■DAY4:2013年3月9日(土) 直前合宿最終日、いよいよ遠征に旅立つ日の朝です。本日も早朝ウェイトトレーニングからスタート、今回は器具を使わず自体重やペアでお互いに負荷をかけながらのトレーニングを行いました。朝食の後合宿最後の練習へ、最後の練習は昨日の選手ミーティングで共有した課題の修正をメインにユニット⇒チーム全体の流れで、それぞれの課題修正練習を行いました。練習の最後はS&Cメニュー、選手達の間では通称“SC”と呼ばれている肉体的にきついメニューですが、遠征前最後の締めとして意欲的に取り組んでいました。最後のランが終わったときには自然と選手・スタッフ全員で拍手をし、良い雰囲気の中練習を終了しました。 午後は、プールリカバリーでコンディションを整え、遠征準備へ。17:30に流通経済大学を出発し一路成田へ。チェックイン、セキュリティーチェック、出国審査を無事に終え、21:55発の便でイタリア・フランス遠征に旅立ちました。 2月初旬のセレクション合宿、中旬の強化合宿、そして今回の直前合宿と着実にチームとしての力を蓄えてきた今年のチーム、その陰には多くの方々のご支援ご協力がありました。チームを支えて頂いた方々への感謝の気持ちを、4戦全勝という結果で伝えたい。強い決意をもって、遠征に臨みます。 ワニの様に歩く 2人組で抵抗を加えながら 首と体幹を固める意識で 背中のトレーニング 相手の重さを利用してトレーニング ハンドリングの修正練習 ブレイクダウンドリル チームラン 遠征に向けてプールリカバリーでコンディショニング 出発前に集合写真、いってきまーす! ■DAY3:2013年3月8日(金) 本日も早朝練習ウェイトトレーニングからスタート、上半身の強化をターゲットにトレーニングを行いました。朝食の後、午前の練習は昨日と同様に流通経済大学との合同練習。ユニットを中心に、FWはスクラムとラインアウトの合同練習。BKはセットからのディフェンスを入念にチェックしました。FW・BKともに昨日と同様のメニューでしたが、呼吸のあったプレーが随所にみられるようになり、日々の成長を実感できる内容でした。 午後は、20分3本の強化試合を行いました。結果はトータルで29対17で見事勝利しました。結果もさることながら、その試合内容が充実したものでした。アタックでは昨日のブレイクダウンの修正練習が実り、相手のプレッシャーに怯む事なくボールを継続し、トライを取り切ることが出来るようになりました。ディフェンスでは、前に出る“シャローディフェンス”から鋭いタックルを連発、ターンオーバーからトライを取る事が出来ました。最大の収穫は、勝利することでチームに一体感と自信が身に付いたこと。“4戦全勝”を目指す遠征に向けて多くの収穫を得たゲームとなりました。 試合後は18時から壮行会が行われました、今回の合宿で胸を貸していただいた、流通経済大学ラグビー部の部員達に見守られる中、日本協会・矢部専務理事をはじめ中山龍ヶ崎市長様、小池田・流通経済大学学長様、柴田・高体連部長から激励の言葉をいただきました。その後は横田監督からスタッフ・選手の紹介が行われ、湯本キャプテンが選手を代表してお礼の言葉述べ、選手からはこの合宿で練習を重ねてきた「楕円桜」を披露しました。最後は坂田団長からもお礼の言葉と選手への決意表明が述べられ、壮行会は終了しました。 合宿も残すところ1日となりました。本日は壮行会にて、多くの方々に激励の言葉を頂き本当にありがとうございます。改めて“桜の重み”そして“桜の誇り”を実感する事ができました。また、今合宿でグランドのみならず、様々な場面でご協力・ご支援いただいた流通経済大学ラグビー部の皆様に感謝をいたします。 明日はいよいよ遠征に向けて出発です。お世話になった皆様方のためにもチーム一丸となり、全力で戦いたいと思います。 強化試合1 強化試合・キャプテンを中心に 強化試合・ハイパント エールの交換 ミーティング・選手によるゲームレビュー ミーティング風景 矢部・日本協会専務理事挨拶 中山・龍ヶ崎市長挨拶 小池田・流通経済大学学長挨拶 柴田・高体連部長挨拶 お礼の歌・楕円桜を熱唱 坂田・団長挨拶 壮行会風景 第38期高校日本代表 ■DAY2:2013年3月7日(木) 2日目の朝は清々しい天気が我々を迎えてくれました、気温も高く春の訪れを感じさせる朝です。早朝練習は6時よりウェイトトレーニング、強化合宿からの新しい取り組みで直前合宿でも継続して取組んで行きます。この早朝ウェイトは日本代表をはじめ、ジュニア・ジャパンやTIDシニアキャンプ(U20日本代表)など、全カテゴリー代表の定番メニューとして取組まれています。高校代表でも将来のジャパンの土台となる大切なトレーニング、選手達も意識高く取組んでいます。 今日は午前・午後ともに流通経済大学との合同練習を行いました。遠征前の貴重なゲーム形式のセッションであると同時に、外国人選手との対戦を想定したチームの戦術・戦略を確認できるまたとない機会でした。午前はユニットを中心に、FWはスクラムとラインアウトの合同練習。ラインアウトは昨日の練習と選手ミーティングによるバリエーションの工夫などの効果が現れ、ボール獲得率も向上しました。BKはセットからのアタックを大学生の胸を借りながら、入念にチェックしました。初日に行った相手に接近し、仕掛けるラインアタックをフルメンバーで確認しました。パスミスや連携ミスなどもありましたが、その都度コミュニケーションを取り、パスコースやランニングの角度など細かな修正を行う事ができました。 午後は、15対15のアタック・ディフェンスをメインに合同練習を行いました。自陣での攻防、敵陣での攻防とエリアを変えながら、約50分行いました。最初は大学生のスピードと当たりの強さに戸惑いながらプレーしていた選手達でしたが、当たりに慣れてくると随所に目指すプレーがみられるようになりました。合同ADの後は修正練習、アタックブレイクダウンでのクリーンアウトの修正を行いました。 練習後のクーリングダウンは、プールリカバリーを行いました。すばらしい施設の中、大石トレーナーの指導のもと、水中でのストレッチの後、ウォーキングなどのメニューを行い、疲れを癒しました。 明日は、午後に流通経済大学との練習試合を予定しています。遠征前の最後の実戦として良いゲームを期待したいと思います。 夕食時にうれしいハプニング、誕生日を迎えた横田監督に対してサプライズバースデーを企画しました。 早朝練習・ウェイト 早朝練習・ウェイト2 ウォーミングアップ FW合同練習 FW選手トーク BK合同練習(赤が高校代表) BK選手トーク リスクマネージメント講習会 美土路講師 選手全員でお礼 チームAD 合同練習AD 合同練習AD2 修正練習 プールリカバリー 横田監督・バースデーサプライズ 笑顔の横田監督 ビデオレビュー チームソング“楕円桜の熱唱” ■DAY1:2013年3月6日(水) 本日より3泊4日の遠征直前合宿が流通経済大学で始まりました。 遠征用のスーツを身にまとった代表選手が集合、普段着慣れていないスーツのせいか少々ぎこちない選手もいましたが、皆一様に遠征を控え凛々しい表情をしていました。開講式では勝田日本協会理事、野上副団長、松井ユース統括、中竹コーチングディレクターから日本を代表して遠征に臨む心構えと使命が選手に伝えられました。横田監督からは昨年のイタリア・フランス遠征の話を交えながら、今年の目標である“4戦全勝”を達成するためには選手自身の決意が重要である事が語られました。開講式に引き続いて練習前ミーティングを行いました。強化合宿時の天理大学と行ったゲームの映像を駆使しながら、チームの強みと課題を選手・スタッフで共有しグラウンドでの練習に向かいます。 W-upでは、ジュニア・ジャパン甲谷S&Cコーチ主導で、セルフアップの内容確認、体幹ストレングス、ランニングメニューを行いました。強化合宿で行った内容でもあったのでテンポ良く練習が進んでいきます。W-upを終えユニットへ、FWは今合宿の最優先課題であるラインアウトを中心に取組みました。マイボール獲得100%を目指し、スローワー・ジャンパー・リフター各パートのテクニック練習から入り、ラインアウトマッチへ。オプションを確認しながら入念に練習を行いました。BKはアタックを中心に行いました。DFに対する仕掛けをメインテーマに、相手に接近する仕掛け、全員で攻撃する意識を人数とスペースを変えながら練習をテンポ良く消化して行きます。セレクション合宿から継続してきた“ボールを下げずに仕掛ける意識”が選手に浸透して来た事もあり、選手たちの意識は高く積極的にコミュニケーションを図り質の高い練習ができました。 ユニットの後はDF練習、1on1ヒット・1on3ダブルタックルとDFセットアップを行いました。最後の練習はアタックディフェンス、アタックシェイプからのオプションの確認とブレイクダウンの確認を行い、練習を終了しました。 今日の練習も、スキル練習の合間にS&Cのトレーニングが入ったハードなメニューでした。AT・DFともに今年のチームが目指すラグビーを実現するためには、土台となるフィットネスと常にプレーに参加できるワークレートが必要となります。そのため、すべての練習で常に動きながら判断してプレーする事が選手には求められています。本日の練習では“意識”は出来ていましたが“行動”になっている選手は…。チームのキーワードは“リロード”。明日もリロードを合い言葉にレベルアップを目指します。 明日は流通経済大学との合同練習です。 勝田・日本協会理事の挨拶 野上・副団長挨拶 松井・ユース統括から 練習前MTG・天理大学ゲームのレビュー W-up・体幹トレーニング W-up・背中の可動域を意識して FWユニット・リフターの練習 BKユニット・接近を意識して FWユニット・モールの確認 DF・ダブルタックル AD・前への仕掛けを意識して AD・ハンマー!