今年で5回目を迎えました「真田洋太郎賞」が、東京の「高麗クラブ」に決定いたしました。これを記念いたしまして、下記の通り記念試合と表彰式&記念パーテイを開催致します。高麗クラブはクラブ大会の末端である東京都大会の4部から真摯な態度でラグビーに取り組み、フェアープレーとランニング・ラグビーをモットーにして、最短7年で全国大会出場を果たしました。(本年度関東第3代表として、第14回全国クラブ大会へ出場します)

彼らの努力は勝利に向かって真面目に努力することの価値、大切さを教えています。単に現役メンバーだけではなくクラブ創設以来のメンバーや関係者の努力があればこそ、現在の躍進する高麗クラブがあるのだと思います。そこで、この偉業は真田洋太郎賞に値すると認定し、ラガーメンの皆さんとともにお祝いを致したいと思います。年末のお忙しい中ではありますが、万障お繰り合わせの上ご参集下さいますようご案内申し上げます。

真田洋太郎賞制定委員会

1.表彰式&記念パーティ
・日時
2006年12月7日(木)
・時間
18時30分~20時45分*18時00分より受付
・会場
秩父宮ラグビー場クラブハウス内/ジャパンクラブ
・会費
3,000円(同伴女性はプラス1,000円)、学生1,000円
2.記念試合
・対戦
ラグビー協会レフリー&役員チーム<対>早大GWOBクラブ(定期戦)
・参加資格
40歳以上であれば誰でも参加できます。
・日時
2006年12月9日(土)
・時間
13:50KO(遅くとも12:30分までには集合して下さい)
・会場
博報堂我孫子健保グランド (JR常磐線・我孫子駅から徒歩15分)
・参加費
1人=1,000円(保険代、飲料水等)
レフリー&役員チームのジャージは用意します。但し、白のパンツ、白のストッキングを各自ご用意ください。(真田さんの遺志を受け継ぐべく、服装を整えてゲームに臨みます)
3.真田洋太郎賞記念10人制大会
真田洋太郎賞記念試合(レフリー&役員<対>GWOB)に先立って、記念10人制大会を開催します。真田さんの遺徳を偲び、10人制大会での若々しいラガーマンたちのご活躍をぜひご観戦ください。大会は午前中から開始しております。10人制の決勝戦と、役員記念試合を抱き合わせで実施しますのでご期待ください。(トーナメント組み合せ=PDFは、こちらです
・期日
12月9日(土)9:30分スタート
・参加予定チーム
早大GW、慶大BYB、慶大JSKS、明大MRC、朝鮮大、くるみクラブ、高麗クラブ、博報堂、その他
*学生クラブは社会人+学生のオールで編成
・会場
ラグビー協会レフリー&役員チーム<対>早大GWOBクラブ(定期戦)
・対戦
博報堂我孫子健保グランド

<これまでの受賞者>

第1回=
谷口弘氏
クラブチームからA2級レフリーとなり、各種クラブ大会のレフリー、新人レフリーの育成、クラブレフリーの研修会などで活躍している。
第2回=
小川国夫氏
胃の全摘手術を受けるも、再びグランドに立って笛を吹きたいという執念でガンを克服。レフリーとしてみごとに生還した。
第3回=

真下昇氏

長らくトップレフリーとして活躍する一方、真田さんの盟友として第1回全国クラブ大会決勝戦の笛を吹く。専務理事としてもクラブチームの認知度アップに多大なる尽力をした。
第4回=

社会福祉法人岩手更生会緑生園

1966年の開設以来知的障害者の就労訓練のプログラムにラグビーを取り入れている。2度目のNZ遠征で初勝利を挙げた。
<真田洋太郎賞とは・・・>

クラブラグビーが新たな飛躍を求めて試行錯誤を繰り返していた30数年前から、協会理事として、またクラブ出身(早大GW)のレフリーとして、クラブラグビーの認知と地位向上に尽力された真田洋太郎さんがなくなられて6年の月日が流れた。1周忌を前にした2001年、関東協会・東京都協会クラブ委員会と早稲田大学GWOB会の共催で「真田さんを忍ぶ会」が開かれた。その際、多くの方々から志半ばで倒れた真田さんの<クラブラグビーへの思い>を生かす道はないものかとの提案がなされた。真田さん存命のときは、クラブ関係者は役員、レフリーをはじめ、真田さんという大きな輪の中でクラブラグビーの普及・発展に努力して来た。その結果がクラブの全国大会、日本選手権への途、また、多くのクラブ出身の優秀なトップレフリーの誕生につながったといっても過言ではない。真田さんの遺志を生かす途は、真田さん存命中の気持ちを忘れることなく、驕らず、謙虚な気持ちでクラブラグビーの地位向上と普及育成に努め、多くの人たちが安全で楽しいラグビー活動を行なえる環境を作ることにある。
このような<真田洋太郎氏の思い>を引き継ぎ、さらに実り大きなものとするため、「真田洋太郎賞」の制定、関連事業として「真田洋太郎杯10人制大会」がスタートした。真田さん逝去後、ご遺族か贈られた基金を元に運営されている。協会クラブ委員会と早稲田大学GWOB会、ベースボールマガジン社との共催。その年のクラブラグビー界で活躍したチーム、個人、団体、レフリーが選考対象となる。真田洋太郎賞制定委員会が選定に当たる。クラブチームを発信基地として、ラグビー界を顕彰するというという日本で唯一のユニークな賞である。
真田洋太郎さんは、早大高等学院から早稲田大学政経学部卒。学生時代は早大GWの俊足ウイングとして活躍した。その後、協会のクラブ委員長、レフリー委員長などを歴任。クラブからのレフリー育成に精魂を傾けたが、2000年3月、こころざし半ばで病に倒れた。