マッチリポート 「第22回 全国クラブラグビーフットボール大会」
北海道バーバリアンズラグビーフットボールクラブ 111-7 岡山ラグビーフットボールクラブ

【2回戦 2015年1月25日(日) /愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場】

1回戦で接戦を制した岡山ラグビーフットボールクラブ(以下岡山)。9度目の出場で大会初勝利を果たし、初の2回戦進出で士気が上がる。一方、前回覇者の北海道バーバリアンズラグビーフットボールクラブ(以下北海道)にとっては、今大会の初戦となった。
2月の熊谷では珍しい快晴無風の絶好のコンディションの中、岡山のキックオフで試合開始。

立ち上がりから北海道がFW、BKの連続攻撃で5分に左PR木村優太、7分に左CTB櫻場弥と連続トライ。いずれもFBザック・サザンのゴールキックが決まり14-0とリードした。
岡山も負けじと、効果的なキックとSH藤原弘智のラインブレイクで北海道ゴールラインに再三迫った。
北海道は堅いディフェンスで対抗し、岡山の連続攻撃をしのいだ前半23分、自陣ゴールライン間際のラックで北海道がターンオーバー。展開したボールをインゴールで受けた北海道左WTB七戸勇気はそのまま100mを走り切り、ポスト中央にトライ。ザックのゴールも決まり21-0。
直後の前半26分も北海道ゴールライン前まで攻める岡山からターンオーバーしたボールをつなぎ、再び七戸がトライ。
その後北海道が1トライを追加し迎えた前半37分、ゴール前のラックから岡山左SO小山律樹がラインブレイク。走り込んだ左FL高月勇へのパスが通りトライ、藤原のゴールも決まって33-7となった。
流れを渡したくない北海道は中央付近のスクラムからNo.8馬渕勝がサイドアタック。FWでボールをつなぎ、最後は左LO青山亮太がトライし、38-7で前半終了。

後半は北海道が開始早々から岡山ゴール前に攻め込み、FWの激しいブレイクダウンや後半出場のFB平川哲也のカウンターアタックでチャンスメイク。後半3分から11分までに七戸が4連続トライ。SO笹田幸介のゴールキックも全て決まり66-7。
足の止まった岡山に、さらにトライを重ねて後半だけで11トライを奪う猛攻。111-7の最終スコアとなった。

マン・オブ・ザ・マッチは、北海道からはキレのあるステップで多くのチャンスを切り開いた左CTB櫻場。岡山からはトライをマークした左FL高月が選ばれた。