今年から菅平高原は上田市に生まれ変わりました。これを機に大会の中身を改革し、より安全なラグビーを主眼目として、選手のケガに対する応急処置や救命救急法を学ぶ講習会、安全な笛の吹き方をテーマとする公認レフリーへの途、フェアープレイとは何かを踏まえたキャプテン・コーチ研修会など、教室方式を基本とする学生ラガーメンのための交流大会へ改編します。また、人数不足でゲームが出来ないチームに対しては、合同チーム等により試合が出来る機会を提供します。従来のように試合だけを行う大会ではなく、参加チームのレベルアップ、ラグビーの基本スキル、クラブ作りに取り組む姿勢を、チームとして実践する機能的な大会へ衣替えします。(内容は変更される場合がありますことをご了解下さい)

■大会概要

主催
財団法人日本ラグビーフットボール協会
主管
関東ラグビーフットボール協会、長野県ラグビーフットボール協会
後援
上田市、菅平高原観光協会
目的
  1. 専門の指導者、コーチの指導を受ける機会の少ない大学チーム、及び人数不足で試合ができないチームにも合同チーム等を編成してゲーム出場のチャンスを提供し、レベルに応じたチーム同士のゲームを実施することでレベルアップを図るとともに、学生ラグビーのさらなる活性化を目指す。
  2. スタートコーチはじめ各チームのコーチング・スタッフに対して、ラグビー指導のノウハウを中心にラグビースピリッツの再確認を行い、ラグビーの醍醐味を出席者全員で味わう。(担当:早稲田大学ラグビー部コーチ/タマリバクラブ所属・松山吾朗氏)
  3. ラグビーのグランドで起こる怪我への応急処置、意識障害への対処の仕方など簡単な救急法を学ぶ講習会を実施し、安全に対する意識を高める。(担当:東京都協会安全対策委員/消防署職員、影山敦紀氏、矢上良信氏、他)
  4. クラブ帯同公認レフリー候補者に対して、基本的なレフリング技術とタッチジャッジの基礎、レフリーとしての心構えをグランドでコーチする。(担当:日本協会公認レフリー/桜岡将博氏、谷口弘氏、他)*講師は予定です。

期日
2006年9月1日(金)~3日(日)
会場
長野県上田市菅平高原サニアパーク(主会場)、国際リゾートセンター(会議室)
参加資格
  1. 参加チームは、当該都道府県協会に登録されていること。
    *学生クラブ、大学体育会チームを問わない。

  2. 参加選手は、財団法人日本ラグビーフットボール協会に個人登録していること。

参加申込
  1. 参加希望チームは、申込書を7月30日までに郵送すること。
  2. こちらからワードのファイルをダウンロードし、「(1)出場申込書」と、「(2)選手登録用紙」を、FDないしCD-Romに収めて、同封すること。
    *郵送先/107-0061東京都港区北青山2-8-35 秩父宮ラグビー場 関東ラグビーフットボール協会・クラブ委員会

  3. 申し込みは36チームを目処に募集する。

参加料
1チーム=30,000円
費用
  1. サニアパーク使用料、各種講習会費用は協会が支弁する。
  2. その他の費用(交通費、宿泊費等)は各チームの負担とする。

*問い合わせ先/日本ラグビーフットボール協会クラブ委員会、三宅裕泰(電話090-5820-5514)
*協会事務所では問い合わせに対応しておりません。

■スケジュール概略

9月1日(金) 9月2日(土) 9月3日(日)
 

9:30~11:30
「応急処置と救急講習会」
*消防署員による救急法講習
(全チームの安全責任者)
<交流試合2日目>
10:00(30分Hによるゲーム)
11:10
12:20
13:30
*選手はマウスガードを装着するよう努めること。
 

9:30~11:30
「レフリー講習会」
*日本協会公認レフリーによる講習会
(全チームの帯同レフリ-候補者)
 

16:00~18:00
キャプテン、競技委員、代表者会議
(全チームのキャプテンとチーム責任者)
<交流試合1日目>
12:00(30分Hによるゲーム)
13:10
14:20
15:30
*選手はマウスガードを装着するよう努めること。
午後
解散
 

17:00~19:00
「キャプテン、コーチ研修会」
*早稲田大学ラグビー部コーチ 松山吾朗氏
(全チームのキャップテン、スタートコーチ、その他の監督・コーチ)
 

・参加チームは、3日間の全てのプログラムに参加してください。
・ゲームのみの部分参加はできません。
・スケジュールは変更になる場合があります。
・応急処置と救急講習会には、各チームの安全対策に責任を負う方が出席してください。(男女を問わず)実習の都合上各チーム1~2名でお願いします。
・レフリー講習会には、各チームの公認レフリー候補者、OB候補者が出席してください。
・キャプテン・コーチ研修会には、各チームのキャプテン、バイスとスタートコーチ有資格者は必ず出席してください。その他OB監督・コーチ等もご参加ください。
*上記は概略です。詳しくは参加チーム宛て、追って連絡します。

■大会実施要項

1.名称 2006年学生クラブ東西交流ラグビーフェステイバル・イン・菅平
2.主催 財団法人日本ラグビーフットボール協会
3.主管 関東ラグビーフットボール協会、長野県ラグビーフットボール協会
4.後援 上田市、菅平高原観光協会
5.日程 2006年9月1日(金)~9月3日(日)
6.会場 菅平高原/サニアパーク他
7.参加資格 (1) 2006年4月1日付で、財団法人日本ラグビーフットボール協会管下・各都道府県ラグビーフットボール協会に「チーム登録」された学生クラブ、及び大会実行委員会が認めた大学ラグビー部とする。合同チームでの参加、及び1チームで複数出場することを認める。
(2) 昨年度の全ての公式大会で、棄権・不戦敗もしくは失格したチームの参加は認めない。
8.選手資格 (1) 本大会の選手資格は、財団法人日本ラグビーフットボール協会制定の「日本協会規約」及び、その他の施行細則に抵触しない者とする他、以下の特則に服する。
(2) 選手は、満18歳以上の者とし、高等学校(定時制を含む)在学中の者の参加は認めない。
(3) 2006年8月31日付で、日本協会へ「競技者個人登録」を完了した者に限る。
(4) 財団法人スポーツ安全協会の「スポーツ安全保険」に加入していること。
(5) 本大会に限り合同チームによる出場を認める。他のチームで選手登録された者を自チームで出場させることができる。その場合、登録用紙の個人登録番号欄に他チーム名を表記すること。
(6) その他、選手資格に疑義がある場合には、大会実行委員会に於いて裁定する。
9.競技規則 (1) 財団法人日本ラグビーフットボール協会制定の「競技規則」による。
(2) 試合時間は、30分ハーフとする。
(3) 競技方法は、原則として4チームずつのトーナメント方式(参加チーム数により変更の可能性有り)とし、表と裏を実施する。組み合わせは、過去の実績、地域性などを考慮して、大会実行委員会で指定する。
10.罰則 (1) 参加資格を偽った場合、選手資格のない者が出場した場合には、そのチームを失格とし、次回大会の出場を認めない。不戦敗ないし棄権したチーム、申込後の棄権も同様とする。
(2) その他、スポーツマンシップに反する行為のあった場合にも前項に準ずる。
(3) 参加チームは、その応援団、OB、観戦者等の行為についても責任を負うものとする。
(4) 本大会で生じた不規律に関しては、選手ないしチームに告知聴聞の機会を与えた上で、大会規律委員会に於いて処分を決定する。
11.試合方法 (1) 交流試合は、各チーム15人で行う。15人揃わないチームは「不戦敗」とする。
(2) 本大会に限り選手の交代・入れ替えは、負傷に起因する場合の他は、ハーフタイムに於いて行う。その場合、競技委員に告知し、必ずレフリーの許可を得て入退場を行う。
(3) 有資格のメディカル・サポーターを準備すること。メディカル・サポーターは、必ず「認定証」を持参し、腕章(ビブス)を着用する。
(4) クラブ帯同レフリー候補者を用意し、その者がタッチ・ジャッジを務める。(必ずタッチフラッグを使用すること。タオル等は不可。)
12.競技中の注意 (1) キックオフ前、試合終了後に整列や礼など行なわない。ラグビーはノーサイドとともに、サイドの隔てがなくなるスポーツである。
(2) ハーフタイム時の選手の休息は、5メートルラインの内側で行う。
(3) ハーフタイム時、グランドへ入ることができるのは、監督またはコーチ1名の他、水係とメデイカルサポーター(各チーム4名以内)のみとする。
(4) 試合中の給水は、水係(3名以内)によりトライ後に行なうか、必ず選手がタッチサイドに来て給水を行う。
(5) シンビンを受けた選手は、ハーフウエイライン付近の所定の場所で待機しなければならない。(監督・コーチ・他選手との接触不可)
(6) ゲーム中、チーム関係者は所定の場所に座って観戦する。タッチサイドを移動したり、指示の声を出したり応援などしないこと。ラグビーはキャプテンシーのスポーツである。
13.選手の服装 (1) ジャージ、パンツ、ソックスは、チーム全員統一されていること。不統一の選手は出場できない。
パンツのスリットライン、ソックスの折り返しに不統一が散見されるので、十分注意されたい。
(2) 服装規定(サポーター、スパッツ等)に違反している選手は、出場できない。レフリーのドレスチェック後に、不許可のものを身につけて試合に出場した選手は、発見後直ちに退場処分となる。
(3) 選手は、マウスガードを装用することが望ましい。
(4) ジャージ等に血液が付着した場合は、直ちに取り替えること。
(5) ヘッドギアー、ショルダーパットは、IRB認証マークがないものは一切使用できない。
(6) アンダーパンツ、サポーター類はパンツと同色の物を使用すること。但し、白色のアンダーンツ、サポーター類は、いずれのパンツにも使用することが出来る。
(7) アンダーシャツは、ジャージと同系色か黒または紺色のものに限る。色は単色とし、柄及びマークなど(メーカーロゴを含む)のないもの。また、着用に際しては、ジャージの袖から出ないこと。
(8) スパイクのスタッドに関しては、固定式のスタッド(一体形成型ゴム底のもの)であれば、鋭い形状の部分か鋭く隆起している部分がない限り、イボ状またはブレードタイプのスパイクの着用を認める。但し、取り外し式スタッドの場合には、ブレードタイプの着用は認めない。
(9) 服装に関する協会からの「通達」を厳守すること。服装規定に違反した選手は出場できない。
ジャージはエリ付きのもので、高さが35mm以上あること。
ジャージには前立があるのを原則とし、その長さは、80~150mmとする。
ジャージのソデは最低肩からヒジまでの長さを有するものであること。
胸にマークを付ける場合には、100平方センチメートルを限度とし、1ケ所のみとする。
マークのついたジャージを着用するチームは全員が統一されていること。
(10) 選手は以下の着こなしを遵守すること。
ソックスはきちんと上げる。試合中ずり落ちないようにテープ等できちんと止めること。
パンツの上に出たジャージは、常に注意してパンツの中に入れる。
ジャージのエリを内側へおり込まない。ラグビーはエリのあるスポーツである。
ジャージのソデを極端にたくし上げたり、テープで止めたりしない。
14.安全対策について (1) 大会参加にあたっては、チーム責任者は予め参加選手の健康管理には充分配慮すること。
(2) 試合中に明らかな頭部打撲を認め、「脳しんとう」の症状に該当する選手は、速みやかに退場させること。決して無理をしないこと。
(3) セカンド・インパクト(過去の頭部打撲が後日発症)による重症事故の事例が報告されている。各チームは「安全」が第一の優先順位であることを銘記すること。
(4) 試合中に脳しんとうで退場した選手の出たチーム責任者は、所定の用紙によって必ず報告を行うこと。
(5) 健康保険証(コピー)を必ず持参し、チーム代表者が必ず管理すること。
(6) チーム代表者は、チーム内参加者全員の緊急連絡先を予め把握しておくこと。
(7) スポーツ安全協会の「スポーツ安全保険」、及び、ラグビー協会の「競技者個人登録(=登録者傷害見舞金制度)」への加入に遺漏なきよう再度確認すること。
(8) グランド内外、往復途上を問わず、選手、OB、観戦者等を含めて全て禁煙とする。特に、ジャージ姿のままでの喫煙は根絶すること。