーワールドカップ2007で2勝を達成するための明確なビジョンを持っていること
  • 日本代表強化の中・長期的なビジョンを持ち明確に示せること
  • ヘッドコーチ任期中は日本に居住可能なこと
  • 日本の文化・習慣を理解していること世界レベルの指導経験を持っていること

以上のような条件をもとに選考し、平成18年10月25日の日本協会理事会にてジョン・カーワン氏をヘッドコーチ就任を前提とした上で、11月のラグビーワールドカップアジア地区最終予選にチームアドバイザーとしてチームに帯同させることを決定しました。チームの現状把握、グラウンドのマネジメント等を行ってきた結果、やはり日本代表ヘッドコーチに同氏が最適であると判断し正式に契約の運びとなりました。

代表チーム事業部は、日本代表の活動を通しサポーターに夢と感動を与えることができるチームを目指します。
世界を相手に勝利を追及する日本代表の姿を通して、日本ラグビーを世界にアピールし、日本ラグビーの素晴らしさを発信していきたいと思っています。また、日本代表はもちろんのこと、ラグビーというスポーツが広く認知され、さらに多くのファンの方々にご覧いただけますよう、一層の努力と研鑚を重ねていく所存です。
引き続き、温かいご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

ジョン・カーワン氏 ジョン・カーワン(John James KIRWAN)
生年月日:1964年12月16日生(満42歳)
Date of Birth:16 December 1964
出身:オークランド(ニュージーランド)
Born:Auckland (New Zealand)
現役時代のポジション:WTB
Position:Wing
ニュージーランド代表キャップ:63
All Black Tests:63

オークランド・マリストクラブ在籍中、当時のオークランドのセレクター、ジョン・ハート氏(元NZ代表監督)に見出され、サードグレードから一気に代表まで登り詰める。
1984年6月16日、NZ・クライストチャーチで行われた対フランス戦で初キャップ。その後、1994年8月6日 NZ・オークランドで行われた対南アフリカ戦まで63キャップを獲得。

1987年に行われた第1回ラグビーワールドカップの優勝にも貢献。
1994年の代表引退後、1995-96年の2シーズンをラグビーリーグでプレー。

1997-99年の3シーズンNEC(現・NECグリーンロケッツ)に所属。

その後、NZ オークランドブルーズのマネージャーやアシスタントコーチを歴任。

2002年より05年までイタリア代表監督。

2002年よりNECグリーンロケッツのチームアドバイザー。

2007年1月1日より日本代表ヘッドコーチ

家族構成: 妻(フィオレナ)
2男(ニコ:11歳・ルカ:7歳)
1女(フランチェスカ:12歳)
趣味: サーフィン
好きな食べ物: 天ぷらそば、寿司(うに)
お酒: 赤ワイン
好きな言葉: 勝ちましょう

 

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